デザインファームの作り方(1) 社名のつけかた

デザインの仕事をするための会社を作る作ると言いつつ数ヶ月が経つのでそろそろ作らないといけないと思い準備などを始めていますが決めなければならないことや準備しなければならないものがそれなりにあります。

わかりやすいものだとまずは会社名でしょうか。言うまでもなく、名前は大事です。なんでも良いわけですから木浦企画とか木浦事務所とか、そういった5秒で思いつくようなものであっても当然良いのですが、せっかくならユニークなものが良いし、何をやっている会社がなのか、どんな会社なのかを会社名に込めたいなと思っています。しかしこれがなかなかに難しい。仕方がないので、他の会社がどのように名付けられいるのかを軽く調べて見ることにしました。

会社の名付け方4パターン

会社名の付け方って、いくつかのパターンがあるとは思うのですが、私が独断と偏見で分類したところ、大きくわけて「能力」「ゴール」「理念」「情報」の4パターンにわけられるのではないかと思います。それぞれ簡単に説明を書くとこんな感じでしょうか。

1. その会社ができること(能力)

会社って、作る段階である程度業務内容が決まっている事が多いかと思います。多くの場合は何らかの商品やサービスを誰かに提供するとかだと思うんですが、それにはその事業を実現するための何らかの能力が前提になっているはずです。例えば建築会社であれば建築物を設計したり施工することが能力になると思いますし、ソフトウェア開発会社であれば顧客の望むソフトウェアを開発して提供する事が能力になるでしょう。家電メーカーであれば顧客が欲しがりそうな商品を企画・開発して流通網に乗せて販売する事が能力になるかも知れませんし、飲食店であれば食事を提供することが能力にになります。そしてこれらの能力から会社名をつけるという事が往々にしてあるようです。

2. その会社の実現したいこと(ゴール)

ゴールとは、会社が彼らの能力を使って実現したい事を指します。例えば◯◯な社会を実現したいとか、◯◯な人達に喜んでもらいたいとか、◯◯を身近なものにしたいとかそういうものでしょうか。もっと具体的にはAirbnbのように、イベント等で多くの人が一箇所に集まる時にホテルが予約出来ない問題をホテルでは無い一般の家と旅行者を結びつける事によって解決したい。この世に必要とされる最後のFM局になりたいと名付けられたLast.FMなどが挙げられるかと思います。他の例としては国(故郷)の名誉となれるようにと名付けられたコクヨや、大きく栄えるようにと命名したダイエーなどもあります。

3. その会社が大切にしたいこと(理念)

会社が活動するにあたり、大切にしたいと考える理念を社名にする事も多く見られます。例えばカメラメーカーであるキヤノン(canon)の語源には「聖典」「規範」「標準」という意味があるため、 “最新の技術とサービス活動において世界の標準となり、業界の規範として活動する” という企業精神が社名に込められているそうですがいま初めて知りました。任天堂は三代目の社長となる山内溥氏が「人生一寸先が闇、運は天に任せ、与えられた仕事に全力で取り組む」と名付けた事は有名ですね。他の例ではゲーム会社のスクウェア・エニックスの前身であるスクウェア。ゴルフの用語の「スクウェア」が由来で、問題に対して直視していく企業体を目指す意味で名付けられたとのこと。

4. その会社の客観的な特徴(情報)

最後は比較的わかりやすいのではないかと思いますが、客観的な特徴から会社名をつけるのも多いパターンでしょう。例えば創業者の名前や出身地、会社の所在地など。ブリジストンや、芝浦製作所などはわかりやすい例かと思います。また、セブンイレブンや109に関しては営業時間が社名の由来となっていますね。前者は朝7時から夜11時まで、後者は朝10時から夜9時までです。

では、私が作る会社に名前を付けるとしたら?

ここで問題なのは私の場合これらはどうなのか?これらの要素から会社名をつけることは出来るのでしょうか。まずは現在おぼろげながらではあるものの私の中にあるこれらの項目を整理して、そこから関連しそうな単語を抜き出し組み合わせるのが良いのかなと考えています。よーし。

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