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2024年秋 ペルシャ湾岸

10/20 1115-1515 SVO-IKAマーハーン航空 テヘラン
なぜか今年は2回の訪問になったイラン。秋にイランに来るのは初めてで20度前後の心地よさでほっとします。アーシュレシュテというハーブたっぷりのスープでほっとし、この季節名物ざくろジュースでビタミン補給。

ざくろを何個も入れるしぼりたてジュースは1杯100円ほど。灼熱のペルシャ湾岸でのビタミンC補給と美容のため毎日お世話になりました。

10/21 ゲシェム島
ペルシャ湾岸のゲシェム島へ2時間のフライト。35度以上のむわっとした湿気のある暑さで辺りがうまく見えません。海水浴、市内散策。一日中気温に慣れながらも1か月前にモスクワに訪問した友人家族と時間を過ごします。

友人宅に招かれて。ゲシェム島、関税がかからないフリーゾーンだからトヨタのランクル持ち富裕層が多いのか?皆さん本当に豪華なおうちです。白身魚と魚のレバーを炒めた郷土料理。
9月にモスクワであったおかげで今回ゲシェム島に行くことにしました。そういったフィーリングで決めるのも大事ですよね!

10/22 フェリーでホルモズ島 
フェリーで1時間でホルモズ島に移動。ホルモズ海峡には石油タンカーが沢山往来。ゲシェム島が月ならばホルモズ島は火星と称され、真っ赤な海岸、奇岩などの風変わりな自然を堪能し、地元の漁師と交流しながら、夜はきゅうりのジュース(シャルバット)を堪能します。

レインボーマウンテンなど色とりどりの色の奇岩が続くホルモズ島。
きゅうりのジュース、シャルバットヒヤールはホルモズ島ならでは。銅食器に入れていただきます。サフランやカルダモンも入り、イランでしか堪能できない独特の味です。

10/23 ホルモズ島、ゲシェム島東 
ゲシェム島西部タブルへ移動ホルモズ島を離れ、ゲシェム島東を探検。スターズバレー(星の谷)、洞窟、干潮時に浜辺から歩いて行けるナズ島へ。夜はゲシェム島のクレープであるトクメ食べて、西部の拠点タブルへ移動。

スターズバレーはゲシェム島一番の観光名所。カッパドキアやキャンドバーンみたいな雰囲気。
干潮時は歩いて渡れるナズ島。あと1時間遅かったら干潮になるので歩いていけましたが。

10/24 タブルを拠点にヘンガム島、マングローブの森
ゲシェム島の南部にあるヘンガム島はイラン一の透明度と美しさのある海とイルカで有名。残念ながらイルカを見つけることはできなかったものの、島からの海の美しさ、女性の美しさと強さを象徴するヘンガム島に魅了されます。午後はタブル近郊にあるマングローブの森のボートツアー。大阪のおばちゃんのようなおしゃべりで元気いっぱいのイラン人とワイワイボートで楽しみます。イスラム教の週末なので地元の女子会に参加。

サンゴ礁が隆起し、イルカが見えることで知られるヘンガム島の海の美しさは今のとこ私の中でマイベスト。
元気すぎるおばちゃんに囲まれてマングローブ見ている暇がなかったのが正直なところ。

10/25 タブルを拠点にゲシェム島西部を周遊
一日中ゲシェム西部をぐるっとめぐります。世界最大級の塩の洞窟などの観光名所がある割には道路状況はよくないもののこの手つかずの自然を前に瞬きをしたくないほどの絶景が続きますが、道路状況の悪さで全身が砂ぼこりになってしまいます。夕暮れはラフトで絶品のお魚料理を堪能し、東部ゲシェム市へ戻ります。

世界最大規模の塩の洞窟。懐中電灯が必要です。
鮫、エビ、白身魚をたっぷり乗せた美味しいお魚プレート。白米と頂くのが日本人としてこの上なくうれしい。

10/26 バンダルアッバース、9時間近くのバス移動でバンダレモガムに移動
1か月前に出会ったゲシェム島の知人と別れ、1時間のフェリーで同じく1か月前モスクワのサーカスで出会った整形外科医の女性と再会。魚市場、ヒンズー教寺院、彼女の美容整形クリニックや友人の薬局でお茶し、銀座にあっても遜色ないようなシーフードレストランで激辛魚料理食べて、9時間のバス移動を経てバンダレモガムへ。トイレがなく移動がきつく、交通の便が悪く、情報も少ないので何とか自分の感を信じて移動できました。

バンダリーの伝統的な女性は日よけのためこんなお面をつけます。バンダレアッバース、ゲシェム、ホルモズ島ではよく見かけます。昔から一度つけてみたかったんですよね!
美容整形外科の知り合い、薬局経営の女性たちと激辛シーフードランチ。

