備忘録 〜長すぎる前編〜

2020年12月

世はコロナ自粛の真っ只中。
時代が急速にガラッと変わるのを、肌で感じる日々。

ちまたで『土の時代から風の時代へ』と騒がれてるのを聞いて気になり、調べてみる。

組織 より 個人
物質的豊かさ より 情報の豊かさ
土台をしっかり より フットワークの軽さ

まさに今感じている価値観の変換そのものと、星が示す時代の変化がピッタリマッチ!

なにこれ?どうなってるの?

と関心が深まり、星読みを学び始める。

まずは独学で、と思い、
オススメの本を調べて購入。
いざ、学習をスタートしてみるも、
本を頼りにした独学では、わたしにはちんぷんかんぷん。

いつもならここで諦めちゃうんだけど、なんか諦めきれず、モヤモヤしてたら、インスタで、たまたま、とある星読み講師に出会う。

基本のきから始める、星読み講座をスタート、しかも、その講師にとっても初めての講座ということで、お財布から出せる範囲の、ものすごくお値打ち価格だったので、即受講を決意。

2022年1月から、講座での学びを開始。楽しい。
世の中の流れと、星の動きのリンク、自分のネイタルチャートが知らせてくれる、自分へのメッセージ、使命、課題。
おもしろい!
けど、自分で星読みできるほどの力ではない。
もっと学びたい!と思い、そのまま、同じ講師が開催する、もう一歩進んだ星読み講座を2022年5月から、続行受講。

ここは、受講に少し勇気が必要だった。
受講料が、グン、と上がり、
私の中では、少し覚悟のいる金額。
自分のために、そこまでの額を払った記憶は、少なくとも結婚してからは、ない。

さいわい、わたしは、まだ子供が小さい頃からフルタイムで仕事を続けていて、そこそこ稼いでる。
払えない額では全然なく、働いている自分へのご褒美のつもりで、受講を決めた。
今まで、頑張って働いてきて、こうやって、ちょっとした額の講座も、独断で決められるくらいになっている自分が誇らしくもあった。
しんどいし、たくさん時間を犠牲にしてきてるけど、続けててよかったって。


続編ともいえる星読み講座では、星のことはもちろんだけど、その講師のパワーを浴び続けた。
起業して、好きなことを仕事にして、グングン勢いをつけている講師。
キラキラしていた。とても羨ましかった。

身近なところでは、姉が、自分のサロンを開業。
こちらも好きなことを仕事にして、キラキラしている。生き生きしている。

かたや、わたしは。
残業も含めると12時間の会社勤務。
帰って、座る間もなく夕飯作って、疲れ果てて寝落ちして、夜中に洗濯回して干して、朝は早起きして弁当作り。

合間合間に、ヨガやら瞑想やらするけど、そもそも持ってる時間が少なすぎて、毎日満足につづけることもできず、細々と。

子供がケガや病気をすると、病院に連れて行くのもストレスで、そう思う自分を責めたり、それでもおさまらない時は、ケガした子供に、ぽろっと嫌味がこぼれたり。

そんなパンパンの生活。
子供が小さい頃に比べたら、自分時間は格段に増えてる。けど、講師や姉のキラキラとは比べ物にならないくらい、微々たる隙間時間程度。


その頃から。
満足してた、自負すらあったサラリーマン生活を過ごす自分に、疑問?モヤモヤが生まれてきた。

わたし、このままでいいのか?
ホントに幸せなのか?

星読みの受講を続けるうちに、
わたしも、この講師のように、『いつか』起業したい!サラリーマン生活におさらばしたい、と思うようになっていった。
日が経つにつれ、
サラリーマン生活に、
おさらばしなければならぬ、と
自分に課すようになってきた。

そこがエスカレートして、
サラリーマンを辞められない自分は、そんな度胸もないからダメなんだ。
辞める度胸もないような奴に、起業なんて無理
と、思うようになっていった。

〜したい
が、いつのまにか
〜しなければならない
に変わり、
それができていない自分を責める

〜したい
が、自分責めの、材料になってしまっていた。

自覚はなかったけど、その頃の私は、サラリーマンでいる自分を認めてあげられない日々。
1日の大半を過ごす時間を、
わたしは、自分を認めてあげられない状態で過ごしていた。

