見出し画像

【1分脳科学】脳を保護している「膜」について

※これは、個人的に脳科学について調べて学んだのまとめノートです。
専門家でも何でもないので、引用のまとめ的なものです。

脳は、私たちの思考や感情、行動や記憶などを司る大切な器官です。しかし、脳は非常に柔らかくてデリケートなので、外部からの衝撃や感染などに弱いです。そこで、脳は頭蓋骨という硬い骨と、髄膜という3層の膜によって守られています。髄膜は、外側から順に硬膜、くも膜、軟膜と呼ばれる3つの層からなります。

髄膜の構造
原図はWikipediaより。

硬膜

最も外側の層で、頭蓋骨に密着しています。硬膜は厚くて丈夫な結合組織でできており、脳を物理的に保護する役割を果たします。また、硬膜は一部で二重になっており、その間に静脈が走っています。これらの静脈は硬膜静脈洞と呼ばれ、脳からの血液を頭部や首の静脈へと流す役割を果たします。

くも膜

中間の層で、硬膜と軟膜の間にあります。くも膜は網目状の結合組織でできており、その名前はクモの巣に似ていることからきています。くも膜はクモ膜下槽という空間を形成しており、そこには透明な液体である脳脊髄液が満たされています。この液体は衝撃を吸収したり、栄養や酸素を運んだり、老廃物を排出したりする役割を果たします。

軟膜

最も内側の層で、直接大脳皮質や小脳皮質に密着しています。 軟膜は細くて柔らかい結合組織でできており、血管や神経が多く含まれています。 軟膜はグリア境界膜という構造を持ち、血液と神経細胞との間に血液- 脳関門 を形成しています。 この関門は神経細胞を有害な物質から守る役割を果たします。

以上が、私たちの頭部にある3層の髄膜についての説明です。 髄膜はそれぞれ異なる特徴と機能を持ちながらも協調して働き、私たちの貴重な資産である 脳 を保護してくれています。


参考リンク


いいなと思ったら応援しよう!

シロトナカイ
記事を読んで日常生活に役に立ったと感じたら任意のサポートをしていただけると嬉しいです。書籍の購入費用や動画の製作費に活用してよりよいコンテンツにしていきたいと考えます。