子供たちの作品が大好きだ。そこにはまっすぐなエネルギーしかないから。
朝のストレッチをしているとき
ふと長男が小学生の頃に
描いた絵が目に入った。
有名な作品を真似て
描いたものだと思う。
彼の人間性がまっすぐ入った
太陽の表情がとてもいい。
玄関には次男の作品。
力強い拳のような木が
どーんとまんなかに描かれ
周りの色彩がとても豊か。
それぞれのエネルギーが
なんの曇りもなく入り込んでいる
素晴らしい作品。
自分の息子達だけでなく
子供たちの描く作品が
本当に大好き。
媚も打算もない。
ただ描きたいものを描く。
その線は生き生きと踊り
色彩は自由に舞う。
いつもいつも原点に
ぐいっと引き戻される。
技術は練習で確実にあがるし
色使いの知識も勉強で覚えられる。
だけどそんな小賢しさを
きれいに拭い去るパワーが
天真爛漫な絵にはある。
作品制作に迷いが出たら
私はいつも子供達の作品を
眺めることにしている。
圧倒的にパワフルだ。
自然界のもつ力に限りなく近い。
ただそこにあるだけで
愛を放つツワモノ。
小手先のテクニックで
誤魔化そうとしてごめんなさい
と、頭を垂れる。
描く喜びや楽しみを
明後日の方向に置き忘れた
「うまく整った作品」に
息吹は吹き込まれない。
素敵な日曜日をお過ごしください。
(はてなブログ「アレコレ楽書きessay」2023.1.15 転載)
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