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ラグビーの夏の聖地、菅平高原とは(初めての聖地巡礼体験記)

ついに!!ラグビーの夏の聖地「菅平高原」に行ってきました。
”とにかくラグビーが好きだ”というラグビーファンにとっては最高の場所でした。案内してくれたラグビー歴の先輩Kさんが「菅平には中毒性がある」というが、その通りでした。


菅平高原は『ラグビーの夏の聖地』

長野県上田市にある菅平高原には、中心から半径5kmくらいの円内に大小100面以上のラグビーグラウンドがあり、コロナ禍前は夏の間だけで800チーム以上がラグビーの合宿をしました。日本でこれほど密にラグビープレーヤーが集まる場所は他にありません。それが菅平が『ラグビーの夏の聖地』と呼ばれる所以です。

小中学生のラグビーチームから社会人のチーム、大人のクラブチームまであらゆるチームが菅平で合宿をする。全国からチームが来るので、離れた学校同士が練習試合をすることができる。聖地だからこそ見ることができる試合が多くあります。

夏の聖地の中心は「サニアパーク菅平(菅平スポーツランド)」
メイングラウンドに加えて、サブグラウンド4面(A~D)があり、さらに陸上競技場やマレットゴルフコース(18ホール)を有する広大なスポーツパークです。ラグビーの試合が同時に最大5試合が楽しめる、まさにラグビーの夏の聖地です。

ラグビーファンの私にとっては「いつか行きたい場所」だった菅平。2020年に行くことを決意したが、コロナ禍で中止を余儀なくされた。2020年、2021年は菅平高原にあるホテル、合宿所にとっては苦しい時期でした。

2022年夏、まだまだコロナ禍は収まったとは言えないですが、各校のラグビー合宿が菅平に戻ってきました。前述のスガダイラーズの中の方がチーム一覧を作成くださっています。

菅平向けの観戦準備

ほぼ夏場の試合観戦と同じですが、

  • 標高が高いから日差しが強い。最高気温20℃台で寒暖差大きい。

  • 座席はなく、観客はほぼ芝生席。

  • 試合が連続であるので、長時間の観戦になる。

など、菅平ならではの感染に便利な持ち物などを整理しました。

東京から菅平へ

公共交通機関であれば、新幹線と路線バスを乗り継ぎます。

東京駅--(上越新幹線)-->上田駅--(路線バス)-->菅平高原各地

上田駅のお城口を出ると目の前にバスロータリーがあり、3番乗り場から菅平高原行が発車します。バスは往復とも本数が少ないので注意が必要です。

2022年8月現在 ご利用の際は最新の時刻表を参照ください

菅平のラグビーの中心地サニアパーク菅平(菅平スポーツランド)へは、最寄りのバス停「東公園前」から徒歩20分強で到着します。

(出典)GoogleMap

今回は上田駅でラグビー観戦の先輩Kさんと合流。Kさんの車で菅平を目指します。菅平はサニアパーク以外にもラグビー場は多く、各所で練習をしています。また、食事や買い物もお店が遠いので徒歩では不便です。個人的には車での移動がおすすめです。上田駅にレンタカーもあります。

ラグビーを120%堪能できるサニアパーク【2022大学ラグビー年版】

サニアパークに到着。
全部で5面の天然芝グラウンドの広大な敷地では、多くの練習試合・交流戦が実施されます。

(出典)Google Map

菅平ではお盆前は高校生、お盆後は大学生の合宿が中心となります。
私が行った2022年8月20-21日(土日)は大学の各チームが合宿中で、公式戦では対戦することがないチームとの練習試合が目白押しです。
練習試合なので、公式戦とは違うジャージなのが新鮮でした。

①筑波大学A vs. 日本大学A (8/20 13:00- Dグラウンド)

筑波大学:薄青色、日本大学:赤色

②明治大学B vs. 天理大学B(8/20 15:00- Cグラウンド)

