やさしい道、難しい道
あなたは、山を登るのに、どちらを選びますか?
子供からお年寄りまで、みんなが頂上に行ける道。やさしい道。
プロの登山家しか登れない道。難しい道。
小さなお店が長く商いを続ける。それには、やさしい道を登れば良いのです。けれども、その道は知られていない。知られていないから、難しい道を選んで失敗する。残念ですが、そうした失敗はよくあります。
難しい道の失敗例は次の通りです。
チラシやダイレクトメールで、大きな広告費をかける。
値下げして売るので、利益が出ない。
商品・サービスの品質を追求しても、顧客に理解されない。
No1を目指す。
やさしい道は違います。
営業しません。
安売りしません。
商品・サービスの品質は、合格点で良いとします。
No1を目指しません。
かわりに、新規客が固定客になる取り組みをします。
顧客と向き合い話を聴き、顧客についてよく知る。
顧客に自分について知ってもらう。
顧客の気持ちに寄り添い、顧客に礼をつくす。
顧客に喜んでもらう。
顧客をほめる。
顧客を助け、顧客から助けてもらう。
顧客に関わってもらう。
顧客に分かってもらう。
顧客に教えてもらう。
顧客から学ぶ。
顧客のニーズ・要望を引き出す。
顧客と繋がり続ける。
顧客に、忘れないように気づいてもらう。
顧客を守る。
お得意様をもてなす。
つまり、一人一人の顧客と交流する。
すると、固定客が増えます。固定客が増えると、長く商いを続けられます。山に登るやさしい道とは、顧客と交流することです。
このやさしい道を、誰もが歩めるように、この記事で具体的に解説しました。残念なことに、やさしい道はあまり知られていません。なぜなら、この道を部分的に紹介した本はあっても、全体を解説したガイドブックが無かったからです。
お寺での実践(私のパートナーが住職)。私の本業と顧客へのヒアリング。収集した数多くの事業者の成功事例・失敗事例。それらを基に考えを深め、この記事に全てを記しました。
ここに、小さなお店の取るべき道を、力強く宣言します。
交流こそが、お店を救います。
ここから先は
今も昔もこれからも、小さなお店に必要なこと
「営業よりも、交流しよう」。 一生涯の顧客(岩盤固定客)になってもらう技術を解説します。 起業・開業予定の方、フリーランス・個人事業主、経…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?