【みようみまね】で、動けばいい。
漢字変換して驚きましたが、【見様見真似】ですって。瞬時には読めません。
ピンチはチャンスと言いますが、ここ最近の状況の中で、どんどんと新しいことや、今までなかった出会い、視野の広がりなどを沢山の人が体感している最中だと思います。そうした中で、ふと流れてきた情報に、
「あ、面白そう!」
と、直感的に反応することは、あらがわずに試してみようと思うのです。例えそれが、自分自身の専門外のことであって、仕組みとか意味を100%理解できていなくても、【見様見真似】で飛びつく先にアイディアが浮かぶこともあるでしょう。という前置きをして、今日はこれです。
呪文?と思った人もいるでしょうけど、そこはかとなく流れるライフ四苦八苦臭がします。まず、
・Softbank Airは知っているけど、なぜその値段で売却されているのか?
・そこに使い道があるらしい
・きっと我が家には要らないのに、遊んでみたくなる魅力
HARD OFFに出かけるのは、今は止めておこうとメルカリを眺めたら、確かに投げ売り状態のそれらで溢れています。
◇Softbank Air が大量出品されている理由
自分なりに調べてみたところ、色々と見えてきました。
Softbank Airとは
・36回払いで契約する工事の要らないインターネット回線が売りの商品
・実質ゼロ円やiPhone価格を割引く手法で投げ売りされている
・回線スピードはムラがあり、評判は良くない
・解約しようとすると契約書にある通りであるが、高額費用請求される
・解約後の使い道はなく、Softbankの専用SIMでしか動かない
・結果、巨大なプラスチックの箱だけが残る
・オークションサイトでも1000円以下の値段しかつかない
一方でこんな情報もあります。
・製造元はHUAWEI
・海外での取引価格は決して安くない(ほぼ日本と同じ5~6万)
そして、2016年のこちらのBlogに漂着しました。
ネットワーク用語の整理が必要です。
ルーター。ブリッジ。アクセスポイント(AP)。
無線LANルーター、というものがありますが、1台で2役(ルーターとアクセスポイント)をしているのが、用語をややこしくしている理由でもあります。
【見様見真似】で行動だ!
メルカリで¥1,000-未満で購入してみました。Air2です。だいぶ古い機種ですが、今回の用途ではAir3でもAir4でも関係ないです。本当は見様見真似で、いきあたりばったりで作業しましたが、ここでは手順をまとめます。
1.PC(Mac)とSoftbank Air2に有線LANケーブルで接続
2.説明書に書いてあるとおり http://172.16.255.254/ にアクセス
3.本機器IPアドレスと割当IPアドレスを同じものにする
4.DHCP(IPアドレスという各機器がインターネットへ繋がるための設定)がオフになる
5.ブリッジモード(橋渡し)なWi-Fiアクセスポイントに様変わり
6.5Ghz(802.11ac)固定にして使用する
なるほど!・・・どころか余計、潮が引くように理解が遠のいている人もいるでしょう。
【結論:これは有線でのWi-Fi中継機】
アクセスポイント(AP)と言っていますが、ようするに中継機になるよ、という話です。ですが、近頃あるコレ↓とかとは違います。
こういったものは、無線です。今回のAir2は、各家庭にあるルーター(ネット回線を契約したらレンタルしている機器)から、有線LANケーブルを接続して初めて機能します。
用途としては、3DKや2階建ての住宅などでWi-Fi回線が弱くなる場合は、今回のAir2を使えば改善できるところもあるでしょう。
その他の用途として、オンラインレッスン需要で、密閉度の高い防音室などへ有線LANさえ通すことができれば、こちらへ接続することでネット回線スピードを改善できるはずです。この辺りの、アイディアは使う人が考えていくべきポイントでしょうね。
5Ghz帯の対応機器は数年前に比べて増えました。一方で、2.4Ghz帯は、Bluetooth機器も含めて、非常に混雑しています。ましては、このリモートワーク全盛になる中で、集合住宅に住んでいれば近隣との電波干渉も激しさを増しています。
電波干渉の影響を受けにくい5Ghzのアクセスポイントを安価(¥1,000-と有線LANケーブル代金)に作成できるという意味で、今回の見様見真似作戦で、自宅内の無線インターネット環境を改善することができるヒントになればと思います。
そして、その可能性に2016年と、2020年の今に触れておられる、先人の知恵を紹介させていただきました。
Softbank Airは解約した時点では箱になるけれど、他社の光ネット回線を敷いた後は、少し設定を触れば、使える箱になるかもよ!というお話でした。