明治大学:黄色x黒色、天理大学:白色x橙色

③慶應義塾大学A vs. 流通経済大学A (8/21 11:00- Aグラウンド)

慶應義塾大学:赤色、流通経済大学:青色

④東海大学A vs. 同志社大学A  (8/21 11:00- Aグラウンド)

東海大学:黒色、同支社大学:青色x白色

⑤明治大学A vs. 天理大学A  (8/21 13:00- メイングラウンド)

明治大学:紺色、天理大学:白色x橙色

⑥早稲田大学A vs. 帝京大学 A  (8/21 13:00- Dグラウンド)

早稲田大学:臙脂色、帝京大学:黒色

⑦早稲田大学B vs. 帝京大学 B  (8/21 15:00- Dグラウンド)

早稲田大学:白色x青色、帝京大学:黒色

ラグビー場だけじゃない、聖地の観光スポット

ダボスの丘(日本ダボス)

菅平一の感想スポット「ダボスの丘」。昭和5年に来日したオーストリアのスキーの名手ハンネス・シュナイダー氏がスイスのダボスに似ていると言ったことが名前の由来です。

標高の高い菅平高原の中で手軽に上がって菅平の風景を楽しむことができる丘です。冬場はスキー場の一角になるダボスの丘も、夏には美しい花が咲くハイキングコースになります。

わずか10-15分程度の行程ですが、日ごろ運動不足の私にとっては汗だく息切れるほどの良い運動となりました。頂上ではシュナイダー記念塔(ダボスの塔)が迎えてくれます。緑が広がる風景と爽やかな風が疲れを吹き飛ばしてくれました。
(選手たちは朝のトレーニングでダッシュで上がるそうです。すごい…)

観光スポット?「セブンイレブン」

菅平高原唯一のコンビニであるセブンイレブン菅平高原店。
唯一のコンビニなので、合宿中の選手やスタッフ、見学に来たファンや他チームのスタッフなどで賑わいます。
菅平高原店ならでは!なのは、至る所にプロテイン、ザパスがあり、ロックアイス・板氷の入った巨大冷蔵庫。見学に行く価値ありです。

とりこになる!菅平グルメたち

夏はラグビーと避暑、冬はスキーでにぎわう菅平には観光酌をもてなすグルメスポットが多数あります。2日間で出会ったおいしいグルメを紹介します。

①MEL'Sの焼きカレー

オールドアメリカンな店内で待つこと30分。
熱々のスキレットで焼かれた少しスパイス弱めのカレーがおいしい。トッピングはナスカトマトを選択できたので、トマトをチョイス。酸味が効いて美味しさがUPします。スパイスさがほしい場合は、別添の辛さが選択できるスパイスソースで愛に変化を楽しむことができます。

②「髭の鹿タコス」

菅平の観光スポット「唐沢の滝」近くで週末だけオープンする「髭の鹿タコス」。山に罠を仕掛け、シカを絞めるところから自らやっている、まさに地産地消のタコス屋さん。新鮮な鹿肉は臭みがなく、スパイシーなソースとも相性抜群です。

③ホテル白樺荘「カツサンド」「ロシア料理」

ホテル白樺荘といえば「カツサンド」ですが、レストラン自体はロシア料理が有名です。今回はカツサンドとピロシキ、ボルシチをテイクアウトしました。トーストしたパンからあふれるほどの大きなカツはボリュームもおいしさも120%。青空の下でラグビーを見ながらおいしいものを食べる、最高の週末ができました。

また来年!すでに絶対に来る、と決めている

こんなに楽しくて美味しくて気持ちがよくて。
ラグビーの夏の聖地への初巡礼は感動と感激の連続でした。最初にKさんに言われた

「菅平は中毒性がある」

はその通りでした。
すでに来年も同じ週に期待、さらには高校生の時期や、高校セブンスなど楽しみが広がります。

初めての、菅平は最高でした。

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