自覚なしで過ごす、自分を認めてあげられない空間となった勤務先。

けど、自覚ない私に、自覚させるための兆候が出始める。

開設当初から勤め続けて、はや13年。
おツボネ中のおツボネで、わたしが後輩たちを引っ張って、助けていかなきゃって思ってたし、思うだけじゃなく、そうしてきた。

2022年8月。
急に、職場での自分が無能だと思えるようになってきた。

自分たちで改善できるところは改善し、作れるシステムは作り上げ、試行錯誤しながらも、やっと、安定してルーティンワークをこなせばよい環境になってきた。人員増員で、人手不足も解消。その際若返りを図り、若くて元気のある子を採用した。

そう、やっと自分の居場所の環境が整い、安定した。

そしたら、もう後輩に教えることも、助けることも無くなった。
ルーティンワークをこなす日々になると、記憶力体力下降傾向のアラフィフのわたしより、後輩の若者の方が、格段に仕事が早い。

自分が引っ張り、助けていかなきゃ、と思っていた後輩たちの、足を引っ張る日々。

焦り、困惑、メンツ崩壊。。。
急に精神不安定に。

この頃から、精神的に追い詰められて、こっそり泣くことが、少しずつ増えていった。

同じ頃、12〜13年ぶりに再会した人がいた。
ほとんど言葉を交わしたこともないくらいの、知り合いの知り合い。
なんとなく記憶に残っている人、だった。

10数年ぶりに会った彼女は、
自信にあふれ、きれいになっていて、収入も、わたしの倍以上。それでいて、仕事に拘束される時間はわたしより圧倒的に少ない。
仕事に誇りを持っていた。

10数年を経ての、着地点の違いに驚愕した。
今自分が当たり前にいる職場に、
働き方に、ここでも疑問を持つことになった。

そんな出来事も、拍車となり、仕事に行けば行くほど、つらくなる。
けど、お金はいる。子供たちが大きくなった今、手が掛からなくなった今こそ、お金がかかっていくとき。
私の稼げる手段は、ここだけ。
転職サイトを見ても、この年で、手に職もなく、資格もなく、今の職場に長く居すぎてしまった私には、他にいくところは、ない。
起業する度胸どころか、会社を辞める度胸もないわたしは、ここで、おツボネとして、図々しく居座っていればいいんだ。
せめて、末っ子の見通しがたつ時までの、あと3年は、ここで頑張ろう。

念仏のように、自分に唱え続けてた。
唱えれば唱えるほど、苦しかった。


それが、弾けた。

2023年4月14日(金) 朝6:00。
目覚めた瞬間に、泣いていた。
その時、
もう無理だ、会社、辞めよう

となった。

決めた、という感覚ではなく、
もう決まってしまってる、て感覚。

自分の意思とは別の感覚。
そして、それは不可抗力だって、わかっちゃってる、不思議で、体験したことのない感覚。

こうなってからは、早かった。
自分の意思とは別の何かが、私をコントロールしてるみたいに、
その日のうちに、会社規定をダウンロードして、退職規定や退職金規定を確認して、
翌日の土曜日に、主人に報告。
翌々日の日曜日には退職願いを書いて
月曜日の朝イチに、支店長に提出。

退職願いを提出しようと決めた日の朝、出社前、無性に緊張してきた。
その時、わたしは、バンジー台に今立ってるんだな、て思った。
そしたら、いや違う、わたし、もうバンジー台、跳んじゃってるわ、て気付かされて、笑えた。もう、踏み切っちゃってるから、私自身も、自分を止められないんですよー、ていうあの感覚。今でも笑える。

会社を辞めるの、あんなに怖いと思って、あんなに壁は分厚いと思ってたのに、まるで催眠術にかかってるみたいに、操られたまんま、サックサクことが進み、4月28日に最終出社を経て、5月いっぱい有休消化して、退職。

4月14日の朝6:00から、2週間で全てが完了してしまってた。

不思議と、後悔も、不安も、なかった。
引きとめずに見守ってくれた、主人への感謝と、自由への喜びでいっぱいだった。

5月1日から、街路樹の草抜きを始めた。
ボーボーなのがずっと気になってて、でも、時間ないし、偽善だと思われたら恥ずかしいしで、やれなくて。

初めての日は、やっぱり緊張した。
人目につきたくなかったので、早朝5:30に、カムフラージュで、犬の散歩のついでのていをとって🤣
2日目からは、やはり、犬がいると邪魔だったので、1人で黙々と草抜き。

