山梨 Love&purification Retreat 2
●リトリート二日目。カンボセレモニー。
アマゾン流域に生息するカエルの毒を塗りこむことで身体を浄化するセレモニー。
申し込み時に空きがなかったため不参加。
当日空きが出そうなのでと参加意思を聞かれたけれど、決心がつかず結局参加は見送る。
受けた人の反応は、人によって浄化の出方が全く違うという感じ。
きつかった人、楽しそうな人、あっさり終わって物足りなさそうな人。
私は不参加だった他の方と、ひたすらおしゃべりをする。
その時間も、実はとても有意義だった。
ここに参加した人は普通そうに見えて、もれなく変態だということが分かった。
(変わっている、いい意味で。)
常識という世界の嘘を何となく知っていて、
真実の答えが自分の中にあることを何となく知っていて、
その感覚の強化と、新しい世界を広げるためにここに集まっている。
しかもその想いは相当真剣な人ばかり。
穏やかそうに見える人が多いけれど、その胸の内は誰にも汚されない強くたくましい確信を持っている、という感じ。
私は普段自分のことを変わっているなあ、私の考えを誤解なく伝えるためには、ひとこと説明をしないとなあ、と思うことがほとんどだけれど、ここに集まった人にはそれが必要ない、感覚でそれがわかるのでとても楽だった。
私はこのリトリート中、ずっと月経とともにあったのだけれど、なぜかここではとても安心していて、むらにいるような感覚になった。
布ナプキンを洗っている時、日常ではなぜか少し配慮してしまう。家族や周囲に。
でも他人の寝泊まりするこの場所で、普通だったらもっと気を遣いそうなのに、なぜだか安心して、しかも尊い営みとして布ナプキンを洗っている自分に気づいた。
Lataさんがダーキニーブレスの時に言っていた『誰も痛くないような場にしたい。』という言葉。
誰も痛くないように、悲しくないように。
そういう配慮が女性は出来るから。
妙に頭に残っていて、それを肌で感じ、安心して過ごしていたのかもしれない。
カンボセレモニーは受けられなかったけれど、ここに参加する方のお話をたくさん聞けて、その生き様やストーリーに、感動し尊敬した時間となった。
●ブランチ
カンボを終えたみんなとおかゆのブランチ。
カンボを受けていない私たちは、さぞたくさんおかゆを食べるんだろうと思っていたけれど、びっくりするくらい食が細くなっていた。
自然な身体の移ろいを感じていた。
●休憩を終えてダンスメディスン
カンボ終わりで休息を取っているみんなとともにお昼寝をする。
意外と身体が疲れていることに気づく。
すっきりした身体で、午後のダンスメディスンに参加。
組みになって身体と身体でマッサージし合う。
それは一対一を超えて、みんなが転がりながら、絡まりながら、身体と身体が交差し合う。
初め感じていた遠慮がだんだんとほぐれ、人と人とが触れ合う気持ち良さと心地よさ、安心感を知る。
ああこんなにも、誰かと触れ合うことはハードルが高くなっている。
触れ合えば、こんなにはっきりと素晴らしいことで安心できることだって分かるのに。
何だか変なことにされているなあ、身体と身体が触れ合うことって。
恥ずかしさと遠慮。
これがどんどんと外されていく。
このリトリートを通して、ずっとテーマになっているように思う。
恥ずかしさと遠慮と固定概念を外していく。
心地よければ声を出す。
心地よくなくても声をまず出す。
声を出すことも恥ずかしいから。
それはとても抵抗のあることだけれど、やってみたらとても自分を縛っていたことにも気づくし、やってしまえば結構簡単に外れることもわかる。
そうやってほぐれた心と身体で、自分から湧いてくる踊りを表現してみる。
考えずに、今身体がやってみたい動きを、ただ出す。
私はモダンバレエを習ったりしていたけど、実はとても免疫のないチャレンジだった。
踊りを習っていたことが、私の思考で邪魔してきませんように。少し緊張したけれど。
Lataさんにぽん!って輪の中に押された時は『ああちょっと待って!』と思ったけど、同時に『行くしかない』とも思って。
無我夢中で踊ったけど、ああどうしよう、どうしたらいいか分からない、どうしたらいいか分からないと思いながら踊っている、と思っていた。
そんな自分をゆるしていた。
一番手、初めての経験、よくやった、と思った。
みんなの踊りが美しかった。
思いがけず出る動きは、思いがけず美しかった。
みんなの動きに目を奪われた。
身体が動きたい動きをそのまま出そう。
そう決めた。
出来たらこの音で出たくない、きっと私はこの音では何も踊れないはず、と思った音の時に、なぜかまた出ることになって、でも意外と身体が動いた。
どんな動きをやったかも覚えていないけれど、思考に引っ張られず、動くことが出来た。
初めての体験だった。
第一歩めに感動していた。
なぜか小さい一歩に感じた。
でもそれがとても嬉しくて誇らしかった。
●夕食とお風呂
今夜も美味しい夕食。
美味しくて言葉があまり出てこない。
1日目、緊張して喋りまくっていたことを思い出す。
もう喋らなくてもいいなー、と思って安心している自分に少し驚く。
なんか一つになりたくて、男も女もないよーと思って、みんなでお風呂に入る。
なんか気にしているのが寂しく感じて。
●音浴瞑想
今日はしっかり音浴瞑想に参加。
普段オンラインでやっていた朝の瞑想を、ちゃんとみんなの音と存在を感じながらできて少し感慨深い。
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