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緑は0スタート、生命のはじまりの色

こんにちは。MIKIKOです。

わたしの人生を語る上で欠かすことのできない色の世界。

「色とわたし」について、今回は緑色、グリーンについて書いていこうと思います。

植物を育てるのが上手な人は、緑色の手を持っている

4月からオンラインで始めた色の本質講座の勉強。

毎回、課題が出るのですが、先日は「緑」についての考察(こうさつ)。

考察(こうさつ)とは、物事を明らかにするために、よく調べて考えを巡らすこと。

「緑」についてじっくり調べて、あれこれ考えを巡らしてくることでした。

わたしにとっての「緑」とは?

まず浮かんだのが、フランス人パートナーと付き合い始めたときに教わったフランス語のフレーズ。

”avoir la main verte”(アヴォア ラ マン ヴェルト)

直訳すると、緑の手を持っている。

田舎育ちのわたしの両親は、畑や庭仕事が得意。

両親の手にかかると、野菜や果物の木、花などスクスクと元気に育ちます。

そんな話をパートナーにしたとき、言われたのが

「きみの両親は緑の手を持っているね」

フランス語で、庭仕事や植物を「育てる」のが上手な人のことを

「緑の手を持っている」

緑色は「育てる」イメージがあるのかな、と感じました。

「緑」は心、命をつなぐ、平和な色

次に今回の課題、「緑」について考え始めたとき、

ふとつけたラジオから流れてきたのが「緑の壁プロジェクト」

「緑の万里の長城」とも呼ばれるこの計画は、アフリカ連合の主導で2007年に開始されたもので、アフリカを横断する形で、セネガルからジブチまでのサハラ砂漠南縁部に沿って長さ8000キロ・幅15キロにわたる長大な「緑の壁」を構築(多様で適応力の高い在来植物を植樹しその周辺に農地を形成)し、従来砂漠化により貧困と慢性的な食糧不足に苦しんできたサヘル地域の人々の生活を変革しようというものである

アフリカ大陸の砂漠化を食い止めるため、アフリカ西岸のセネガルから東岸のジブチまでの横につながる国が植樹事業に参加。

このプロジェクトが完成したら、地球の環境が修復されるだけでなく、そこで暮らす人々の生活も安定する。

「緑」は人々の心や命、そして地球の命をつなぐ色

「緑の壁のプロジェクト」を知って、緑色に「ありがとう」と感謝の気持ちが湧いてきました。

自然の「緑」に包まれながら、穏やかな気持ちになる

20代で色の勉強を始めたとき、色の基礎知識で習ったのが、

あたたかさを感じる「暖色」、寒さや冷たさを感じる「寒色」

そして、あたたかさも冷たさも感じないのが「中性色」

緑色は中性色なので、緑は感情のない色、と思っていました。

でも、2018年に病気で気持ちがどん底のとき、わたしにとって緑色はなくてはならない色でした。公園のベンチに座り、自然の緑の中に身を置き、日が暮れるまで過ごす。今、あの頃を思い出してみると、緑と一緒に呼吸しながら、まるで見えない緑の点滴を受けている。そんな感覚。

自然の「緑」に包まれながら穏やかな気持ちを取り戻したい。強い願いがわたしを「緑」の場所へ連れて行ったのではないか。と感じています。

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緑は生命のはじまりの色

先日受けた色の本質の講座で、心に残ったのが

「緑は生命のはじまりの色」

例えば青虫、植物の芽は緑色。そして生まれたばかりの赤ちゃんのことを別の表現では嬰児(みどりご)。

緑はまだ、わたしがわたしになっていない。未成熟な色。

「緑は生命のはじまりの色」

この言葉を聞いたときに

「なぜ、病気でどん底にいたときに、緑を心から求めたのか?」が少しだけ、わかったような気がしました。

緑は0(ゼロ)スタートの色。わたしがわたしになっていく土台の色。

色の世界が大好きなので、深掘りしていくと、穴を掘る手が止まりません。

今回の色とわたしは「緑」について書いてみました。

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