これが意外と、ハマった。
もう、すんごい草ぼうぼうだったから、目の前の草を無心で抜いていって、振り返るときれいになってる。
これが、わたしに瞑想 兼 達成感 兼アーシング効果を生み出したのか、草抜きが楽しくて、日課になっていった。

けど、またまた、〜したい、が
いつのまにか〜ねばならない、に変換されてしまって、しんどくなってきた。しんどさに比例して、早朝でも30度を超えるようになり、素直にしばらくお休みすることにした。

5月くらいから、ネットワークビジネスを2本始める。1つは、以前から使っていた製品、もう1つは、5月に出会った製品。どちらも、とてもものがよく、使い続けたい。ものがよく、安心安全なので、人にも勧めたい。お金は欲しいし、無職だし、やらない理由はないので、人への紹介を始める。それなりに、壁にぶつかりながら、自分のマインドから逃げたり、もがいたり、勉強会に出たり、いろいろ模索しながらのスタート。結局は、マインドから逃げると前に進めず、自分は何がしたいのか、自分に問いかけ、マインドセットしながら、一歩ずつ。

退職して、時間ができたことで、自分と向き合う時間が増え、加えて、ネットワークビジネスを始めたので、そこでもやはり、マインドセットが必要となるので、向き合い、かつ、星読みの起業も考えてるので、ここでも向き合うことが必要となる。

向き合うと、苦しくなって、何かに頼りたくなる。仲間が欲しくなる。見える道筋が欲しくなる。

起業なんて、未知の世界。
何から始めて、何をしていいのかもわからないので、伴走者、できればノウハウを知る、頼れる伴走者が欲しくなる。

で、『コンサル』という言葉に魅力を感じまくり始める。

5月。コンサルの相談ではなく、全然別の件でご相談させてもらった人に、起業を考えてることを伝えたら、ちょうどコンサル1期生の募集をかけるところなのー、とのこと。

すごいタイミング!
運命かも⁈、受けたい!受けて、安心を手に入れたい!
と思った。

1年間受講のコースで、お値段は定価100万超え、のところ、初回ということで、半額。

もちろん、ポンと出せる額ではない。
けど、1年後に稼げる保証があるなら、出せない額でもない。

わたしの周りの起業女子たちは、みんな、コンサルにお金を出したって言ってるし、やっぱ、起業女子の登竜門よね、とか、なんとか、自分に言い聞かせてるわたし。

ひとまず、不安なので、起業の先輩である、姉に相談

「あんた、その講師の人に、憧れはある?
その人みたいになりたいなー、て思う?」

というクエスチョンをもらった。

んー、憧れの対象としては見てないし、畑が違いすぎて、憧れの対象としては見れないなー。

「不安を埋めるために受けたい、と思うなら、おすすめはしないよー」

とも言われた。

ズバリ、図星です。

不安だから、安心を買いたい、と思ってた。

というわけで、悩んだけど、お断りした。断ったら、めっちゃ不安になったけど、断ることで不安になるくらい、そこにすがろうとしていたのかもしれない。


その後は、姉にゆるーく指導を受けながら、起業準備の準備、くらいなことをしながら、ネットワークビジネスの活動もしながら過ごす。

起業コンセプト、とか、クライアントの対象は、とか考えてたら、コーチングスキルも欲しくなってきた。

これが9月の頭ごろ。

ちょうど、インスタのリールで、気になるコーチがいて、無料講座が開講されてたので受講。最終回は、お気持ちばかりの受講料で、リアルタイム受講だった。そこからの、本講座への勧誘。そうなるだろうと想定はしていたので驚かず。むしろそれが聞きたくて受講した。

