【ショートショート】308111サンマとパイとポッキー
※これは数字の記憶力トレーニングで出題された6桁の数字から、
インスピレーションを得てできた空想のお話です。
30・・・さんま
81・・・パイ
11・・・ポッキー
さんまのアキラ君は食欲旺盛で大好きなパイをいつも食べていました。
「今日はどのパイにしよっかな?
アップルパイにスイートポテトパイ・・・」
そんなあるとき、ぶりのマサル君がやってきて言いました。
「パイばかり食べているから丸くなるじゃね?コレ食ってみ?」
といって、ポッキーを渡しました。
食いしん坊のアキラ君は「何これ?めちゃウマっ!」といって
自分の身長より長いポッキーを丸のみしてしまいました。
ー まさにさんまの串刺し状態です。
それを見たいたずら好きのマサル君は吹き出しそうな笑いをこらえながら、
じっとさんまを見ていました。
すると、さんまは「ゲホゲホー」むせかえって
「苦しいー!!助けてー!」と叫びました。
ー でも丸のみしたポッキーは消化されず、お尻から突き出していました(笑)
ぶりのマサル君は大笑いしながら、お尻からポッキーを引き抜きました。
「えい! やー! とう!」
ー スポッ! という音とともにポッキーがお尻から出てきました。
すると、なんと!
丸かったさんまの背中が、まっすぐに伸びたのです!!
そんなこんなで魚のサンマは長く細くなったそうです。
いや、なんでやねん!そんなことあるかー!
おしまい。
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