【記憶術】数字の記憶トレーニング:トークン編
トークンとは
アカウントのセキュリティにて2段階認証方式を選択した場合に、ログインする際にパスワードとは別に使用されるワンタイムパスワードを表示するデバイスのことです。
最近では携帯で認証アプリケーションとして使用されています。
良く使用する認証アプリとしては、メール、クラウドのアカウントで
・Google Authenticator アプリ
・Microsoft Authenticator アプリ
等々があります。
その他に銀行のワンタイムパスワードアプリもあります。
トークンでは30秒ごとにランダムな数字が表示されます。
Google Authenticator アプリの場合は、数字6桁、
Microsoft Authenticator アプリの場合は、数字8桁
が表示されます。
このため、本来の使用目的ではないですが、表示される数字を順番に覚えていくだけで、記憶力のトレーニングには大変役に立ちます。
記憶トレーニングとしての変換練習
最初は、数字を2桁ごとにイメージに変換する練習をしてみてください。
ちょっとした隙間の時間に30秒ごとできるので気軽にやっています。
慣れてくると変換だけで30秒は長過ぎると感じるようになると思います。
数字2桁をイメージに変換して覚える方法については、こちらの記事を参照してください。
Google アプリの場合は3桁+3桁の表示となっていますが、
2桁ごとに変換をします。
下の例だと、50:胡麻、87:花火、92:くつ
のようにイメージします。
ストーリー法をつかって、即興で
「ゴマをパラパラと巻いたら、花火のように火がついて、靴に穴が開いた💦」のような架空のお話を想像することができれば、6桁まとめて記憶することができます。
記憶競技のトレーニングとしてのトークン記憶
まず始めのステップは、Google Authenticator アプリを使い、
表示される6桁の数字を30秒ごとに記憶するのを2回、
1分間で12桁の数字を記憶します。その後、時間を空けてに思い出せるか確認してみてください。これができるようになれば十分早くなっています。
目標レベル
慣れてきたら、90秒で18桁を覚えてみましょう。
この辺りから、場所法を使わないと記憶できないと思います。
場所法を使って、2分30秒で30桁を記憶できるようになれば、
十分すごいと思います。
場所法については、記憶術の本の著者である平田先生の動画を参照してください。
数字を連続で記憶する際に大切なことは、言葉にだして「サン・ニ・ゴ・ヨン・・・」と言語で覚えていると必ず忘れますので、数字をイメージに変換したら、イメージで覚えて、元の数字は忘れることです。
また、記憶時間中に、頭の中のイメージをチェックして、数字を思いだすと、ペースを乱して時間のロスとなりますので、控えたほうが良いでしょう!
スポークンナンバー
メモリースポーツでは、「スポークンナンバー」という競技種目があり、
0〜9 の数字が 1 秒に 1 個ずつ英語で読み上げられます。
できるだけ多くの数字を記憶します。筆記用具の使用は禁止されています。
耳で聞いた情報のみを記憶し続けなければならないので、
時間の経過とともに、最初の記憶があいまいになり忘れやすくなります。この種目の世界記録は、Lance TSCHIRHART選手(アメリカ)の456個だそうです。トークンの記憶練習も30秒ごとに消えてしまうので、スポークンナンバーに通じるところがあると感じています。
終わりに
自分の場合は、数字の記憶が伸びたのは、いつでもどこでもできるこのトークンの練習のおかげです。やり方は簡単ですが、奥が深いのでいろいろと試してみてください