警察署内で現金を拾得するという奇跡的な出来事を体験したよ
むかし、アニメ「ちびまる子ちゃん」のテーマソング「走れ正直者」の中に、「交差点で100円拾ったから交番に届けよう。俺は正直さ」という内容の歌詞がありました。
鬼才さくらももこ先生の作詞です。
昨日、わたしは500円を拾いました。警察署の中で……。
わたし警察署にいってきました
なんのために警察署に行ったのかと言うと、自首しにいったとか、被害届を出しに行ったとかではなく、免許証の更新のためです。
別館にて、免許証更新の受付をしているので、そちらに出頭……行ったわけですが。
さて、受付も済み、免許証更新の鬼門である写真撮影も済み、ぼんやりと講習の時間が来るのを待っていました。
その時でした。
おじさんの足元に光るものあり
受付で更新料を支払っているオジサンの足元に、きらっと光る丸いものを発見!
近づいてみると、まさかの500円硬貨でした。すぐにオジサンに、
「これ落としましたか?」と、聞きました。
「え?いや?落としてないけど……」と、オジサン。
受付の人に聞かれた「どこに落ちていたのか?」
とりあえず、ここは警察署だし、ここで働いている人たちは基本、警察官なのだろうから、誰に渡したっていいやと思って、目の前にいる係の人に硬貨を渡そうとしました。
すると、聞かれたのが、その硬貨がどこに落ちていたのか?ということでした。
係「ここ(釣銭トレー)にあったんですか?」
私「いいえ、こっちの床です」
すると、係の人は、別の係の人に向かって「そっちで受け取って」と、指示を出しました。
まとめになるか分からないまとめ
とくに何かの手続きをするでもなく、ポンと硬貨を渡しました。受け取った係の人の目がキラキラ輝いていたのは、わたしの正直さ加減に感動したからなのか、バカ正直加減に感動したからなのかは分かりません。
後になって考えて見ると、どうやら、その500円に対しては、わたしは何の権利も有していないみたいでした。
ネットで、「警察署内 拾得物」で検索しましたが、ヒットしませんでした。
警察署内に落ちていたものを拾うことなんか、今後あるかどうか分かりませんが、「警察署内で物をひろう」のと、「その辺の路上でものをひろう」は、別の扱いになるのでしょうか。
追伸
講習を待つ間、トイレに行きたくなり警察署の本館に入りました。警察署って、そもそも、あんまり入ったことがないのですが、なんとも言えない空気が漂っていましたね。
そこにいる人も何か訳アリに見えてしまうし……。小部屋でチラッとやり取りしているのが見えたりして……。
さらに言うと、すれ違った中年男性の視線が、めっちゃ鋭かった。仕事柄、警察署に入って来る人を観察する目がきびしくなってしまうのでしょうね。
普通に白バイの制服の人が立ち話していた。