双子同士のケンカは交渉術を身につけさせるチャンス!!
双子に限らずですが、年の近い兄弟姉妹のケンカは絶えないですよね。
言い争いで終わることもあれば、手が出ることもしばしば。
我が家の双子も、よちよち赤ちゃんの頃からケンカばかりでした。
叩いて蹴って踏んづけて、噛みついたあと、馬乗りになって髪を引っ張って、相手が泣いてKOするまで続きます。
横並びのいわゆる、双子用ベビーカーを使っていたのですが、身を乗り出して叩き合いのケンカが頻発したので縦型に換えたくらいです。
それでも、我が家の双子は、割とすぐにどちらかが泣いて助けを求めるので、そんな大惨事になることは少なかったです。
取っ組み合いのケンカも、幼児期になって、話すことができるようになるとぐんと減りました。
その代わり、口での言い争いが激化していきました。
どこで覚えてきたの?というような汚い言葉を使って相手を罵ったり。
その都度、言葉遣いに関しては注意していますが、ヒートアップしてる最中はまったく聞く耳を持ちません。
そんな双子も5歳になり、ようやく、怒りの感情をコントロールすることが出来るようになってきました。
長男はよく、あー!もうイライラするなぁ!と言いながら次男と距離を置いて、他の場所に行くことで気持ちを落ち着かせたりしています。
マイペースな次男は、これやりたかったなぁ〜、と悲しそうにアピールすることで、自分の思い通りにしようとします。
一卵性の双子ですが、性格はまったく違うわけです。
世の中なんて、自分の思い通りになんてなかなか進みませんよね。
でも、やりたいことはやりたいし、やりたくないことはやりたくないです。
それは大人も子どもも同じです。
では、自分の思う方向にコトを運ばせるにはどうしたらいいか?
それはもう、自分の言葉で相手に伝えるしかないんです。
私たち夫婦は、子ども同士の揉め事に極力首を出さないようにしています。
衝突が生じた際は、あなたはどうしたいの?自分の頭で考えて、それをちゃんと自分の口で相手に伝えなさい、と働きかけています。
初めのうちは、そんなこと言ったってわかんないよー!と泣きわめいて、なかなかうまくいきませんでした。
ですが、根気強く働きかけていたら、ついに先日、こんなに嬉しいことがあったのです!
いつも、三男を寝かしつけた後は、パパママと一緒に20:00までフリータイムということで、何でも好きなことをしていい(テレビゲーム以外)時間としています。
大抵みんなでウノをすることが多いのですが、その日は長男が、「トランプがいい!」と言い出しました。ウノとトランプで言い争いになるかな?と思っていたら、案の定次男が「ウノがいい!」と言って、黙って観察していると、長男が「いつもウノをやってるから、今日はトランプにしようよ!」と言いました。そしたら、次男も「そうしよう!今日はトランプでしちならべをやろう!」と意気投合。
私はこのやり取りに感動してしまいました!
なんてことない会話ですが、長男のこの、「いつもウノをしてるから、今日はトランプにしよう!」という発言には、私が常日頃ふたりに伝えていたことが凝縮されて詰まっていました。
ウノをやりたい人に、トランプがいい!と言い続けても、なかなか、いいよ!とはなりませんよね。
なぜトランプがやりたいのか、どんな風に伝えたら相手もトランプをやりたいと考え直してもらえるのか、きっと、それを5歳の長男はあたまをフル回転させて自分の頭で考えて「いつもはウノだから今日はトランプにしよう!」というセリフが出てきたのだと思います。
まだまだケンカは絶えないですが、それも交渉術を身に付ける練習と思えば、ママのイライラも少しは軽減されるかもしれませんね★