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カナダの高校の卒業式
先日、娘の高校の卒業式に出てきたのでそれについてです。
卒業は6月末だったのですが、卒業式の時期は少しずれて11月に行われました。
卒業する生徒数は多く、370人程でした。
この分の卒業証書授与が行われるので、二時間半ほど。とても長かったです…。
成績上位者は名前を呼ばれるときにその旨をアナウンスされます。
証書授与の時の生徒紹介で、生徒が紙に書いたことを読み上げてもらえるのですが、例えば、
「ジョンスミス、オンタリオスカラー(成績上位者に与えられる称号)、現在はウォータールー大学でビジネスを専攻しています」のような感じです。
生徒によっては、現在は自由を謳歌してます、みたいな面白いことを読み上げられてた人も。
生徒の服装はドレスだったりスーツだったり様々で、その上から貸してもらえるガウンと四角い帽子を被ります。
娘と、これでいいかなと色々悩んだりしたドレスでしたが、みんな思い思いの格好なので、あまり他人の服装がどうかなどは気にならない感じでした。
ちなみに娘のドレスが素敵ねと何人かに誉められました。
列席できる人は一人の生徒につき二人までです。
うちの娘は私の彼氏に卒業式に来てもらいたいと彼を誘ったので、彼はもう有頂天でした。
式の後は体育館で簡単な立食の食べ物と飲み物が振る舞われました。
このオンタリオスカラーという、85%以上の成績を取った生徒に贈られる称号ですが、娘も貰うことができ、親としてはとても誇らしかったです。
10才で英語がほとんどわからないのに現地小学校に入り、一年経った頃にはかなり英語でやり取りができるようになり、今はカナダ生まれと思われるほど流暢ですが、そこまでくるのと、こちらの生活に慣れるまで、娘なりに苦労もしたし努力もしてきました。
本人も大変ななかで私を助けてくれたこと、本当に立派だとしか言いようがありません。
娘はカナダに来たこととカナダに住んでいることを肯定的にとらえています。
マイノリティや立場の弱い人達のことを考えたりそのことで心を痛めたり、とても優しい気持ちを持つ人間に育ったのは、親としてとても喜ばしいことです。
これからの娘の未来に多くの幸があることを願ってやみません。