亡き祖母が教えてくれた「言われた通りにできる」という長所
2/13は祖母の三回忌でした。
自営業でほとんど休みのなかった両親に代わって、私は祖父母と生活を共にしていました。
ご飯を作ってくれたり、洗濯をしてくれたり、宿題を見てもらったこともありました。
そんなおばあちゃんの話。
小学生の時、課題で出された習字の作品を家に持って返ってきた時です。
私は習字を習ったことはないのですが、先生に褒めてもらえるほどには
字が上手かったようです。
いうて、入選するのは習字を習ってた子なんだけれども。
持って返ってきた作品を家族みんなもとても褒めてくれました。
30年経った今でも覚えているくらいなので、
相当褒めてもらえたのでしょう。
家族が褒めてくれていることに対して、私はこう言いました。
たぶん照れ隠しを存分に含んでいたと思います。
「先生に言われた通りにやっただけだよ」
それに対して祖母はこう返したのです。
「先生に言われたからって、みんながその通りにできるわけじゃない
言われた通りにできるなんて、みきちゃんは大したもんだよ」
いまだにその時の状況をはっきり思い出せるくらい目から鱗な言葉でした。
自分が当たり前だと思っていることが、他の人から見ると長所になる
今の自分は、そう祖母の言葉を解釈しています。
おばあちゃんが褒めてくれた
人のアドバイスを素直に受け入れていた自分。
そんな自分で今もいられてるかなぁ。