音につつまれる静かさという、心地よい矛盾
こんばんは。みきたにし☆です。
わたしの故郷は、いわゆる「田舎」です。良いところを挙げなさいと言われたら……
①空気が澄んでいる
②空が広い
③静か
④水がきれい
⑤緑が多い
以上の「田舎セット」が漏れなく適合する、分かりやすい田舎です。
今の住まいも静かですが、田舎の静かさとは違うな……と感じます。
街の静かさ
わたしは今、そこそこ大きな街に住んでいますが、自宅にいると、すごく静かです。
でも、田舎の静かさとは完全に違います。……音が、無さすぎです。
理由は、建物の構造にあります。電車の走行音などの騒音が頻繁に聞こえてくるエリアなので、二重窓が付けられているためです。
そこにあるのは、洗濯機の音、食洗器の音、テレビやオーディオの音、自分が歩いたり物を取ったり置いたりする音……。
そして、ボリュームを絞られた電車の音や車が行きかう音です。
たまに、思い切り、窓を開けたくなります。
田舎の静かさ
反対に、田舎の「静かさ」は、ある程度、外の音が聞こえてくる静かさです。というのも、基本的に大きな騒音などの心配がないため、過剰に「遮音」する必要がないからです。
だから、カエルや虫、野鳥が鳴けば聞こえてきます。どこかの家のワンコが吠えても聞こえてくるし、焼き芋屋のアナウンスも聞こえてきます。
その中で、最も、好きな音が「雨音」です。
雨は最初はとても静かに、ぽつりぽつりと降り始め、やがて連続した雨音に変わっていきます。
「サーーーー」という清音だったのが、
「ザーザー」という濁音に変わっていく感じです。
雨の音に包まれます。それはとても素敵な経験です。
まとめ
今の住まいは、よっぽど強い雨が降らなければ、雨音に気が付くことがありません。
あるいは、ふと顔を上げたとき、たまたま雨が降っていることに気が付いた、ということもあります。
田舎では、まず雨音が聞こえてきます。そして、庭に干してある洗濯物に向かって猛ダッシュをかませる訳です。
また、田舎の家では、雨の音だけでなく、風の音も聞こえてきます。こちらは、正確に表現すると「風が揺らす木々の枝葉の音や、隙間風の音」なのですが、これも良いものです。
静かだからこそ、音に包まれて暮らすことができる。田舎の心地よさとは、そういうものではないかと思うのでした。
追伸的な余計なお節介
どの場所もそうであるように、田舎は「良い」だけの場所ではありません。田舎暮らしに憧れている方は、本当にしっかりと念入りに客観的に調べてからの移住を、強くお勧めします。
そのサポートが励みになります!これからも頑張りますので、よろしくお願いします!