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プレゼンの虎“1分で話せ”最年少受賞!その秘訣は…?

初めまして、イスラエル女子部のMiki ALISSA(三木ありさ)です。

先日、ビジネス書「1分で話せ」の11万部という大ヒットにちなんで開催されたプレゼンコンテスト「1分で話せーTalk Your Willー」で最年少で受賞しました(わーい✨)

このプレゼンを作るにあたって、どんな準備をしたの?…と、多方面から嬉しいリクエストを頂きましたので、僭越ながらエッセンスを公開しますね~😃

そもそも、「1分で話せーTalk Your Willー」とは?

「1分で話せーTalk Your Willー」は、Yahoo!アカデミア学長の伊藤羊一さんが書かれた大ヒット書籍「1分で話せ」を体験するべく始まった、プレゼンコンテストです。ルールは簡単。

・1分以内で
・「あなたの譲れない想い」を語ること
・手段はなんでもいい。スライド作っても、スピーチでも、なんでも良い

このルール見た時、滅茶苦茶、テンパリました(笑)

というのも私は、学生時代、日本代表として国際会議に出たり、マイクロソフト学生団体主催のや、東大起業学生団体KINGなどのプレゼンコンテストで多数受賞しています。(えっへん✨)

これまでのコンテストとは違い、圧倒的にシンプルシンプルだからこそ、言葉1つ1つデザインしないと、聴衆を魅了できません…(´・ω・`)

この難しさにすぐに気が付いた私は「こりゃ、ヤバいなぁ…」と、焦りました💦

審査員が豪華だから、出場決めた

しかし見ると、審査員・司会者・関係者が、ご、、豪華😲❕

・メガヒット作家 伊藤羊一さん
・プレゼンターの神様、憧れの 澤円さん
・女性活動家、もりちこと 森本千賀子さん
・HRのトップ 志水静香さん
・イノベーションといえばの 角勝さん
・働き方改革 羽山暁子さん
・グロービスのスーパーロジ 赤崎述子さん

たしかにイスラエル女子部は、これまで600人に講演したり、Newspicks「テクノロジーの未来」でオススメピッカーに選ばれたり、FNNプライム(フジ系ネットニュース)ワイヤレスワイヤーニュースでコラムを書いたり…と露出が多くなってきました。でも、知名度がまだまだ足りない…。

「そうだ、豪華な方々に“一度で顔を覚えてもらっちゃお😀(したり顔)」

と一度怯んだ心に鞭打って、応募ぼたんをポチリ。

しかし3つの壁がありました💦

壁その1:思惑とのバランス…

さぁ、イスラエル女子部の宣伝をしたいと考えた私…。まず1つ目の壁にあたります。

それは、思惑と、求められていることのバランスです。

確かに、私はイスラエル女子部の宣伝をしたくて参加します。しかし「Talk Your Will」は「あなたの熱い思い」に触れるイベントです。つまり、聴衆も、審査員も、ただただ、イスラエル女子部の個別具体的な宣伝をすると、盛り下がる…💦

そこでまず「思い」との親和性がたかい、「イスラエル女子部設立理由」をフォーカスに決定✨

しかし一方で「設立理由」を説明しても「あ、そう…。頑張ってください(冷め)」で終了してしまうのもオチ…。

大切なのは聴衆にも関心ある内容にデザインし、聴衆を自分事のように「イスラエル女子部の設立」を感じさせることだと考えました。

では他人を、自分事にさせるには?

では、どう自分事にさせるのか…?

あらゆる手段がある中私が選んだのは「感動」でした。感動は、人の心をぐっと近づけさせる最高の手段です。さらに、ルール「熱い思い」とも連動できる。

では、どう「感動させる」のか…?
それは、「具体的にイメージできる苦しい経験からの”立ち上がりを魅せる」につきます。

ほら「はじめてのおつかい」ってみんな感動するでしょ?
あんなに嫌々と駄々こねていた子どもたち(イメージできる苦しい経験)が、絶対買い物に成功する(立ち上がり)…。同じ設計です😃

でも難しいのは、バランス(ここでも!)

たった1分しか時間がないのに、苦しい話に30秒も、40秒も使うのは勿体ない。同時に経験が「分かりやすくイメージさせる」必要もある…。

そこで、苦肉の策で、プレゼンを時間で物理的に配分し、その時間内に伝わる言葉にするようにしました。

10秒:イスラエル女子部とは
10秒:私の苦しい経験を明確にイメージさせる
15秒:イスラエルの詳細と、イスラエル女子部とは?
25秒:私が提供できる未来と、どう立ち上がったか?

通常、オーディエンスの雰囲気によってプレゼンを変えるものです。だから時間配分で逆算することはあまり、推奨されません。

壁その2:単に理解してもらうだけじゃ、ダメだ!

さぁ、内容がある程度決まった私ですが、次に着手したのが…「1分で話せ」を読み返すこと。

というのも、審査員の中に著者の伊藤羊一さんがいる。一人でも見方を作りたいじゃないですか(笑)。そこで、驚いたのが、

理解してもらうだけじゃ、ダメだ。
相手に行動させて、初めてプレゼンとなる…!!!

