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【月初めのご挨拶】「リズムアンドブルースをうたうように」生きていく

Category : FASHION
2020 / NOV / 1 by MIKI TAKEDA(Tailor Bijoux)

 さて、先月から始まったこのTailor Bijouxマガジンですが、久しぶりの友人から連絡を頂いたり、PV数が突出した記事が出てきたりと、ささやかですが反響を頂いております。情報がどこにでも溢れている時代にも関わらず、わざわざ開いて見て頂いている方がいるというのは嬉しい限り。ゆるゆるとでもたゆまず歩くことが大事、少しずつ皆様の期待に沿えるような題材で記事を書いていければと考えております。


「ザ・シロップ」の音楽

 ところで、筆者は音楽も好きなのですが、「ザ・シロップ」というバンドをご存知でしょうか。1999年に名古屋で活動したバンドでその後解散、再結成するも現在は活動していないという幻のバンド。その音楽はレディにはちょっと刺激が強すぎるかも?昭和歌謡を彷彿とさせるアングラ系ポップ、サイケ色満載でぶっ飛んだ歌詞が耳に残るのですが、とにかく音楽と世界観がかっこよくて、筆者は好きなんです。


分断された時代

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 少しずつ飲食店や観光地に人足が戻ってきたりという風潮もありますが、依然としてTVやネットニュースなどでは毎日数百人規模の新型ウイルスの感染者、収まらぬ世界規模での感染拡大、それに加えて芸能人の不祥事や訃報など、絶えずネガティブで不安定なムードが続いています。
 そんな中で私たちはどう生きれば良いのかな、と考えていた時にたまたま思い出したのが前述した「ザ・シロップ」の最後に紹介する曲。ボーカルのカズミの昭和歌手のような甘くて少しけだるい声と、耳に残る独特な言い回しのフレーズ、それに時代錯誤のような異世界感。でもね、すごく力強さを感じるんです、その混沌(カオス)の中のささやくようでいて確かな歌声が。是非一度お試しあれ。


「リズムアンドブルースをうたうように」生きていく

ハートを削って叫ぶの、恋は命がけよ
リズムアンドブルースをうたうように
リズムアンドブルースをうたうように
わたし…生きていくの

 印象的なフレーズ、「リズムアンドブルースをうたうように」。リズムアンドブルース、略してR&Bとは、1940-60年代の黒人音楽で、前身のブルース(心の叫びのような哀愁伴う音楽)にリズム感を持たせた、後のソウルミュージックにも通じる音楽です。
 ザ・シロップが実際に歌っているのが当時2009年、ザ・シロップの世界観のコンセプトは1960-70年代、そしてこの歌の中では1940-60年代の音楽について言及していることから交錯する時代ギャップに少し混乱するかもしれません。しかし一方で、実際に1960年代に生きた昭和の女性が過去の音楽に希望をもらって情熱的に、かつ軽快にこれから生きていこう、と決心しているかのような奇妙なリアリティさえも感じさせるんですよね。
 それはこの不安定な世界で手探りのまま生きる我々にとって、自分らしく生きる意志や強さを与えてくれることでしょう。



ここまでお読み頂きありがとうございます。ご意見・ご感想参考にさせて頂きます。


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文責 : 武田 美樹 / Tailor Bijouxオーナー兼デザイナー
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(得意ジャンル : ファッション、ライフスタイル、お酒)


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