【試合情報】黒羊 vs. 雷神(5/5 BR東京 vs.トヨタV )
(この記事は、一緒に観戦をする友人向けに書いています。私の偏愛がふんだんに盛り込まれています。ご了承ください。)
15人制ラグビー初観戦の前に読んでほしいこと(共通編)
これまでの観戦でなんとなくラグビーの魅力やルールが伝わっているかと思います。初観戦前にご紹介したものと同じ記事ですが、改めて読み返すと新しい発見があるかもしれません。
一緒に見に行くのはこちら
チーム紹介
リコーブラックラムズ東京(BR東京)
ホームとして迎えるのはリコーブラックラムズ東京。
1953年創部、関東社会人リーグには初年度から参戦する名門チームです。1972,73年に全国制覇を果たし『和製オールブラックス』と呼ばれました。
ホストエリアは東京都世田谷区で、ホームグラウンドは秩父宮の他、駒沢陸上競技場を使用します。多摩川沿いに練習場があり、ファン向けイベントを二子玉川ライズのオープンスペースで開催するなど世田谷区にかなり密着型のチームです。
チームの特徴は「愚直に泥臭く」
派手なプレーよりも、もハードワークしてフィジカルで勝負する。倒されてもあきらめず立ち上がるのがプレーの特徴であり、ブラックラムズらしさです。セットプレーからつないで、タックルされてもオフロードパスでつなぐ一連の流れは要注目です。
また、『ラムズファミリー』と呼ばれるファンが熱狂的で、一体感があります。選手との距離が近いのもBR東京らしさです。
チームカラーは黒。エンブレムは黒羊。
チームキャラクター「ラムまる」はリーグワンキャラクター選手権2連覇、現在3連覇を目指して選挙活動中です。
トヨタヴェルブリッツ(トヨタV)
秩父宮ラグビー場に乗り込んでくるビジターはトヨタヴェルブリッツです。
トヨタ自動車ラグビー部を母体とし、過去には日本一にも輝いている伝統チームです。ホスト地域はもちろん名古屋市&豊田市、加えて岐阜県もホームとして使用する東海地方きっての名門です。
伝統的な特徴は「力強さ」。
フォワードと呼ばれる前8人の重戦車のようなメンバーが相手のスクラムを圧倒します。それに加えて最近では展開の速い後ろのBKがスピードで展開して得点を取りに行くのも魅力です。
今シーズンは司令塔となるハーフ団(スクラムハーフ、スタンドオフ)に現役ニュージーランド代表(オールブラックス)を迎え、バックスの攻撃が多彩なのも特徴です。
チームカラ―は緑。エンブレムは雷神です。キャラクターは雷神の子ども「ライガーくん」です。妹は「ライミーちゃん」。
小ネタですが、トヨタVの選手は背中にも注目。
ポジションのイメージに合わせたトヨタ車の名前が入っています。2023-24シーズンは昨シーズンからの変化もあります。
チーム状況(現在地)
現時点での順位です。
最終節を前に、BR東京はすでに10位を確定させています(9位にも11位にもならない)。第16節終了後に入れ替え戦でDIVISION2の3位と対戦します。一方のトヨタVはプレーオフ進出は逃したものの、激しい5~7位争いがかかっています。勝利して1つでも運意を挙げてシーズンを終わりたいところです。
メンバー
リーグワン(ラグビーの公式戦の多く)では試合の48時間前までに選手を公表するルールがあります。メンバーが発表されました。
注目選手
両チームとも注目選手が目白押し!
