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ヌカヅケ小説            ヌカヅケのヒッ!NO.16

揚げたニワトリで買い物することをうまく想像できないまま、自身の張った首筋とお尻の脂身を意識しながら、せせりとぼんじりを食べ店を出ると、とっくに日は沈んでいた。

空には黄身のような満月が浮かんでいる。

手にした欠けたヌカヅケの匂いを嗅ぐ。

明日までは持ちそうだ。帽子とバッグの購入を翌日に残し、わたしは歩き出した。

写真 : 満月とヌカヅケ

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