若手中心 JAPAN XV 福岡合宿メンバー発表
日本代表、夏の5連戦。
初戦のイングランド戦を終えて、マオリ・オールブラックスと対戦するJAPAN XV(ジャパン フィフティーン)が発表されました。
イングランド戦前から、エディ・ジョーンズHCが明言していた通り、若い・キャップ数の住みない選手に経験を積ませるような構成になっています。
イングランド戦向け宮崎合宿メンバーとの比較
イングランド戦に向けて編成された宮崎合宿から比較すると、合宿初期参加からのメンバーは半分強が残り、トレーニングスコッド、バックアップメンバーから11名が合流しました。
また、JAPAN XV はバックアップメンバーの選出はありません。
数字で見る福岡合宿メンバ
RWC2023との比較
ラグビーワールドカップ2023™フランス大会の登録メンバー33名のうち、今回のメンバーに入ったのは5名(下川選手、サウマキ選手、ファカタヴァ選手、齋藤選手、長田選手)です。いずれもRWC2023が初ワールドカップ出場だった若い日本代表ばかりです。
キャップ数
29名中、日本代表として試合に出ていない(=ノーキャップ)が12名。また1キャップの7名のうち6人が、6月22日のイングランド戦での初キャップによるキャップ取得です。
最多キャップは20キャップの斎藤選手、それに11キャップの小瀧選手、10キャップの三浦選手が続きます。どちらもRWC2023は出場していません。
マオリ・オールブラックス相手には経験不足感
年齢
平均年齢が26.0歳と宮崎合宿(25.4歳)とほぼ同じ。
FW/BKに分けると、FWが28.6歳に対して、BKが23.3歳です。BKは大学卒業1年目ルーキー相当のかなり若いメンバーといえます。
宮崎合宿からさらに大学生が増え4人(森山選手、佐藤選手、本橋選手、矢崎選手)になりました。
一方で最年長は小瀧選手が一人抜けるも、あとは20歳から連続的に続き、かつ20代後半特に29歳が多い構成です。
出生地・国籍
これまでの日本代表と大きく違うのが出生地と国籍。
日本代表は日本生まれと外国生まれっが半分ずつくらいでしたが、今回は圧倒的に日本生まれ日本育ちのいわゆる「日本人」が多く構成されています。
異色なのは外国生まれ外国籍ですが、日本育ちのツイドラキ選手。お父さんが日本でラグビー選手としてプレーをしていたため、幼少期を日本で育ち、ラグビーを始めたのも日本のラグビースクールでした。
ポジション
公式発表はないので、リーグワン、大学対抗戦でのポジションから類推して分類しました。
一列目のプロップ(PR)は4人=左右PR各2名ずつ・フッカー(HO)は2人と、試合に出場するメンバーを厳選した人数構成です。合宿での追加がなければ、この6人で6月29日のマオリ・オールブラックス戦を戦います。
前回の宮崎合宿からの大きな差はロック(LO)の専門性の高い日本人選手4名(秋山選手、桑野選手、小瀧選手、本橋選手)が選考されています。近年の日本代表のLOはほぼ外国人選手だったので、エディー・ジャパンの新しい試みといえそうです。それに加えてイングランド戦先発LOのワクァ選手が加わります。
司令塔となるスタンドオフ(SO)は、これまでの日本代表からは一新された新しいメンバーです。特にリーグワン新人賞の高本選手には注目です。
合宿スケジュール
日程:2024年6月23日(日)~ 28日(金)
会場:JAPAN BASE第1グラウンド (福岡県福岡市東区香椎浜ふ頭1-2-8)
6月28日(金)までということは、6月29日(土)のマオリ・オールブラックス戦後の7月6日(土)は別途招集の可能性を残しています。結果を出すことができれば、この後に続く日本代表への招集もあります。
日本代表入りのセレクションは始まったばかりです。