と記されていること…!理解させるだけでは、単なる自己満足にすぎないそう(確かに…そうだよねぇ…)

やばい…!私のプレゼンは、完全「イスラエル女子部」を理解させることに終わっていた💦

慌てて内容を付け加えようとするも1分しかない…。
そこで、行ったのが奥義「時間配分」+「セリフ」化です(笑)

先ほど同様時間配分を区切ります。

10秒:イスラエル女子部とは、ビジョンとは
10秒:私の苦しい経験を明確にイメージさせる
10秒:その点はイスラエルは?
10秒:イスラエルを通じてどう自分が立ち上がったか?
20秒:みんなにやってほしいこと、みんなで変えたい社会とは?

セリフ化させて、時間を合わせ、削れるところは、削ってゆく…。

例えば、はじめの10秒のイスラエル女子部とは...の部分。

【初稿】
はじめまして、イスラエル女子部の三木ありさと言います。
イスラエル女子部のビジョンは、家庭も、仕事も、両ドリする社会の創出です。

→「はじめまして」は削れるなぁ...
→「三木ありさ」って言わなくても、イスラエル女子部を知ってほしいよな...。だったら、ありさ削れるな...。
→「イスラエル女子部のビジョンは」って、自分ごとにしたら「私は」で削れるなぁ...
→「社会の創出です」って、簡単に「作りたい」でよいなぁ...

このような作業を10回ほど繰り返しました…。(こんな作業したの初めて…😲)

せっかく同じく受賞された、アヤパンがスピーチ文章を公開しているので、私もなぞってを公開してみます。(はずかしい…)

......................................

10秒:イスラエル女子部の三木です。
私は、家庭も、仕事も、両ドリできる社会を創りたい。

10秒:というのも、去年、妊娠したとき「うわ…仕事ができなくなる」と、素直に喜べなかったのが悲しかったです。

10秒:その点イスラエルは、出生率が3人を超えてOECDナンバーワン。
女性の社会進出も、第9位。
正に家庭も、仕事も、両ドリしてる…。

10秒:ユニークなのは、テクノロジー・サービス・そして知恵で勝ち取ったところ。

20秒:少子高齢化で財源のない日本は、マネできると思うんです。
そこで、私は、イスラエル女子部を今年1月に立ち上げました。
イスラエル式のやり方を一緒に実験してくれるかたを募集しています。
ぜひ、一緒に社会を変えましょう。ご清聴ありがとうございました。

壁その3:会場の形が見えない…。プレゼンデザイン、どうしよう?

最後の壁は…プレゼンデザインでした😅

というのも、初めての「Talk Your Will」。どんな段取りで、進むのか、誰がくるのか、前例がないので全くわかりません…。

しかし、人間は視覚で70%のことを理解しているため、スライドのあり・なしでは、聴衆の理解力が大きく変わる…。作らない選択肢はない…。

そこで、行ったのが、どんな会場でも使えるように、下記のように設定しました。

・1文16文字以下に
・スライドの上半分に文字をいれ
・写真を多用する

まず、1文16文字。これは、人間が瞬時に読まなくとも目で理解できる限界の文字数と言われています。

次に、スライドの上半分に文字を入れるのは、座っている場合、人の頭で足元が見れない事があります。だから、上半分に文字を入れることで遠い人も見やすくなる。

最後に、写真を多用…。文字より写真の方が雄弁に語ります。これは「1分で話せ」でも書いてあることですよね。

そこで出来たスライドは、こちら!(スライドシェアに公開しました)


結構仕込んで、頑張ってよかった

練に、練ったプレゼン。結果は、最年少で受賞できました…!(わーい🐶)

そして高校の時から、神様としてあがめていた澤さんに「よかったよ」と褒めていただけたこと…。本当に神様にしか見えなかった…。

何より幸せなのが、オーディエンスの皆様からいただいたポジティブフィードバック。

こんなデータが8枚もいただけるなんて…嬉しすぎる…。宝物として大事に胸にしまいます…。

(ぼそ…。)
(Newspicksフォローしてますって...どなたが書いてくれたんだろう...?(笑)嬉しいな)

Newspicksでのフォロー、他の方も是非お願いします(笑))

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高校から数えて、プレゼンを学び始めてかれこれ10年。

いっぱい失敗もしたし、いっぱい恥ずかしい思いもしました。

だけど、このような場できちんと結果を残せるようになったのは、昔から国内外から技術を学び・場数を踏み、めげずに積み上げたからなんだと思うのです。(昔の私、よー頑張った!えらい、えらいw)

日本人はプレゼンが下手と言われます。それは、グローバルと比べて場数が圧倒的に少ないからだそうです。

たった1回でも人前に立つと変わるのです。是非皆さんもチャレンジしてみてくださいね~。

ん?チャレンジしたい?そんな、あなたに…!

10/8(月)祝日13:00-16:00@塩尻で第二回開催するそーです🐶

詳しくお伝えしたいところですが、ページ公開してないそうで…。ページ公開したら、こちらに加筆しますね~。

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イスラエル女子部:Miki ALISSA(三木ありさ)

1992年生まれ。早大法学部在籍中にプリザーブドフラワー専門ブランド立ち上げに参画し、楽天ナンバーワンブランドに育てる。卒業後。外資系メーカーにその企業初の学卒マーケターとして採用されCRMを担当。その後、日本酒ベンチャーで新ブランド立ち上げに参画。現在は、イスラエルのハイテク製品を日本に展開する企業で新規事業開発マネージャーとして主にHealthTech、EdTech製品を担当。また、イスラエル女子部を立ち上げ代表に就任。これまで、延べ600名に「イスラエル×女性×教育・起業」などテーマに講演。詳しくは「Be a Strong Woman」を参照。



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