デザインファームの作り方(4) 登記申請
下記のnoteで定款の作成までを行いましたので、次はいよいよ法務局へ行って登記申請です。
法務局で登記申請を行うためには、定款の他にいくつかの書類が必要です。必要な書類は設立する会社の形態によって異なるのですが、一番シンプルなのは下記のパターン。
・取締役会を設置しない
・取締役は私のみ。つまり私が自動的に代表取締役
・現物出資が無い。つまり資本金がお金という形で銀行口座にある
この場合、必要な書類は下記の通りなので準備しなければなりません。
・登記申請書
・定款
・設立時代表取締役を選定したことを証する書面
・設立時取締役の就任承諾書
・印鑑証明書
・払込みを証する書面
・登記すべき事項を焼き込んだCD-R
・印鑑届出
なお、これらの書類のフォーマットに関しては下記のサイトにテンプレートがあります。
なお、私が登記にあたり参考にさせていただいた本の内容やFreee会社設立で生成したファイルと上記テンプレートでは用語等が一部異なります。これはおそらく本の出版時点から現在までになんらかの変更等があったためだと思いますが、いずれにせよ上記サイトのものは最新の情報である筈なので参考にするのが良いかと思います。
上記種類を揃えたら法務局の窓口に行きましょう。私の場合、書類に不備等が無いかを確認するために、事前チェックをお願いしにいきました。下記のpdfに案内があるのですが原則は予約制だそうなので、まずは日程を決めてから行くのが良いでしょう。私は予約制であることを知らずに直接行ってしまい、1時間ほど待つことになりましたが、確認不足だったので仕方ありません。
窓口にて「登記書類のチェックをお願いしたいんですが」と言うと、書類をパラパラを見てチェックしてくださいます。私の場合は「設立時取締役の就任承諾書が抜けているので作ってきてください。それ以外は大丈夫です。」とのコメントをいただきました。
「インターネットで見た情報では設立時取締役の就任承諾書は不要と言うものもあったのですが」と質問すると「設立時代表取締役を選定したことを証する書面の中で、承諾する旨が書かれている場合は不要だが、あなたの書類には書かれていないので」と言うことでした。
なるほど、書類のタイトルが揃っているかと言うよりは、当たり前だけれど内容として何が書かれているかが大事なんですね。あたりまえだけど。
また、気になったこととして「事業目的の書き方でリジェクトされる場合もあると聞いたのですが・・・」と質問したところ「会社法改正以前はそういうことも多くありましたが、現在はチェクしていません」との回答。なるほどそういうものなのか・・・。
ということで、チェックがOKならその場で登記申請するつもりだったけど、書類不足とのことだったので後日出直すことにしました。
---- ということで2日後 ----
不足された書類を揃えて同じ窓口に行くと先日、書類をチェックしてくださったお兄さんが対応してくださいました。おそらく私の顔を覚えていてくださったのか「作り方わかりましたか?」とフォローしてくださり、作ってきた書類を提出するとパラパラとみて「はい、大丈夫です。」と受理してくださいました。この際に「いつ頃登記完了になるんですか?」と聞いたところ「登記完了は来週の◯曜日の予定です。もし不備があればご連絡しますが、連絡なければ問題なく完了したと思ってください」と教えてください、そして現在までに特に連絡はないので完了と解釈して良いはずです。
ということで、以上にて登記申請完了ですが、ここまでを時系列順に並べるとこんな感じ。
マイナンバーカードの取得に時間がかかってしまいましたが、この部分を前もって動けてたらスケジュール的には相当短縮出来てたかなというのが反省点です。
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