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【観戦記】ラグビーワールドカップ2019 プールD オーストラリアvs.ジョージア
対戦カード
ワールドカップ優勝2回の南半球の強豪オーストラリア。第1戦はフィジーをダブルスコアに近い点数で快勝。一方のウェールズは2019年シーズンのシックスネーションズで優勝した北半球で一番乗っているチームの1つ。第1戦のジョージアにはバックスの速い攻撃で圧勝しました。
ティア1対決となったこの試合は、プールDの1位2位を決める試合です。
試合前
会場はウェールズの赤とオーストラリアの黄色で会場はほぼ満席。オーストラリアの「ワラビー」、ウェールズの「レッドドラゴン」のコスプレもあり、お祭りムードがいっぱいです。
試合前ではありませんが、素敵な出来事が。
隣の席に座ったウェールズの老夫婦の奥様から。日本・ウェールズの旗をデザインしたキーホルダーを友好の印にいただきました。急で何も用意がなかったので、雑誌Numberのウェールズのページを使って折り鶴を作成。喜んでいただきました。選手のジャージだけではない観客同士の交換もワールドカップの一風景です。
試合経過
開始からウェールズが魅せました。開始0分、相手陣に攻め込みボールをジャッカルしたウェールズは、密集から22mラインあたり正面に構えたSOビガー選手にボールが渡ると、そのままキック。ドロップゴールで先制します。その後、前半12分には相手ゴール前から中央やや左で攻めていたウェールズでいたが、SOビガー選手が右サイドで待っていたCTBパーカー選手に合わせてキックパス。ゴール内でキャッチしてそのままトライをしました。
オーストラリアも負けていません。前半20分に相手ゴール前中央で進んだところで、SOフォーリー選手が右奥の空いたスペースにキック。そこにWTBアシュリークーパー選手が走りこんできてキャッチ。相手のディフェンスに阻まれながらも立ち上がりパワーでトライ。
その後さらにウェールズが2つのペナルティゴールと、自陣内から50m以上を走り切ったSH G.デービット選手のトライ+コンバージョンでリード。前半を 8-23 で折り返します。
後半は前半のウェールズ押せ押せムードは一転、オーストラリアペース。
後半43分にウェールズの交代したSOパーシェル選手がドロップドールでトライをして突き放したものの、後半46分にはフェーズを重ねてどんどん攻め込んだところに、最後はFBハーレットペティー選手が飛び込んできてトライ。
そこからさらに1トライ+コンバージョン、ペナルティーキックで追いかけましたがが、何とかウェールズが逃げ切りました。
今試合のMVP
PoMはウェールズSHガレス・デイビーズ選手。自身で1トライしたことに加えて、攻守の起点として大活躍しました。
After a stunning performance for @welshrugbyunion, Gareth Davies won the @mastercard Player of the Match for #AUSvWAL
— Rugby World Cup (@rugbyworldcup) September 29, 2019
9 carries
112 metres (#1)
3 defenders beaten
2 clean breaks
1 try #StartSomethingPriceless #POTM #RWC2019 pic.twitter.com/znfuSBDqd6
写真
試合を終えて
ティア1対決にふさわしい、素晴らしい試合展開でした。
最後は今大会では恒例になってきた、観客への挨拶。
オーストラリアの挨拶で一番に観客の元に駆け付け、挨拶を仕切ったのは、WTBアシュリークーパー選手でした。アシュリークーパー選手は昨年度まで2シーズンを神戸製鋼コベルコスティーラーズでプレー。日本の観客も日本のラグビーもよく知っています。そのアシュリークーパー選手が率先してオーストラリアの選手に伝え、最前列にいるのが、とても素敵でした。
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