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#5 小さな部屋

どうもこんにちは。

一人暮らしを始めてそろそろ2週間が過ぎようとしています。長年寮生活をしてきたので意外と何とかなってはいますが、食事にはちょっと苦労しています。栄養バランスにも少し気を使いながら毎食なにを食べるか考えて、買い溜めして、調理する。この作業は決して嫌いではないですが、手際が悪いので「もうこんな時間?」みたいなことがよくあります。なので最近は、時短のためいろいろと工夫しながらやりくりしています。その成果に、この間余り物のアレンジ技を覚えました。かなり多めのミートソースを作って始めにパスタ→余ったミートソースにカレー粉を加えてキーマカレー→余ったキーマカレーに水と冷凍うどんを入れてカレーうどん。結構手間省けて案外いけます。こんな具合で日々頑張ってます。

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前置きが長くなってしまいました。僕は高校から親元を離れて寮生活をしていたので、計7年間寮で暮らしていたことになります。高校と大学で違う寮にお世話になっていますが、どちらもかけがえのない日常を僕に与えてくれました。今回のnoteは、その中でも特にお世話になった大学4年間の寮生活を振り返っていこうと思います。

寮生活を終えてみてまず思ったことは、静かです。本当に静か。今までは10歩も歩けば友人の部屋でした。特段用がなくとも部屋に入ったり、逆に入ってきたりして、時には鬱陶しいほど賑やかな日もありました。ふざけてることの方が多かったですが、まじめに話すときもあれば、部活が違っても一緒にトレーニングしたり、学部が違っても一緒に勉強もしたりして、エピソードを挙げるとキリがないですが、総じて楽しく、充実した寮生活でした。これから先は、用がないとなかなか会えないですね。

そして何より、僕が東伏見という町に家を感じることができたのは、紛れもなく寮母さんをはじめとするスタッフの方々がいてくれたからこそです。「おはよう」「いってらっしゃい」「おかえりなさい」と、僕らよりも何倍も笑顔で元気な声で返してくれる寮母さんとスタッフの方々がいて、何気ないやりとりにも温かさを感じていました。食事やお風呂も、玄関に咲く花も、食堂に貼られた卒業生の色紙も全部。

僕の日々の原動力にはこういった寮の人たちの存在がありました。違う部活でも切磋琢磨し、寮に帰ったら一緒に温かいご飯を食べてお風呂で疲れを癒す。その繰り返しが、その積み重ねが、僕の日々の土台となり支えになっていました。少しうるさい隣人がいても、服が盗まれても、6畳もない狭い部屋でも、4年間僕の家であり続けてくれたことに、感謝しかありません。

長い寮生活で、家事スキルや生活リズムといったハードスキルを多少身につけることはできましたが、それらよりも僕にとってはやっぱり人とのつながりが価値であり、一番の財産です。あの小さな部屋には大きな友情と愛情が詰まっていたんです。そこから始まった他愛もない日々も、このnoteが証となって思い出させてくれると思います。何年後かに、もっと立派な人間になってあの場所へ帰りたいです。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。7年間の寮生活はなかなかできるものではないということも理解しています。そんな貴重な経験をさせてくれた親には感謝です。一人暮らし頑張ります。

引き続きよろしくお願いします。


ミキ



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