15人制ラグビー初観戦の前に読んでほしいから書いてみた(4/24 東京SG戦)
(この記事は、2022年4月に15人制ライブ観戦デビューをする友人向けに書いています。そのため大変偏った文章になっていますが、ご了承ください。)
ラグビーのルール
15人制ラグビーは15人vs.15人。試合時間は40分ハーフ。
と私が書くよりも、とても分かりやすい動画があるので紹介します。
全部で6本ありますが全部見ても8分くらいなので、全部見てください!!
動画だと進んでいって分からなくなるので、振り返り確認したくなるであろう4点を個別に書いておきます。
①ポジション
これは別の機会に書いた記事を参考にしてください。
7人制よりもさらに役割や求められる能力が細分化されています。
②得点
ラグビーは3点・5点・7点(5点+2点)の組み合わせで、点数が決まります。
トライ(ゴールエリアにボールをタッチすること):5点
キック(トライ後にキックをしてゴールポストを超えること):2点
ペナルティキック(相手の反則後の再開でキックでゴールを決めること):3点
ドロップゴール(試合中にキックでゴールを決めること):3点
試合中は点数を見ながら
などと、計算をしながらチームを応援してます。
③反則(何をしたらダメなの?)
反則の種類は多いし、特に最近は「世界的試験実施ルール」で新しいルールができていて私も追いついていません。元ラグビー日本代表であり、今はJスポーツラグビーの人気解説者の後藤さんがまとめてくれました。
「②倒れてプレーしない」は分かりにくいかも。
ラグビーは競技規則 13.の原則「競技は、立っているプレーヤーによってのみプレーされる。」は私も覚えておこうφ(.. )。
ノットリリースザボール(Not release the ball)
タックルなどで倒された選手はボールを手放さなくてはなりません。
ノットロールアウェイ(Not roll away)
タックルして倒れた選手は、すぐにその場から離れなければいけません。
④イエローカード、レッドカード
7人制の観戦の時に訊かれたやつ。
ラグビーにもイエローカード、レッドカードがある。もともと人と人がぶつかるラグビーだからこそ、危険なプレーには厳しい。肩より上へのタックルや相手を支えないで突進し倒れる(ノーバインドタックル)、ボールを持っていない選手へのタックル等、がカードの対象になることが多い。
サッカーとの違いは、イエローカードが出た時の動き。サッカーでは、1枚では特に何もなく、複数枚(通常は2枚のことが多い)のイエローカードで退場となります。それに対して、ラグビーでは1枚で10分間の退場となる。さらに同じ試合で同じ選手が2枚目のイエローカードをもらうと退場になります(←これはサッカーと同じ)。
1枚目のイエローカードが出た時の10分間の退場のことを「シンビン」と呼びます。
ラグビーのすごいプレー from 東京SG
大学生の7人制ラグビーを観戦した感想
は、的を得ていてびっくりした。
ラグビーは戦略が重要視され、各チームとも戦略に基づいて確実にプレーをできるように練習して実践するから、世界のトップチーム、最高峰リーグでもなければ、ド肝を抜いちゃうようなトリッキーなスーパープレーは多くない。世界のトップ選手のスーパープレーは、戦略的に凄いプレーができるってことなのです。
で、一緒に見に行くのは日本・オーストラリア・ニュージーランドと世界の代表が揃う東京サントリーサンゴリアス(略称:東京SG)。スーパー選手のスーパープレーをリーグワン公式がピックアップしている中から紹介。
①No.8タタフ選手
昨年秋に初めて日本代表に入った若手タタフ選手。
とにかくパワーがすごい。このシーンでは走りながら相手を張り倒す。
②ホッキング選手
次は205cmの長身、ホッキング選手。最初がラインアウトからモール(複数人で押すやつ)の中心で支えてるのに、それから離れてすぐに列に入ると正面でラン(走り)で突破しちゃう。
③マッケンジー選手
世界最高峰チームニュージーランド代表の司令塔、マッケンジー選手。このシーンでは最初は中央にいる金髪が、すぐに全体を見て手前の端に移動、そしてラインでボールを受け取ってトライに繋げる。計画されたプレーだが、それをこれだけの精度でできるのがすごい。
一緒に見に行く試合
一緒に見に行くのは、これ。
NTTジャパンラグビーリーグワン2022は、2022年から新しく始まった日本最高峰のラグビーリーグのことです。サッカーで言うとJリーグ、バスケットボールで言うとBリーグ相当です。
全部で3部(DIVISION1,DIVISION2,DIVISION3)と分かれており、見に行くのはトップグループであるDIVISION1です。DIVISION1は12チームを、昨年までの成績等から2つのカンファレンスに分けて試合をしています。
詳細が気になれば、こちら。
その中で見に行くのは、東京サントリーサンゴリアス(東京SG)とリコーブラックラムズ東京(BR東京)の試合です。
チーム状況
ここまで13試合が終わって1位の東京SGは、すでにプレーオフトーナメント出場が決まっている東京SGはスター選手が多いトップチームです。
一方のBR東京は下から4番目。下位3チームがDIVISION2との入替対象になるため、この先は1試合でも落とせない、勝てなくても接戦にして勝点を獲得したいと必死になるはずです。
注目選手
注目したい選手はたくさんいますが、そのなかでも「とりあえずこの選手を見とけばすごいプレーがある」と分かりやすく安心して楽しめる選手をピックアップします。
※注意※
試合の48時間前に選手発表があります。今時点では出場しない可能性もあります
東京SG:ダミアン・マッケンジー選手
「すごいプレー」でも紹介したニュージーランド代表、ダミアン・マッケンジー選手。まだ26歳のラグビー選手としては現役真っただ中で今年1シーズン限りですが日本でのプレーを選択しました。
プレーのすごさ以外の注目のポイントは、キック前のルーティン。ゴールポストを見てニヤリと笑うことから「微笑みの貴公子」と称されています。
ボールが速く展開するところには必ずマッケンジー選手がいます。ボールがコアに間のポジション取りが次の展開を予想させます。どこを見たらいいかを迷ったら、マッケンジー選手を見ていれば間違いなく楽しめます。
東京SG:サム・ケレビ選手
オーストラリア代表、サム・ケレビ選手。スキルで魅せるマッケンジー選手に対して、スキル+パワーで魅了します。パワーあふれるCTB、動画では13番の選手です。
ボールを持ったら必ず何かをしてくれる選手なので、目が釘詰めになります。
東京SGには他にも日本代表選手など多数の注目選手がいます。そして対するBR東京にも!紹介しきれないのが残念なほど。
困ったらここを見とけ!
とりあえずボールを見ておく、をお薦めしています。
見ていると徐々に実感しますが、ラグビーは「陣取りゲーム」です。キックを除けば急にボールが移動しないため、じわじわと自分のゴールに向かた自分の陣地を広げていきます。その陣地の境界線を「ゲインライン」と呼びますが、そのの目印がボールです。
以降、自分で書こうと思ったら、素晴らしい記事があったので、こちらで。
(追記)メンバー決定
ラグビーは試合のキックオフ48時間前までにメンバーを発表します。
当日の両チームのメンバーが決まりました。
注目の二人はマッケンジー選手が先発、ケレビ選手がリザーブスタートです。
また、思い立ったら追記しますね。
キックオフ前のワクワク😃💕のお役に立てたら嬉しいです。