Johannes-blog #2 "TIA"の衝撃 初日から停電
「ヨハネスブログ|Miki's Johannes-blog」です。
南アフリカ・ヨハネスブルクでの暮らしを記録します。
きょうは「停電」と、アフリカ生活の心得について……。
入国わずか10分 「税関」まさかのトラブル
ヨハネスブルク・オリバータンボ空港に降り立って、とにかく寒かった話は前回しましたが、
その直後、私たちは地味めのトラブルに見舞われます。
税関職員に「荷物を見せろ」と言われ、事務所に連行(誘導?)され……。
夫がスーツケースに私用・社用とPCを3つ入れていたことがよろしくなかったようです。
税関の男性職員から「なんのために使うんだ」「自分で買ったのか」「3つも持ってるなんておかしい!」など、質問攻めとご意見を頂戴します……。
最後、「3つもパソコン持ち込むなら金出せ!」とまで言われました(!)
でも、アフリカ慣れした夫も黙っていません。
「そんなルール聞いたことないわ!」
「パソコン3つ持ってることについてボスが説明できるから今すぐ連絡取ろうか!?」
そう返すと、結局は「今回はいいよ」と通してもらえることに。
え! 結局、ええんかい(拍子抜け)。
15分くらい足止め食らったものの、なにかお金を取られるほどのことにまでは発展しませんでした。
無事、入国!やったね。
突然の暗闇! 「ロードシェディング」の洗礼か
その夜、のんびり夫が作ったペペロンチーノ(美味しい)を食べていたところ、突然電気が落ちました。
これ、動画で記録していて(ジャーナリズム精神!)、停電の時間はおよそ30秒。滞在先に「ジェネレーター(発電機)」があったとみられ、すぐに電気は復活しました。
南アフリカ、めちゃくちゃ停電します。
「ロードシェディング(Load Shedding)」という言葉が日常会話で出てきます。平たくいうと、計画停電です。
ロードシェディングだったのかどうかは定かではありませんが、この5日間で一瞬電気が落ちるという経験をすでに2回しています。
発電機がある場所が多いので暗闇で何時間も過ごすことはなく、ほんの数秒〜数十秒のことなんですが、火を使ったりしてたら怖いな、なんて。
(最近では少し落ち着いたとされています。ロイター参照。)
信号も消える
信号も、なかなかの確率で消えています。
1回の移動で5分車に乗れば、2,3箇所は普通に信号が消えています。
最初に見たときは軽く悲鳴でした……。
先輩の駐在ファミリーが教えてくれました。
「信号が消えてるときは、先着順。シンプルでしょ。」
信号がついていないときは、交差点に入ってきた順番に通行していきます。
直進優先、とかはありません。先着順です!
最初に向かいの車が入ってきたから最初は彼、次に来たのは右のバンだからバンが先、左の車より自分たちのほうが早かったから次は自分……という感じです。
必ずしも交通整理の人がいるわけでもないのに、「先着順」の極めてシンプルなルールにのっとり、本当に意外なんですが、まあまあ秩序ある感じで、混乱なくみんな通っていきます。すごい。
信号、ないならないで、なんとかなるんだな。
(渋滞はするけどね!)
いつも心に”TIA”の精神を
税関でいちゃもんつけられた! しかも結構すぐ開放してくれるんかい!
初日から停電する? そんなことある???
信号ついてないって、なんでやねん……。
すべて滞在初日に起きた出来事で、密度が濃すぎて書きながら自分でも笑ってしまうんですが、そうなんです。これが、南アフリカです。
TIA(ティー・アイ・エー)、という言葉をたまに耳にします。
税関でつかまったとき、
電気が落ちたとき、
信号が消えているとき、
「TIA(ティー・アイ・エー)だね〜」と。
「アフリカだからしょうがない」くらいの意味だと思うけど、不思議と深刻にネガティブな感じでは聞きません。
「アフリカだからしょうがない(ので郷に従え?)」「アフリカだからしょうがない(けどこれはこれで趣深くない?)」とか、そういうニュアンスで使われている気がします。
私の周りで「これぞTIAだよ」という人たちも、なんだかんだでちょっと笑顔(苦笑い?)だしね。
驚きはするけど意外とまあなんとかなるし、それで夜も眠れないほど困ってることもいまのところはないし、アフリカにお邪魔してるんだし、This is Africaってことでまあいっか。
私も、TIAを楽しめるくらいの器になって帰ります。
日々、強くなる気がします!!
Miki's Johannes-blog #2
2023.8.23
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