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ゴキブリの存在意義【銀竜草】

湿気のある場所で
ニョロニョロのように
生息する銀竜草。

半透明の白いギンリョウソウは
光合成をしない植物。

人間にとっては魅力的でも
動物界では人気がない。
果実はほぼ無味無臭。
種を運んでくれる生き物は誰?

それはモリチャバネゴキブリ。
彼らの協力がなければ
密やかで美しい銀竜草は
繁殖地域を広げることが
難しい生命体なのだ。

ヒトの「美しさ」の定義と
食物連鎖の掟には
あまり相関関係がない。

なにを「魅力」と捉えるか。
それは人間界隈では
時代によってつくられる。

今流行っている
デカ目とんがり顎の写真加工が
特定範囲の集団内では
「かわいい」の定義になりつつある。

個人的には違和感しかないけど。
地球外生命体の外見に
見慣れるためなのかな、と
思わずにはいられない。

個々の好き嫌いや
善悪の判断を超えた
俯瞰視点で見れば
すべての事柄や生命体に
存在意義がある。

私の家に現れるゴキブリは
反射神経の鍛錬に役に立つ。

ここに銀竜草は咲かないから
迷いなく一発で昇天させるべく
素早い一撃を容赦なく贈る。

詳細リンクは下記に。

“ゴキブリ”にタネまきしてもらう植物
「ギンリョウソウ」
https://academist-cf.com/journal/?p=5542

針仕事へ行ってきます。
素敵な1日をお過ごしください。

(はてなブログ「アレコレ楽書きessay」2022.6.29 転載)

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