受講内容、期間、時間、
そして、受講料。

聞き終わって、うん、悪くない。
受講料は、5月に聞いたコンサル料と同額ぐらい。なんとかすれば、なんとかなる。

受けたい。けど、なんだか、ときめかない。
ときめかないからか、自分が受講したい理由を、自分のために探している。

またまた、姉に相談。
きっと、辞めときな、と言って欲しくって相談したんだ、と自分で気づき、
これも辞退した。

この頃からだ。
大金を払わないと、次のステップに行けないような感覚が降りてき始めた。

どこでもいいから、大金を落とさなきゃ、みたいな感覚。

こうなったのは、とある億女の対談トークアーカイブを見たのがきっかけ。
お金の概念が変わり始め、お金=愛という捉え方に、腑落ちしてしまい始めたから。

その直後、わたしのお金の概念を変えるきっかけをくれた、億女さん主催の講座開講の案内。これも、勧誘zoomに参加した。
こちらは、コンサルは一切なし。
マインドに特化した講座、とのこと。
この人からマインドセット教わったら、ビジネスは絶対うまくいくんだろうなー、と思った。
金額は、コーチングよりもそこそこアップ。

素晴らしい講座だ。

けど、やっとわかった。

この人みたいになりたい、で講師を選ぶなら、今の私のなりたい像は『姉』だ。

てことで、姉に連絡をして、その旨を伝えた。
姉も、「私もそう思ってたんだ。あなたはそこ(コンサル)にお金かけなくていいよ。わたしで行けるところまで、コンサルしていってみるよ!」
て言ってくれた。
めちゃ嬉しかったし、ラッキーだな、わたし、て思ったし、やっとコンサルの着地点見つかった、みたいな安堵感もあった。

その後も、その億女さんの対談アーカイブは引き続き見ていた。
億女さんが、7月の1ヶ月、毎日、いろんな億万長者さんと対談する、ていう企画もののアーカイブ。
億稼いでいる人のお金の概念を聞いていると、視点も概念も考え方も変わって、めっちゃくちゃためになるし、これ聞いてるだけで、かなりのコンサル受けたくらいの価値がある、て思った。今もそう思う。しかも、無料で見れる。最高!

実際の対談は7月に毎日ライブでやってたそうなんだけど、わたしがその存在を知ったのは9月1日。その億女さんの存在も、同時にそこで知った。

で、9月27日も、その億女さんのアーカイブを見ていた。その日私がみたのは、とある億万長者の男性。
その人の愛が、深すぎて、泣きそうになった。なに、この人!
その日、精神的にとてもハードな出来事があったので、癒しを求めて、夜、また同じアーカイブを見た。
で、そこでお知らせされていた、その億万長者男性の公式LINEに、翌日の朝、登録した。

そしたら、その公式LINEから、お知らせが来た。
またまた無料講座。しかも、今日9/28開催。
またかー、これ、きっと勧誘につながるんだろうなー、てわかっていながら、しかも、なぜか今回は、ドキドキしながら、申し込んだ。

今回は、講師の人の基礎情報が、私の中になさすぎて、ドキドキしたのかもしれない。
ほんと、昨日知った人。検索すらしてなくて、名前もフルネームで言えないくらいの人。

受講したら、主催はその男性だけではなく、さらに、マジで全然知らない女の人。むしろ、彼女が主催。
講座申し込みの時、その人の名前だったけど、私が、勝手に、この人は事務局かなんかの人だろう、て思ってた。それくらい、名前も顔も初めましての人。

で、予想通り、講座への誘いに相成り。

講座の内容、期間、講座料、一通り紹介してもらった。
案内された内容はかなり濃すぎ
期間は1年 しかも、もうスタートしてる
講座料は、億女さんの講座より、さらにアップ

わたし、お姉ちゃんにコンサルお願いして、着地したばっかりだから、もう、絶対ないない、金額もないない、絶対ないわ、そもそも、この講師のお姉さんのこと、全然知らんし、ありえん。断る自信ある。

と頭では思ってる。

で、頭は断る理由ばかりを考えてる。

でも、心は求めてる。

今までの真逆。

今までは、入る理由を一生懸命頭が考えてて、心はドキドキしてた。

今回も、ドキドキはしてるんだけど、どこか落ち着いちゃってる心さん。

なんだこれ、この感覚。
やばい、絶対やばい、そして、めっちゃ怖いんですけど、て思うんだけど、心の奥が落ち着いてる。

頭大混乱。

結果、受講を決めてた。


退職を決めた時の感覚に似てて
その何倍もエネルギーはでかいけど。

自分の意思とは、別のところで動いてる感覚。

忘れる前に、備忘録。

今日はここまで。

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