クリスタルボウルが割れた時
サウンドセラピスト&アルケミストとして働き始めて数年経ちました。
クリスタルトーンズ社のシンギングボウルを導入してから奏でるほどに愛着が湧くボウルさん達との絆も強くなりました。
1ヶ月半前、ボウルを移動している時に、ずっこけてしまい、シトリンのお気に入りのボウルが割れてしまいました。
しばらくたってお部屋に入ってきたダーリンに「ボウル一つ割れちゃった」と泣きそうな顔で訴えたら「よかった〜!よかった!割ったのが僕じゃなくって!」となんだか笑ってる嬉しそうなダーリンの言葉に少し気持ちが軽くなりましたが、お気に入りのボウルさんは割れてしまうと2度と元の音には戻らないことを考えるととっても悲しくなりました。そしてずっこけてしまった自分の情けなさにこれからは関節の柔軟性をもっと良くするためにストレッチ運動を始めました。
「ボウルが壊れるとき」には意味があるそうです。持ち主を守るために代わりに壊れてくれるボウルや、持ち主の何かをクリアリングして再生するために割れてくれるボウルなど色々な場合があるそうです。
私は鍼灸でいうメタル気質で高い目標を掲げてオーガナイズされた勤勉さで目標を達成するような気質です。シトリンというアルケミーは特に「豊かさ」「成功」などの象徴でもあります。そのシトリンボウルからメッセージが来ました。それは「そんなにゴールに向かってなんでもやり続けないでも、もっと楽しいことをしながら豊かさそのまま楽しく生きていける」そんな感覚でした。大切なボウルちゃんが壊れて私に教えてくれた事を感じながら、あまりゴールを立てたり、高い目標を掲げたりせずに、毎日ただ楽しくゆるくやろう!と思うようになりました。
ボウルさんをクリスタルトーンズ社に修理に出して1ヶ月たった今日、復活して戻ってきました。このように一度壊れたボウルが再生することを「モーフ」と呼びます。これは英語のMorphから来ています。一つの形から別の形に生まれ変わるという意味です。
早速パッケージを開けてみたら、昔よリもずっと味がある形に生まれ変わったシトリンボウルちゃんと対面しました。挨拶して、鳴らしてみたら、なんと!昔はG#0だったのが、少し高めのG#+30になり、倍音も豊かになってなんだか「宇宙に広がっていく」ようなすごい音色になっててびっくりしました。縁の部分にも割れ目が入ってしまってたためリムをくるくるやって奏でる音は出にくくなっていますが、チャイムしたときの音には独特の響と、開放感、広がりが出ていて、他のボウルさんとの相性も抜群の音色です。高めのC#で同じようにチャイムでなりやすくリムしにくい子と一緒に奏でたら、まるで「宇宙遊泳」のようなハーモニーになりました。
ボウルちゃん、無事に生まれ変わりのプロセスをサバイブしてくれて、戻ってきてくれてありがとう!この生まれ変わったボウルちゃんは前よりもより一層深みのある音色と生まれ変わる強さのエネルギーで私のクライアントさんのセッションに特別な響きとギフトを与え続けてくれるでしょう。
クリスタルを割ってしまったりしたときに、とっても悲しくなりますが、そんな時に、私のこのお話を思い出してみてくださいね。ちゃんと隠された大きな意味があって、きっと良いこと、良い音が待っています。
サウンドを聞いてみたい!体験したい!と思われるかた、是非ご連絡くださいね。