リラックスする神経が先に老化するらしい?!話
Twitterで有名?な、精神科医の名越先生の講演会に行ってきました!
もともとツイートは時々お見かけしていたのですが、Voisyでお話を聞いて、とても話し方がわかりやすい方だなぁと思ったので。
ちょっとした、気持ちの切り替えかたとかそんな感じのお話かなと思っていたのですが、かなり専門的でした。 聴講者の食いつきがよいから、と仰っていましたが、テーマは話しながら決められたのか……リップサービスなのか……でも、たしかにみなさん熱心に見えました。
医学系の専門的なお話はもちろん、仏教の研究(されているとご存知なかった…)とも絡めたお話は、とても刺激的で面白かったです。
色々とあるのですが、特に心に残ったこととして
自律神経のうち、交感神経(興奮する方)ではなく副交感神経(リラックスする方)が先に老化する
というのは驚きです。すぐ怒るイラチなおっちゃんおばちゃん方は、いつまでも元気!というより逆なんですね。もちろん私もそうなってる部分があるということです。少し自覚があるなぁ。年齢を重ねると、頑張って元気に精力的に過ごそう!と思いがちですが、上手にリラックスすることも意識したほうが良いということなんでしょう。
もう一つ印象に残ったのが…
怒りや不安のような感情は、自分自身の本当の心を見えづらくさせる
これは仏教の考えのようですが、なるほどと思いました。たとえば、怒りから起こす行動というのは、気持ちに素直に従っているように見えるけど、その奥には、本当は怒らずにいい関係を築きたいという気持ちがある。そちらの方が本当の心、という考えです。
前に、とある脚本家さんが、待ち合わせに友達が遅刻したとき、遅れてきた怒りよりも「会えて嬉しい」という気持ちが本当は大きいはず。そこを描きたい、と言われていたことを思い出しました。
私、演劇が大好きなのですが、ついつい評判を調べて、自分が気に入った作品を批判している人を見つけて、論破したくなってしまう。もちろん直接はしないけど、こんなにいいのに、これがわからないなんて、と思ってしまう。興奮してくるとそれが楽しいこともあるけど、あとから結構疲れてきます。
そこのエネルギーってそれほど重要ではなかったな、とよく考えたら思います。私が、なにを感じたのか、に比べたら、大事なことはそんなにない。
自分の気持ちだけに集中することによって、すごく満たされてリラックスする。ひとつめのことにもつながりますね。
人間はとても脳が発達したけれど、まだうまく使いこなせていないそうです。なにが正解かわからないですが、こうやって考えるだけでもすこしいつもより使えたように思うなぁ。
楽しいことを考えて今日は眠ります。リラックス〜〜