仕事に自信があるということがお客様を引き寄せると気づかせてくれた美容師さんの話
私はずっと担当をお願いしていた美容師さんがいます。
なぜその方を指名することになったのか、そのきっかけのお話です。
久しぶりに髪を染めようと思い立ち、私はいつも通っている美容室にカラーの予約をしました。
美容室は何度も通っているところだったのですが、誰かを指名したことは無く、たまたま担当してくださったのが Y さんです。
しばらくカラーをしていなかったので、私の髪は真っ黒だったのですが、
どうせ染めるなら明るくしたいという気持ちがあり、Yさんにイメージをお伝えしました。
過去の経験からブリーチせずに黒髪を明るくするのは難しいんだよなぁ
という思いがあった私。
カラーが終わり、シャンプー後の自分を見た結果…
「やっぱり。こんなもんだよねぇ。」
予想していたとはいえ、イメージよりも暗めに仕上がった髪色に、少し残念な気持ちとあきらめを感じていました。
自分のオーダーが難しいということを感じていた私は、そのまま大人しく髪を乾かされていたのですが、ここから Y さんは私の気持ちを変えていきます。
「めちゃくちゃ綺麗に染まりましたね」
「すごくいいですよ」
「いやぁ〜、本当、綺麗に染まったなぁ」
ドライヤーとスタイリングをしている間、
Y さんは、ずーっと嬉しそうに私の髪の染まり具合いを確認しながら褒めまくっていたのです。
聞いている側からしたら、自分で染めて自分で自画自賛しているような状態にも思えるのですが。
ずーっと嬉しそうにしている Y さんを見て
「プロがそこまで言うならいいのかなぁ」
「今まで明るい髪色にしかしたことなかったし、いいのかも」
「確かに髪が綺麗に見えるような気がしてきた」
単純かもしれませんが、私が感じていた残念な気持ちは気がつけば薄れていきました。
その後、友人からも髪の色を褒められ
「やっぱり、いいんだ!」
と納得できた私は、
それ以来、いつも Y さんに担当をお願いしています。
指名をさせていただいて、何度もお話しする中で
Yさんの仕事に対する自信、
お客様の理想に近づける努力とプロとして自分の提案も伝えてくれる繊細さそういった人柄を感じてより信頼してお任せするようになりました。
さて、そんな Y さんですが、最近は土曜日にしか出勤しないようで、
いつも予約が一杯!!!
土曜日に予定を合わせることがなかなかできない私は、最近は別の方にカットをお願いしています。
先日、仲良くなった美容師さんにカットされながら Y さんになかなか会えないとグチをこぼすと次のように返されました。
「Yさんを指名される方は、だいたい、いらっしゃった時に1ヶ月後の次の予約もされて帰りますよ〜」
当たり前だけど、私が指名したいと思うように、他にも指名したいと思っている方はたくさんいるんですね。
仕事に自信のある美容師さんは、お客様を引き寄せるというお話でした!