「こら!」って言われたい。つまみ食いについて。
テーブルの上に、から揚げの大皿がのっていたとする。(から揚げが好きじゃない人は、自分の好きなモノで想像してください)
そのときの自分は、腹が減っている。
から揚げは沢山ある。1個ぐらい減ってもバレなそうなぐらいだ。
いや、むしろ、こっちに向かって、手招きしているようにすら見える。
キッチンに立つ背中を、チラチラと横目に見ながら、そろーっと手を……伸ばし……今だ!と思ったのに。
「こら!」
いっけね!めっかっちゃった!!
今日の献立ポテトサラダ
夕ご飯のメインはカレーで、サイドはポテトサラダを作った。ポテトサラダには、お気に入りのチーズを入れる。
https://www.morinagamilk.co.jp/products/cheese/kireteru/270.html
切らなくていい。だってもう、切ってあるんだもん。
いやいや、切れてますってば。
それはさておき、この「切れてるチーズ」を、今夜のポテトサラダに2枚半入れた。
残りの「半」は、どこに行ったのかと言うと、みき☆たにしがつまみ食いしたのである。
誰が見てるって訳でもないのに、「てへっ!食べちゃった!」という気持ちになるのは、何故だろう。
「つまみ食い」はノスタルジーをくすぐる
子供の頃の「つまみ食い」は、それはそれは、スリルに満ちていたと思う。
ある意味、「トレジャーハンティング」である。
映画で例えるなら「インディ・ジョーンズ」に「トゥーム・レイダー」といったところか。
恐るべし番人(料理をつくった人)が目を離した、そのちょっとした時間に、任務を遂行しなくてはならないのだ。
でも、なぜか知らんが、だいたいばれる。で
「こら!」となるのだ。
「こら!」からの、「てへぺろ♪」である。だってもう、食べちゃったもんね。
「つまみ食い」には、そんな思い出がつまっている……気がする。だから、大人になっても「つまみ食い」をすると童心に帰ってしまうのだ。
楽しくない……わけがない。
イケないことをするのは楽しい
「それダメ!」って言われると、やりたくなる。
「歩きながら食べちゃダメ!」
「手で食べちゃダメ!」
ダメよ~ダメダメ!
エレキテル連合。
「つまみ食い」も、きっと、そんな感じだ。
だから、ついつい、やりたくなっちゃうのだ。
ついつい、つまみ食いしたくなるものって何ですか?
わたしはたまに、にんじん、きゅうりを、つまみ食いするよ。