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自分の「人材開発・組織開発 実践者としてのあり方」について、考えてみた

先日、立教大学大学院リーダーシップ開発コース(LDC)で、『人材開発・組織開発実践論』の授業を担当している齊藤 光弘さんから、「人材開発・組織開発の実践者として体験を共有してほしい」という依頼を受け、自分の体験からの気づきや学びを共有した。私としては日々、葛藤しながら試行錯誤しながらやってきた(やっている)ことを共有したのだが、講義後、お礼に、齊藤さんから嬉しいギフト(私の共有を言語化してもらえる、というフィードバック)をもらえた。新たな自己認知として、記録として、noteにも残しておきたい。

【私の人材開発・組織開発 実践者としてのあり方】
①自分の中に軸を持つ
②組織の全体性と個別性を繋ぐ
③「組織と組織を繋げて前に推進すること」


以下、齊藤さんの投稿をそのまま引用させていただく。
(注:斎藤さんは私のことを「ミッキー」と呼んでいるため、以下文中「ミッキー」とは私のことを指している)

【"あり方”レベルで組織開発を実践するっていったいどういうことか?~ベーリンガー 岡田美紀子さんからの学び】
毎年この授業では、外部からゲストをお呼びし、組織開発の取り組みを進める上での、泥臭い苦労ややりがい、現場において大事にする必要がある、マインドやスキルについてお話を伺っています。
今年度は、ベーリンガー・インゲルハイム・ジャパンの岡田美紀子さん(ミッキー)にお話を伺いました!
ミッキーとは、2019年頃から、コーチングのトレーニングや読書会など、学びの機会をご一緒する機会に恵まれ、いつも学びや気付きをいただいてます。いつでも、どんなコミュニティでも、120%、場にコミットして、盛り上げてくださる”あり方(Being)”をとても尊敬しています。
当日は、そんなミッキーが、リクルートエージェント、GE、ユニリーバ、ベーリンガーインゲルハイムと、副業で関わられているファンリーシュでの経験を踏まえ、組織開発の実践者として大事にされている想いやアクションについて、受講生からの質問に応える形で授業が進められました。

齊藤光弘さんSNS投稿より

たくさんの学びがあり、メモを取ってばかりだったのですが、個人的に特に大事だなと思ったポイントを3点ご共有したいなと思います!
①自分の中に軸を持つ
グローバルの本社や上位者と意見の相違が生まれたとき、取り組みを推進するのか、再度検討を促すようにするのかについて、ミッキーの判断軸は「組織・社員の未来にとって、今よりもよくなると確信できること」ですと明確におっしゃっていました!
この私心を超えて、より大きな意義と繋がるからこそ、持てるパワー(人への影響力)があるのだと思います。自分の中で、組織開発や人材開発に関わるのか? なぜ今の仕事に取り組んでいるのか? について、自分自身も軸としてクリアにしたいなと思いました。授業の最終回でこのワークをやろうかなと思います^^

齊藤光弘さん投稿SNSより

②組織の全体性と個別性を繋ぐ
ご本人もおっしゃっていましたが、ミッキーが、受講生全員の質問に丁寧に応えてくださっている様子を見て、本当に”人を大事にする”方なのだなと改めて感じました。
実際、日々の業務の中でも、組織の全体最適を意識し、ビジョンなどの組織レイヤーでの視座の高い情報共有を丁寧にしつつも、それが各メンバーの業務にどうつながるのかについて、個にフォーカスしてのコミュニケーションを大切にしているとおっしゃっていました。
組織の目指す姿と実際の現場業務においては、繋がっているように見えても、実際には乖離がある場合もあり、その間を埋められる、”戦略の翻訳者”のような存在がとても大事なのだと思います(各レイヤーの役職者/ リーダーがそんな役割を担うことが望ましいのですが・・・)。Business Partnerとして、事業サイドにも寄り添いながら人事担当者としての経験を積まれたご経験も大きいのかなと思いました。

齊藤光弘さん投稿SNSより

③「組織と組織を繋げて前に推進すること」
授業の後半、組織におけるミッキーのバリューをご自身でどのように認識しているか?について質問してみました。
その時に伺ったのが、「組織と組織を繋げて前に推進すること」という言葉でした(ミッキーが周囲のメンバーからもらったフィードバックのようです)。
表面的に見える対立を超えて、より深いところで一致している”目指すところ(大きな方向性)”にフォーカスを当て、実現するための協働を促していく。
組織は、境界が決まり、生まれたときからサイロ化しやすい宿命があると思うので、厚くなり過ぎた組織/ 個人の壁を溶かせる方が組織の中にいてくれることは、日々の施策やプロジェクトで目指す成果を実現させていく上で、とっても大きな要素だなと思います。

齊藤光弘さん投稿SNSより

高いビジネススキルが求められるのはもちろんですが、やっぱり、人としてのあり方(Being)の部分が伴っていないと、なかなかこのロールを取れないよな~と思いながら聴いていました。
本授業では、シラバスの中で、組織開発に取り組む上で、具体的なアプリケーション(ツール)はもちろん重要なのですが、それ以上に、人としてどの様な価値観や姿勢を大事にしながら、その場に向き合うのかが大事!ということをお伝えしてきました。
その意味では、ミッキーの授業におけるあり方に触れ、お話してくださった内容に触れたことが、受講生のみなさんの”あり方(Being)”の重要性に対するさらなる理解を深めてくれました。

齊藤光弘さん投稿SNSより

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