全選手を紹介したいところですが、心を鬼にして私の偏愛120%各チーム3選をご紹介します。
BR東京:中楠一期選手
入団2年目の若き司令塔。
試合のコントロールに長け、優しく甘そうなマスクからは想像できない強気な展開を得意とする。パス・キック・ランの選択肢が多く、特にロングキックパスの正確さやキャッチする選手との間合いは絶妙で、BR東京の得点源となっている。また、プレスキッカーとしても着実に点数を積み上げることでチームに貢献する。
田園ラグビースクール(横浜市)→国学院久我山高校→慶應義塾大学と東京都西部~横浜で育ったBR東京にとっては地元っ子。
BR東京:池田悠希選手
早春の日本代表合宿に招集されたセンター(CTB)。フィジカルの強さが持ち味でバックスの要として相手の攻撃を食い止める。タックルして立ち上がりすぐにラインに戻り、またディフェンスをする。「泥臭く」のブラックラムズのプレーを体現する選手です。
4歳からラグビーを始めるも中学ではバスケットボールをプレー。他のラグビー選手にはない多彩なパスワークも魅力です。
BR東京:ネイサン・ヒューズ選手
元イングランド代表の協力バックロー(フランカーとNo.8の総称)。
ボールを持つと相手のディフェンスラインを避けず、むしろ突進して突破する。ハンドオフで相手を寄せない。タックルされると、体勢を崩しながらも的確なオフロードパスで、味方にボールを繋ぐ。フィジーとイングランドのラグビースタイルの両方を持ったファンタスティックな選手です。
トヨタV:姫野和樹選手
トヨタVの頼れるキャプテン。みんな大好き姫野くん。
ラグビーワールドカップ2023™フランス大会では主将を務めた日本代表の中心選手。ラグビーワールドカップ2019™東京大会では姫野選手の「ジャッカル」が話題になりました。力強いボールを運ぶ姿、相手を仕留めるタックルは「ラグビー見てる!」と実感できるプレーです。
試合中の気迫あふれる形相と試合後の笑顔のギャップも見てほしい。
トヨタV:ピーターステフ・デュトイ選手
今、私が世界で一番好きな選手。日本で名古屋でプレーをしてくれている奇跡!尊い!ありがとう。
ラグビーワールドカップ2019™、2023™で連覇した南アフリカ代表。2019年にはワールドラグビー最優秀選手に選出されました。
愚直な仕事人でプレーに派手さはありませんが、タックルやラインアウトでは世界一の技量が光ります。そして、フィールドの中に3人くらいいるのではないか?と思うほどどこにでも現れる運動量も必見です。
好きすぎて記事にしました。
トヨタV:ボーデン・バレット選手
甘いマスクと卓越したプレー。
ラグビー王国ニュージーランドで代表キャップ(出場試合数)120を超えるを超え、ラグビーワールドカップ2015™優勝のほか、2019,2023にも出場、2016-2017には2年連続でワールドラグビー最優秀選手に選出されたラグビー界の現役にしてレジェンド。
オールブラックスではフルバックの登場が多いが、本来のポジションはSO。トヨタVではSOとしてチームの司令塔を担います。またプレスキッカーとしてチームの得点源となります。
当日のイベント
ホストであるBR東京は『黒羊の祭典』と称して、今シーズン最愛規模のイベントでおもてなし、当日の会場を大いに盛り上げてくれます⤴️⤴️
子どもの日なのでチケットが全員子ども価格
チケットが超お得です。
子どもの日にありがちな子ども優待ではなく、全員子どもで!という逆転の発想。なんか新しいぞ。
すでに指定席は蓮席での確保が難しくなっているようですが、自由席はまだまだ購入できるようです。
ラムズ縁日
肩掛けビニールバックプレゼント by トレンドマイクロ
イベントスケジュール
会場外は11:30オープン。
特設ステージではブラックラムズ選手・スタッフによるトークライブや、ファンから事前に募った『あなたの夢かなえます』など楽しいステージが続きます。
試合前の会場外には、試合に出場しない選手がお出迎え(12:30~13:30)
会場:秩父宮ラグビー場
会場は、私のホームスタジアムと言える「秩父宮ラグビー場」。私が日本で一番好きなラグビー場の一つです(もう1つはパロマ瑞穂ラグビー場)。
まず、ラグビー専用球技場なのでピッチから観客席までが近い。特に今回観戦するバックスタンドは、最前列だと選手よりも低いくらいの高さで臨場感満点です。
選手のぶつかり合う音、肩で呼吸する息遣いまで聞こえてきます。
ラグビー場としても一流で、ゴールラインからタッチラインまでが広いく、かつ全て天然芝で、見ている観客も選手の危険を心配することが少ない安心できる会場です。
注意点があるとすれば、コロナ禍が去って満席になっています。
椅子の幅が狭めなので、お互いに譲り合って、楽しみましょう。
ラグビー観戦スタイル(春・初夏)
現時点の予報では最高気温27度。
ゴールデンウイークとは思えない初夏の陽気になりそうです。雨の心配はありません。
暑さ対策、日焼け対策をお忘れなく。
特に席がバックスタンド(火が強く当たる面)なので水分補給も忘れないようにしてくださいね。
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