見出し画像

オール・セルフ・プロデュース配信ライブ

春からの色々。音楽の世界では、めまぐるしく状況が変わっている数ヶ月が過ぎています。楽器演奏の講師をしているのですが、今年で8年目になる自主開催・門下生演奏会を、毎年9月2週目日曜日に開催しております。

ですが、この状況。

初めは中止も検討しました。しかし、年に一度の演奏機会である方も、いらっしゃいます。区切りというものは、何事にも大切です。誰かのためではなく、自分のためでもよいのです。この一年の成長を自己評価する場所を、個人的には提供したいと思うのです。

結果、今年は【無観客生配信・演奏会】という形式を取ることにしました。

"言うは易く行うは難し"

2020年の3~6月ごろは、note の力というか、noteに集まる皆様の英知をお借りして、なんとか楽器のオンラインレッスンの下地を整えました。これは、過ぎてみれば、1:1の双方向コミュニケーションです。音質や、機器の操作などのハードルはありましたが、この新しいレッスンスタイルも、一つの手段として軌道に乗って、あちこちで活用されていると思います。

では、無観客生配信ライブをするぞ!となると、こうなります。

ハイ。ケーブルだらけ〜。この日は、配信テストでしたので、とにかく限られた時間で、できる形に作り込んだので場内は整えず。自宅で、可能な限りのテストをした上で、現場でさらにテストをしてみないと分からないこと、できること、できないことの線引きをしていきます。

何事も、トライ&エラー、そしてトライ。勉強、楽しいお勉強。

準備は大変ですが、演奏会二週間前を切って、ようやく当日を無事に迎えられそうな光が見えてきて、心が軽やかになってきています。こうなれば、しめたものです。この状況でさえも、楽しみで仕方ありません。

"マンネリ嫌い"

今思えば、8年目ともなると、マンネリ化している部分があったかもしれません。方法論というのは、確率されてくると、効率的になり、色々な作業がパターン化されてきます。

冒頭に申し上げたとおり、生徒さんが主役の演奏会なので、あくまでも生徒さんたちメインアクターです。その中で、ほぼ裏方に徹しつつ、自分の楽しみというのを毎年模索しておりました。

2019年は、長年ピアノ伴奏を務めてもらっている方との初めての自主制作CDレコーディングを行いました。

2018年は、その前段階ですが、一人でセルフレコーディングをして、CD化とJASRACへの登録作業というのが付いてきました。

さて、2020年は、どうしようかな?と思っていた今年の1月頃。まだ、こんなことになるとは思っていませんでしたよね。

この場所をお借りして演奏会を行うのは、4年目。3年という時間があると、”ある種のスタイル”が確率されたと思うのです。であるから、期せずして訪れた、この情勢。新しいことに取り組むには、ベストタイミングです。

"2021年以降のスタンダード"

来年のことを言うと鬼が笑う、と言いますが、この情勢がどのようになるかは、まだ誰にも分かりません。ですが配信スタイルの演奏会は、特別ではなくなっていくことは確実です。

2年後、3年後には、もっとハイクオリティーなものになるでしょうが、そのときになって

「え?そんなことも知らないの?」

となるのは、個人的には避けたいと思うのです。たぶんそれは、

「え?そんなことも知らないの?(あの2020年何してたの?)」

が、含まれてくると思うから。

演奏会の開催を、諦めるのは簡単です。それが間違っているとは思いません。けれど、なんの勉強もしない、トライをしないのは、性分に合いません。

今年に限っては、こういったジャンルにおいて、失敗をしてよい年だと思います。むしろ失敗をして経験を積む絶好の年です。あらゆる妄想を形にしようとして、できること、できないこと、誰かが成功していること、真似することをしていい年。すべき年です。

個人的には"ライフ四苦八苦"と呼んでいますが、noteには、他のSNSにはない、"ライフ四苦八苦アイディア"が豊富な気がします。(個人の感想です)

日時は、2020年9月13日 日曜日 16:00ごろスタート。URLの告知はまた後日。遠く離れた、沢山の友人・知人・生徒さんたちのご家族に観てもらいたいというのはテーマですが、一方で、2020年という年の軌跡として、やれる限りのことをぶつけたいと思います。

いいなと思ったら応援しよう!

林 未来彦
あなたの生活にお役に立ちましたら、ご協力いただけると幸いです!