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あり?ここはどこ?わたしはだれ?

こんばんは。みき☆たにしです。はじめまして。

今日は思いもよらない場所から、思いもよらないヤツが出てきたよ。とっても、ちいちゃくて、黒いやつ……蟻。

虫に義理の義で「あり」。

さらに、アリとの唐突の出会いで、思い出した自分の幼少期。そんなことを書いてみます。

アリの登場

本日の主役である一匹のアリ。音もなくちょこまかと出てきて、机の上に着地した。

それからは、触角をフリフリしながら、あっちでもねぇ、こっちでもねぇ。そんな雰囲気を醸し出しながら、ただただ、ウロウロ、ウロウロしている。

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書類の隙間に入ってみたと思ったら、机の縁ギリギリまで歩いて行って、でも落っこちない。ただひたすらに、何かを探すみたいに、一心不乱にあっちこっちさまよい歩いている。

それにしても、生き物のもつ本能なのだろうか。ほんとうにヤバい場所には行かないみたいだった。(それを観察している自分は何だろう。暇か?←「相棒」の角田課長ふうに)


わたしが何かで読みかじった、アリに関する情報(たぶん子供向けのマンガチックな昆虫図鑑だと思う)によると、アリはお尻のあたりから匂いのついた分泌液を出しながら歩くんだそうだ。(図鑑では「いやね、オナラみたい」とか何とかいうセリフがあった気がする)その匂いを頼りに歩くので、あのようなゾロゾロとした行列になるそうだ。(終始、伝聞推定)

だから、このアリも、匂いを探して歩いているのかもしれないと思った。

そう思うと、とても悲しい存在に見えてきた。迷いアリ。そう、それは……帰るべき場所を見失った孤独な一匹アリ。(ナレーション森本レオ)


このときの、わたしは、

(こいつは、このまま地面に戻ることもないまま一生を終えるのだろうか)なんて思って、ちょっとした悲哀を感じたりもした。


でも、数時間がすぎても、相変わらずのテンションでウロウロし続けているアリ。

(いつまでいるんだよ!)

だんだん、何か面倒くさい気持ちになって、アリを紙か何かで捕まえようとしたら、風が起きたか何か知らないが、アリが自らポロンと紙の上に落ちて来た。わたしは、紙を折って、アリが落っこちないようにしたうえ、地面のあるところまで持って行って放した。

バスは走るよ車庫まで

このアリは、自らの意思ではなく、この場所に連れてこられたのだった。あの小さい体ではもう、なす術もない。(くっついて来ちゃったのだから仕方がない)

そんなことを考えていたら、ふと、昔のことを思い出した。

わたしも、昔、そのような経験をしたことがある。それも2回。状況はどちらも同じようなもので、

「寝落ちしているうちにバスが走っていた」だ。


1回目は保育園の送迎バスだった。各地域のバスターミナルまで、家族が園児を迎えに来るシステムだった。わたしはよく覚えていないのだが、その日、ちょっとだけ、わたしの母親のお迎えが遅れたらしいのだ。

母が到着するも、わたしの姿がない。どうやら、居眠りしている間に、バスに乗っかって走り去ったらしい。バスのシートに隠れてしまって、わたしの姿は運転手さんからも見えなかったらしい。誰かのママが機転をきかして原チャリか何かで追いかけてくれて、母は車を取りに戻って、追いかけてきてくれたらしい。バスのシートで、わたしは眠っていたそうだ。なんという平和。慌てたのは大人だけ。

そのため、この件については、わたしより、母親の記憶のほうがよっぽど確かだ(だって寝てたから)。


その十数年後、わたしは別のバスでやらかしてしまい、気が付いたら終点に着いてしまっていた。地元のバスだったので、終点といっても、たかが知れている(たかが知れない終点もあったけど、それではなかった。助かった)。

その後、どうやって帰ったのだろう。どう歩いたら家にたどり着くかは分かる道だったので、歩いたのか、それとも、迎えに来てもらったのか。


とにかく、自分の意思ではなく、思いもよらない場所にやってきてしまったという、あまりにショッキングな現実を目の前に突き付けられて、「呆然」のサンプルみたいになっていた。

そのため、後のことは、よく思い出せない。

まとめ的な余談

それにしても、バスとは何故、眠くなるのだろう。今でも思い出すワンシーンがこれ。

高校の練習試合のあとか何かで、クッタクタになっていた私は、バスの中で寝落ちし、目が覚めたときには、口が全開になっていた。

ああ、なんということだろう。

花も恥じらう女子高生なのにつらい。色気がないのは仕方がないとしても人間として恥ずかしいツライ。


やっぱり自分の意思で自分のペースで、すすむべき方向に行けるのはいいことだ。そういった意味では徒歩は良い。しかし、わたしの1歩はなんて小さいのだろう、という、もどかしさも、同時に感じるのだった。


まとまっていない。


今夜も、ありがとうございました。

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