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2023年秋旅行ネパール(ムスタン王国)⑤ツァラン〜ローマンタン

ついに、ムスタン王国の首都ローマンタンへ。
ツァランはムスタン王国第二の拠点で、河口慧海がマルファに行く前に
ツァランでチベット仏教を1年かけて学び、チベット入りを模索していたところ。

雰囲気ある西側入り口のチョルテン
物売りのおばさん。ローマンタンis very expensive!らしい

ツァランのゴンパ。以前は120人を超える僧侶がいて、ムスタン最大級の寺のよう。
他の国のチベット仏教寺院には行ったことないけど、全体的にムスタン王国は、室内の壁面の絵など保存状態がよいみたい。本場の中国よりもチベットらしいと、同じツアー参加者でチベット仏教の国をたくさん旅している人に聞いた。(その貴重さがわからなくて勿体なかったかな・・。)

併設されている寄宿学校には勉強中の子供達がいた。みんな素直で可愛らしい。

ツァランのゴンパ。ご本尊は弥勒菩薩。
子供たちが自習中。私たちのせいで勉強しなくなっちゃった。

ツァラン旧王宮。随分古いもので、2015年のカトマンズ地震でここも一部倒壊してしまったみたい。
中には観音様や王様たちの道具が置かれている部屋があった。
ムスタン王国は他の国からの侵略がなかったから、昔からの貴重なものがたくさん残っている。博物館とかもないので、普通に置いてあった。

ツァラン旧王宮の中は旧な階段。小さいけど綺麗な観音像が多くあった。
旧王宮からみたツァランの街。後ろにはヒマラヤの山も。

ツァランを出発し、4000mのロー・ラ峠をこえ、昼前にローマンタンへ到着した。本当に、良くもまあこんなところに村を作ったなあというくらいの秘境感だった。
ジョムソンからローマンタンまで1週間かけてトレッキングしてくるヨーロッパの方とかを見かけて、時間に余裕があるっていいなと思ったり。。。
(100kmくらいある)

ロー・ラ峠がこの度で1番標高が高い場所。タルチョがはためく
ついに見えたローマンタンの街

昼ご飯後、村内観光。城壁内のゴンパに行ったり、タンカ(仏教の宗教画の掛け軸)屋さんに行ったり。
ローマンタンはさすが王都だけあって、古都って感じで雰囲気が良く、
歩きごたえがあって(といっても半径2kmくらいしかないけど)、お土産屋さんやレストランもあった。その分、人も観光客慣れしてて、客引きとかお菓子をせびる子供やお母さんに遭遇した。
まあお菓子くらいだと可愛いものだけど、途中の村の素直な感じの子は少なかった。

ジャンパゴンパ。15mの巨大な弥勒菩薩がいて見応えあり。
ゴンパの中ではお祈り(プジャ)をやってた
昼間から何もしないでいる人たち。若い人は出稼ぎに行っていて
街には高齢者や子供中心に200人くらいしかいないらしい。

宿は、山小屋かも、とか、男女別の相部屋かも、とか言われていたので色々と準備して臨んだけど、結局WIFIもお湯も出るゲストハウスに申し込み単位で泊まれた。5月のティジ祭の時などはとても混雑するので、そういうこともあるらしいけど、今のシーズンは空いていた、とのこと。

やっと料理の時間が取れたから、と腕によりをかけて
作ってくれた、手作りコロッケとピザ。そしてバーモントカレー。
泊まったNorling Guest House。ジョムソンもツァランもこんな感じの宿。

夜はさすがに少し寒いので(0℃とか)、冬用の寝袋を借りて寝る。

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