BBAヲタ、令和に立つ!
激動の平成も、いよいよフィナーレ。
ついに私も昭和・平成・令和と三時代を生きるヲタになります。
そりゃあ、バ……いや、大人にもなろうというもの。
来年、2020年には「女性の2人に1人は50代」になるそうですし、〝ヲタの大人化〟に歯止めはかかりません。
で、あれば令和を生きるバ……いや、大人ヲタとして、大人ヲタならではの視点でありしことどもを語っていきたい。
そう思って、コレを始めますね。
令和は、間違いなく〝BBAヲタの時代〟になるから!
★★★★★
ジャニーズジュニアの舞台を観ていたときのこと。
サプライズで、先輩のジャニーズが現れました。
かつて一世を風靡した、実力派の先輩です。
予期せぬ彼の登場に、私は大歓喜!
「ここで彼に会えるとは、なんてラッキーなの!? あなたたち、よかったわね!?」
興奮してまわりを見回すと、しかし隣席の少女たちは「まーたオッサンが来ちゃったよ!」などと醒めているではないですか。オ、オッサン……!?
気づけば、あからさまに肩を落としたり、舌打ちする者さえいます。
「あの〇〇くんが激励に訪れ、あまつさえ華麗なパフォーマンスも披露してくれているというのに、なんとバチ当たりな!」。思わず、少女の頬をつねりそうになる私。
……でも、ちょっと待て。
そう、この憎たらしさは、自分だってもっていたのです。
少女と同じ年のころ、母が好きな往年のスターに対し、「そんなジジイどーでもいいから早く〇〇くん映して!」とテレビにメンチを切っていなかったか?(切ってました)
さらに、自分より年上のヲタをつかまえて「おばさんのくせに」と笑ったり、中年になったタレントに「いいかげん引退しなよ」と吐き捨てたり……。
いやもう、全部が全部、ブーメランとなってわが身に返ってきましたよ(笑)
なんというか、ついに自分が石を投げられる番が来たのです。
で、投げられ始めはたしかにキツイ。ほんの小さな石に打たれて泣いたりもしました。
けれど、あるとき私は〝BBA〟としてズバッと覚醒したのです。
「ああ、私はBBAヲタなのだ!」。
そのひらめきは、すんなり胸にしみ込みました。
こうなると、ガキ……じゃない、お若い方が投げてよこすつぶてなど、ツボ押しみたいに可愛いもの。
「アハッ! イタ気持ちいーい!!」ってなもんなのです。
ちなみに、ここで言うBBAとは、大人女性の蔑称である〝ババア〟とは異なります。
私が定義するBBAとは、〝Beautiful Brilliant Age〟(美しく輝く世代)の略。
……ま、こういうこと言い出すのがババアのババアたるゆえんなんですけど(自覚)
とはいえ、今、時代のメインストリームにいるのは、間違いなく〝BBAヲタ〟。
BBAなればこそ味わえる幸せ、心にツンとくるあれこれ、い~っぱいありますよね。
さぁ、ほうれい線に美容液でもすり込みながら、ともに語っていきましょう!