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2023年春 クルディスタン・ホラマバード

2019年に二度目のモスクワに赴任してきてすぐに行きたかったのはイランですが、2020年からのコロナ、2022年のウクライナ情勢がありやっとイランを訪問できたのは2023年春でした。まだイラン入国にはPCR検査が必要でしたね。

11年ぶりに知人と会うときは時を経てどれぐらい変わったのかドキドキしますよね。イランのちょっと酸っぱいアーシュというスープは胃袋にも優しいです。

4/21Mahan W5099 11.00-15.45 SVO-IKA Tehran
9年ぶりのイランはモスクワからのマハーン航空。到着後は11年ぶりに会うスイス・ジュネーブ時代の同僚サベールと合流し、テヘランの街を散策。

ターレガンの風景は2017年から勤務していたタジキスタンに似ていますね

4/22 Taleqan
ターレガンはテヘランから2-3時間ほどの風光明媚な地域でイラン人ピクニック・キャンプ客沢山。なんとなくタジキスタンの景色を思い出します。その後は一人でガズヴィーンに移動。

サファヴィー朝時代のチェヘル・ソトゥーン宮殿内の博物館

4/23 Qazvin
ガズヴィーンはテヘランから2時間ですがこじんまりとした街でペルシャ習字が多数おさめられている博物館、小さめのバザール、ハマム博物館をぶらっとしてテヘラン経由でクルディスタンのサナンダージへ大移動。到着は深夜2時でさすがにきつかったですね。

クルド人は音楽大好き、伝統楽器を持ったミュージシャンや歌い手が多いです

4/24 Sanandaj
サナンダージはおもてなし大好きなクルド人の州都。ストリートグルメ、バザールめぐりも楽しいです。

名高いホウラマン・タフテ
名もなき地元の食堂にて

4/25 Hwraman Takhte
この日はイラク国境の町マリヴァーンに向かう中でクルディスタンで最も景観の美しさで名高いホウラマン・タフテへ。短い間でしたが神秘的な霧に包まれた村が印象的でした。その後マリヴァーンへ無事到着。湖の名物マスを頂きます。

静かで綺麗なマリヴァーン湖にのどかな田園風景に、コウノトリ。このイラク国境の町の観光のポテンシャルは高いです。

4/26 Marivan
マリヴァーンのイラク国境沿いの村々を訪問。このあたりコウノトリが有名で村おこしをがんばっているのですが資金難で難しいとのこと。クルディスタンで一番好きな地域でした。

パランガーンはトルコのカッパドキアとイラン北部のマースーレー村に似ています

4/27 Palangan
同じくクルディスタンの名勝パランガーンへ。トルコのカッパドキアとも似ている雰囲気ですが、ちょっと観光客が多すぎて神秘感はないかも。そのままホラマバードに行く予定でしたが、昔行ったケルマンシャーに寄りたくなったので予定を急きょ変更。

イランの国技ズールハーネはいつみてもイランのたくましさを実感します

4/28 Kermanshah
初めてイランを訪問した時は暑さしか感じなかったケルマンシャーですが、こんなに素敵な街だったのかな?大好きなイランの国技ズールハーネ―を鑑賞し、名物ダンダンケバブをつい1か月前に金沢を訪問したイラン人ビジネスマンと頂きます。

なぜこんなに英語がネイティブなの!?

4/29 KHORRAMABAD
今回クルディスタンと同じく楽しみにしていた滝の故郷ロレスターン州へ。街の真ん中のお城、イラン国外からは一度も出たことないのにVPNをつなげてイランで規制をかかっているYouTubeで英語勉強して完璧英語ネイティブのバザール野菜売りさんのお宅で彼のビジョンを伺います。

今回のイラン訪問で一番好きな写真。美味しいケバブとチョコレートありがとう!

4/30 DORUD
同じくロレスタン州のドルードへ。滝の故郷ロレスタンには行きたい滝はたくさんあったのですが代表格のビシュヘ滝へ。マイナスイオンを思いっきり浴びながら、のどかにピクニックやキャンプを楽しむイラン人たちとほっこり交流。次回ここに来るときはキャンプしたいですね。その後6時間バスに乗りエスファハーンへ、真夜中になるまで美しい夜景を撮りまくります。

エスファハーンは世界の半分、2023年でも納得します!

5/1 ESFAHAN
わずか半日の滞在のエスファハーンですが今回で3度目なので効率よく回りました。昔はエマーム広場には日本人旅行者もたくさんいたのに、これだけ円安が進み航空券が激高になった今は皆無。中国人、ロシア人、メキシコ人が多いですね。次泊まるときは名門アッバーシィーに泊まりたいですね!その後バスで7時間でシーラーズへ。

国籍関係なくインスタ映えする場所に女子が殺到しますが、やっぱりイラン女子が趣が美しかったです!

5/2 SHIRAZ 
シーラーズ、好きな街なんですよね。ここも昔訪問した場所の思いで巡りですが、ピンクモスクは中国人とロシア人観光客しかいなくペルシャを感じたいのにちょっとがっかり。まぁイランは最強にどこもインスタ映えする国ですからね。

ここまでピンク色の湖だったとは。ここで獲れる塩は残念ながら工業用です。

5/3 SHIRAZ
この日も薔薇で美しいエラーム庭園や郊外のピンクの湖を巡ります。その後夜行バス9時間でケルマーンへ。私が初めてイランで訪問した街です。

地球から生命が全滅したらきっとこのルート砂漠のようになるんだろうな。生物のない静寂さは恐ろしさを感じるとともに情報にありふれた世界を再考できます。

5/4 KERMAN
ここから数日は12年ぶりの訪問のケルマーンへ。2011年はただただ異質で怖くてバザールを歩くのも躊躇していましたが今はなんのその。マハーンやジュパールなどの郊外、ルート砂漠でも1番キャンプしました。


日本やスイスでまじめに学んできたことが実はイランに来るとそうではないことに気付くことがあります。社会の多様性が必要ならこっち側の意見も真摯に耳を傾けるべき、見るべきです。

5/5 KERMAN

ケルマーンはその地理的な立地からアフガン難民が非常に多いです。彼らは合法であれ違法であれイラン経済を支える力になっています。3万匹いる養鶏施設にて。

5/6 KERMAN



やはりイランで一番好きなケルマーン郊外のシャーザーデ庭園。これ以上に美しい庭園は世界にないのでは。

5/7 KERMAN Mahan 19.00-21.00 Kerman-Tehran

大気汚染がすさまじいテヘランですが北の方へ行けば緑が豊かです

5/8 TEHRAN
翌日が超早朝便のため最後の1日はテヘラン滞在。勤務先関係の訪問の後は北部のチャイハーネで川のせせらぎを楽しみながらゆっくりお茶を頂きます。


イラン旅行の難点はテヘラン離発着が深夜から超早朝便が多いこと。

5/9 Mahan W5084 0515-0900 IKA-VKO

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