10/27 バンダレモガム、マル島、バンダレカンガーンへ移動
天候があまりよくないので早朝にモーターボートをチャーターしてサンゴ礁でできたマル島へ。サンゴだけの無人島で迎える日の出は素晴らしい!その後本土に戻りモガムの街を散策し、おいしい魚料理堪能。夕方からはこちらも奇岩の続く海岸で夕日を迎え、ボスタヌ村からカンガーンに行きます。天然ガスの炎が特徴的なアサルィエの夜景を途中楽しみます。

サンゴ礁に囲まれた無人のマル島で迎える朝日。習いたてのペルシャ語で自分の名前を書いてみます。
バンダレモガムはひなびた漁港、住民の多くは漁業従事者で多くの魚介類がドバイへ。

10/28 カンガーン
カンガーンは特に見どころがないが、のんびりするには最適な街なのでこの前半の旅の疲れをとりつつ、バザールで食材を買い、お料理上手な友人と一緒にお料理作ったりのんびりしていました。夕方は壮大な波と浜に打つ揚げられた小さなクラゲの幻想的な景色を見た後に、夜のバザールを散策。

イランではよく見かけるきゅうりとヨーグルトの和え物ですが、薔薇のつぼみを飾るなんて。料理大好きな友人の作る料理が美しすぎて食べるのを躊躇したほど。
アサルィエ近郊の夕日と宝石のような浜に打ち上げられたクラゲたち。

10/29 カンガーン、ブーシェフルへ移動
夜のブーシェフルこの日も海岸沿いを散策したり、砂遊びをしたりカンガーンでのんびり過ごします。車で2時間のブーシェフル、かなり深夜でしたが、ペンジェレ(窓)が美しい行きたかったおしゃれなチャイハネに行けてラッキー。

カンガーンは特に見どころないけど、穏やかでほっとできる街。
ブーシェフルの行きたかったチャイハネでサフランティーを頂きます。

10/30 ブーシェフル、8時間バスでシュシュタール
本当は1日過ごしたかったブーシェフルですがバスの時間のためにわずか半日。それでも行きたかったチャイハネめぐり、魚市場、趣ある建築物、お土産選びにじっくり時間を過ごせました。

カフェ・ド・ナジというペンジェレが美しいお店。全く観光客相手ではなく地元の漁師さんでにぎわっている感じがオーバーツーリズムで旅の意味が失われた今だからこそ貴重。
ブーシェフルで私のペルシャ湾岸の旅は終了。残りの日程は内陸部に進みます。

10/31 シュシュタール 
知り合いの日本人が1年半前に行っていたシュシュタールにぜひとも行きたくて今回の予定に入れ込んだシュシュタール。この給水施設が3000年以上も前に使われていたなんてと思うと、今も昔も誇り高いペルシャの誇りを感じます。イランで一番大きなカールーン川の上流までボートで巡り、夜はバザールを楽しく散策。

1年半前から行きたかったシュシュタール。何千年前から今も使われている世界遺産の給水施設は健在です。
透き通るように美しく、そして冷たかったカールーン川上流。

11/1 チョンガーザンビル、ハフトタッペ、スーサ、アフワーズ、飛行機でテヘラン
遺跡めぐり興味ない私なので世界遺産のチョンガーザンビルもハフトタッペは心に響きませんでしたが、やはりこういった場所でいろんなイラン人とたわいもない会話をしたり、ピクニックにお邪魔したりするのはイランらしいですよね。3時間ほどですが世界でも最も暑いアフワーズの橋めぐりとシャウルマや激甘アラブスイーツなどB級グルメ巡りも楽しめました。

チョンガーザンビル。。。でも私あまり遺跡興味ないんだよね。なので地元民と積極的に交流します。
世界で一番暑い都市といわれるアフワーズはこの季節は穏やか。夜は皆さんカールーン川沿いでピクニック。

11/2 テヘラン
半年前にケルマーンで出会ったニキと一緒に現代美術館、テヘラン大学界隈、ハイソ界隈タジュリシュのブティックめぐり。おしゃれなアイテムたっぷりで残ったイランリアルとにらめっこしながらお買い物を楽しみました。

たじゅりっしゅ近くのハイソなイランテイストのお店。このバック、最後の最後まで欲しかったですがあいにくイランリアルがなく断念!
テヘラン大学近くのおすすめレストランで。元外交官、パキスタン人記者たちと楽しくご飯。結局イスラエルからの攻撃などなかった2週間でした。

11/3 610-1015 IKA-SVO
この超早朝便は毎回疲れてしまいますが、2024年から日本人はイランへのビザは不要&無料なことを考えればこれで良し。次行くのは2025年の春、それまでにペルシャ語もちょっとは上達するでしょう。

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