エクセルとマイツールって何が違うの?
「エクセルとマイツールって何が違うの?」
よくいただく質問です。
今回は、この違いについて自分が感じたことを書きたいと思います。(^^)
エクセルを使って作表していた頃は、自分の中にすでに「答え」があって、それに寄せていくのがエクセルでの作業でした。
白紙のシートからスタート。
パソコンの前でうんうん唸りながら、ひとつの「形」を作り上げていきます。エクセルは最初に自分の頭の中に「完成形」がないと作業が進みません。そして当然ながら結果は、そのイメージに近いものになります。
予想通りの結果で、自分の想像の範囲を超えません。昔はそんな作業にかなりの時間を費やしていました。
そんなわたしが、マイツールを使って感じたことは、頭の使いかたがぜんぜん違うということでした。
ひとりじゃない
そもそもマイツールには「表計算」をさせる、という考えかたがあまりないようです。セルでなく、行・列で考えます。つまりタテとヨコです。2つしかないので、とてもシンプルです。
マイツールから「仕事は?」と質問されるので、コマンド(指示・命令)を入力します。そして、マイツールからの質問にひとつずつ答えながら、操作を進めていきます。
「タテ軸には何を選ぶの?」
「ヨコ軸はどうするの?」
「グラフはどんなふうに作る?」
次から次に質問をしてくれるし、それに答えていけば、とりあえず何かしらの形になります。
さらに会話を深めていくと…
マイツール:「もしかしたら、こんなことがしたいんじゃない?」
マイツール:「こんなこともしたくなるんじゃない?」
私:「そうそう、それがやりたかったの!」
こんな感じになってきます。(^^)
賢い人が自分を導いてくれる、とでも言いますか。使えば使うほど、データとの会話が楽しくなってきます。思考がシンプルになり、凝り固まった思考から解放されるような感覚を覚えます。
思考の流れがスムーズ
この「質問してくれる」、というのがじつはものすごく重要でして。
脳は何かしら質問をされると、その答えを見つけ出そうとする機能が備わっているそうです。
質問される→考える(ここ大事)→答える→ヒントをもらう→質問される→考える。このループです。
質問に答えられなくても、ドン(エンターキーを押す)を続ければ、何かしらの答えをくれるマイツール。マイツールとの会話を通して、自分の想像を超える答えやひらめきに出会うこともあります。
そうなると、マイツールを触るのがだんだん楽しくなってきます。マイツールを通して自分の成長を感じられるようになってきます。マイツールは何も変わらないのに、自分の思考がどんどん変わる。(^^)不思議ですね。
賢い人の思考法を学べる。会話を通じて自分を成長させてくれる。育ててくれる。それがわたしが感じたエクセルとの違いです。
会話を楽しんでほしい
マイツールにできることは、本当にたくさんあります。プログラムも組めるし、仕事を自動化させることも簡単です。
MQアップにあまり貢献しないような仕事は、自動化したほうがいいと思います。でも最初から何でも自動化するのはなんだか少し、もったいないような気もします。
マイツールと会話をする機会が減るからです。
だから、マイツールをこれからはじめる若い人たちは、マイツールとの会話をもっともっと楽しんでほしいな、と思います。(^^)
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