B/S経営

こんにちは。久しぶりの更新となってしまいました。お元気ですか?(^^)気付けばこのnote、いつの間にかアクセス数が5,000件になってましたー!びっくり。

こんな拙い文章でも、見てくださる方がいることに心から感謝。アウトプットしたいことがたくさんあるので、少しずつ更新していければ、と思います。

さて、今回はB/S経営について。 (B/S=バランスシート=貸借対照表)

B/S経営なんて書いてみたけど、むかしは年に一度くらいしか見てなかった(読めなかった、ともいう)ことを先に白状しておきます。(^^)

はっきりいって、B/Sって何の役に立つのか分からない。
専門書を読んでみても、むずかしい会計用語の羅列ばかりで、ちんぷんかんぷん。

そんな私に、B/Sとちゃんと向き合うきっかけをくれたのは、M塾でした。「この講義をうけるとB/Sがブリヂストンの略ではないことが分かる」と、おっしゃるマサヒデさん。うん、それだったら、わたしでも分かる(笑) なんだかほっとして、肩の力が抜けたのを今でも覚えています(^^)

マサヒデさんのすごいところは、初心者のレベルまで降りてきてくださるところなんです。

わたしに理解できないことは、まだ教えない。
初心者によけいな情報はみせない。
やらなくていいことは、やらない。

まずは自社の会計をしっかりやらなきゃダメよ。まずはしっかり基礎を固めましょう。自社の経理を手のひらにのせましょう。

目がさめました。

ということで、M塾で学んだことと、実践の記録です。


締め日を意識する

経理を丸投げしてた頃は、入金日=売上日だったんです。いわゆる現金主義です。それを発生主義に変えました。1ヶ月分の売掛金を月末にまとめて計上します。

それで気づいたことは、入金日ベースでは見込み計上の間違い(違算、というそうです)に気づきにくいし、月次決算も遅れてしまうということでした。

まずは「締め日を意識する」。そして現金主義でいいもの、発生主義に変えたほうがいいものを分け、仕訳ルールの整備を進めていきました。

売掛金を意識する

計上した売掛金は、期限を決めて早めに回収するのが理想とのことだったので、マイツールで数字を追うようにしました。

画像1

売掛金元帳(補助簿)

in-out-次繰のシンプルな表です。これで未回収残高をチェックします。※月末の売掛金の残高がB/Sの売掛金と一致します。

ある日、ずっと残っている売掛金を発見。あれ?これはいつからあるの?え!前期から?え!もっと前?ずっと回収できてなかったの??。。。ちーん。まあ、そんなところからのスタートです。(^^;;

1ヶ月分のPQ(売上)=1ヶ月分の売掛金が理想とのことでしたので、売掛金が増えないよう意識するようになりました。

これをつけはじめて、違算が見える化し、計上の間違いにはやく気づくようになりました。差額を意識するってすごく大事!!

在庫を意識する

在庫に金利をかけるという考えかたを知りました。費用としてP/L(損益計算書)に出すことで、意識するようになる。なるほど!

借入金で在庫を調達した場合、金利分のコストがかかっていると考えていいのかな?この辺はまだ理解が浅いです。(^^;;

再受講します!!

買掛金を意識する

「貸方を律すれば借方は自ずと良化する」という格言を教わりました。

キャッシュフローを良くするために、支払いはできるだけ遅く、回収を早くするってよく聞きますよね。

これはその逆の発想なんです。

支払いを早くすると、お金が足りなくなるから回収を急ぐようになる。その意識づけが資金回転の向上につながる、と。

「貸方を律する」なんて考えたことなかったですよ。

支払いをはやくすれば取引先様も喜びますね(^^)

こちらも買掛金の補助簿を作り、未払残高をまめにチェックするようになりました。


資産に「仮」がつくものは、全て費用に変わる

仮払金など「仮」がつく勘定科目。これは後で必ず費用に変わることを教わりました。

「とりあえず」の資産計上は利益が出てるようにみえるんですね。勘違いしないように気をつけよう(^^;

「仮」のつくものは、できるだけ使わない。注意する勘定科目として、意識するようになりました。

B/Sを美しくしたい

現状を知ったことで、自社のB/Sを強くしたい、美しくしたい!という想いがメラメラと湧いてきました。

B/S目標をしっかり立てて、フローとストックを意識すれば、理想のB/Sに近づけると思ったからです。

B/Sはこれまで積み重ねなので、なにかミラクルでも起きない限り、短期間で改善するのは難しそう。悪くなるのはあっという間なんですけどね(^^;

B/S の5年計画

以前、MGの先輩に教わった、B/Sの5年計画を思い出しました。そうだ、まずは5年計画でやってみよう。

5年後のB/S(会社版)をイメージして、そこから逆算して計画をたてていくやりかたです。わたしには難しすぎてあきらめてたけど、今なら再チャレンジできるかも? 

実際やってみてわかったことは、今までのP/L計画とは頭の使いかたがぜんぜん違うということでした(^^;;

P/L計画では利益から逆算してたけど、B/S計画では納税額、期末現金、期末在庫から逆算して考えていかなければなりませんでした。

目標達成のためにはどのくらいの利益が必要で、在庫はどのくらいが理想で、現金はどのくらい持てばいいのか?借入の時期は?納税額は?考えることがたくさん出てきました。

計画が甘いと、B/S・P/L・C/Fどこかで帳尻が合わなくなります。

そんなこんなで、試行錯誤を繰り返しながら、何とか5年分のB/S計画をつくりあげました。

自分の理解が浅いところがよーく分かり、すごくいい学びの時間となりました。

3年後

それから3年が経ち、今期の決算でB/S目標のひとつを達成することができました。!(^^)v
(マサヒデさん、やりました!)

まだまだ「強いB/S」にはほど遠いですが、B/Sを意識することで、短期の業績に振り回されることなく、落ちついて経営できるようになったと思います。

ほんっとにM塾には感謝してもしきれないくらい。

マサヒデさん、愛さん、オガタケさん!
M塾での学びがじわじわ効いてますよ。

感謝!(^人^)


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