iPad譜面化に連携すべきアプリ
譜面管理ソフトは、forscore一択。海外のアーティストも、これを使っているのと日本のトップミュージシャン界隈もforscoreなのだと最近知ることができました。
これは、finaleによる取材なのですが、途中でforscoreの話も出てきます。他のDAWソフトのことも話題にあがりますが、ここでのポイントは、
”ある一つのアプリだけではプロジェクトは進まない”
ということだと思います。できないことはないのですが、得策ではないと言えるでしょう。というわけで、今回は僕が使っている複数のアプリを紹介します。
<チューナー>
あらゆる楽器には、”チューニング”という作業が必要です。絶対に狂わないのは、PC内部の音源ぐらい。ピアノで言えば、調律です。
iOS、Andoroidともに利用できるアプリで、以下の記事が2013年なので、もう7年も使っているようです。英語ですが、そんなに怖くないですよ。
僕の生徒さんは、ほぼ全員購入しているのではないでしょうか?特に紹介割引はないですが(笑) だいぶ営業しています。値段に見合った多機能で、且つ分かりやすく正確です。管楽器以外にギターや、マンドリンも楽器リストにあります。超オススメ。
<自動伴奏・カラオケ作成>
伴奏用アプリといえば、iReal Proです。iOS,Andoroid共にあります。これも超有名定番アプリなので、様々な解説がWeb上にあるので、深くは語りません。”優良&有料アプリ”の代表格です。これを買い切りで使用できるのは凄い時代です。触りながら覚えていけるので、とにかく使い倒しましょう。
<譜面PDF化アプリ>
evernoteから派生した、Scanableというアプリが優秀ですが、iOSのみです。ここでは、iPadを使用した譜面管理方法ということで、iOSでも問題はないと思いますが、このScanableはビジネス用途でも相当活用できるので、必見ではあります。詳しい使い方は、こちらでどうぞ。最終出力先は、forscoreにするだけです。
<PDFファイルからのMusicXML化>
できる限り、縦横をまっすぐにした、綺麗なPDF譜面データを用意できたら、次はこちらです。
楽譜スキャナー – Sheet Music Scanner (¥490/2020.10.1現在)
反復記号、コーダ、3連音符/連符、パーカッション表記、ダイナミクス、ダブルシャープ、ダブルフラット、装飾音。 これらは今後のアップデートで対応する予定ですが、元のファイルが出版社クオリティであれば、かなり正確に読み取ります。iPad上で、しっかりと再生ができるので、譜読みが苦手な人でも、曲全体の雰囲気を掴むことができます。ここまで、普通の使い方。
僕は、ここからMusicXML形式でデータを書き出して、AirDropで、Macbookに転送して、finaleでMusicXMLのインポートを行います。
呪文のようですね。でも、これが大事なのです。
finaleで開くと完璧にはインポートできませんが、ゼロからすべてを打ち込むよりもだいぶ作業を簡略化できます。僕は、この方法で、管楽器とピアノ二段譜の作成をすることが多いです。インポートデータの修正が難しい曲もあるので、その際は、全て手打ちですが。
<スピードチェンジ>
ふざけた名前のようで、とんでもないアプリです。譜面管理ソフトのforscoreにスピード変換がありますが、こちららは、その部分にだけ特化したアプリ。基本的に無料で使用できてしまうのと、更新の頻度が多いです。触って、慣れれば楽器練習の共に使えます。語学学習にも最適でしょう。
こういった機能は、大昔のポータブルMDについていたのを駆使していたのですが、本当にいい時代になりましたね。と、遠い空を眺めてしまいます。活用しましょう。
以上、iPadでの譜面電子化と、楽器練習に特化したアプリの紹介でした。