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【Film Camera】ファーストロールを振り返る

はじめに

Leica Ⅲcで撮影したフィルムのファーストロールが返ってきました。あまり上手くはいきませんでしたが、フィルム撮影の難しさを作例写真とともに振り返っていくことをこの記事の目的とし、文章を綴っていこうと思います。

フィルム写真は難しい

1.露出

フィルム写真は露出が難しいなと感じました。フィルム撮影の経験を沢山積んで露出を見極める力をつける必要がありそうです。
以下作例です。

カーブミラー越しの夕焼けがきれいだったので撮影したのですが、露出をミスり、白飛びをしてしまいました。
ハイライト側もシャドウ側も露出をミスしているように感じます。輝度差が激しいシーンではどちらかに露出を合わせることが好ましいのかもしれません。

2.構図が難しい

LeicaⅢcには水平を表示してくれる撮影補助機能なんて便利なものはありません。このことは分かりきっていたことですが、建物を撮影するときにはかなりの弊害が出るように感じました。

ビルの形と中央の窓にイタリアの国旗が掲げられいてかわいかったので撮影したのですが、水平がとれていなくて、ぶきっちょな写真になってしまいました。よく見ると、中央もとれていません。
フィルム写真なので完璧な水平を目指すのはハードルが高いのは重々承知なのですが、こちらの写真も少し斜めっているように感じます。いかに自分がデジタルの恩恵を受けていたかを思い知らされます。

3.最短撮影距離

これに関しては、フィルムだからというよりかはレンズの話になります。オールドレンズは最短撮影距離が長いものが多く、Leitz elmar 5cm f3.5も例外ではありません。このレンズは、最短撮影距離が1mとかなり距離があるので、道端に咲いている花を撮影するのは向かないかもしれません。

アジサイに綺麗な光が当たっていたので撮影したのですが、アジサイが主題にも関わらず、少し霞んでしまっています。

まとめ

ありきたりな感想ではありますが、やはりフィルム写真は難しいなと感じました。しかし、楽しいのもまた事実です。2ロール目、3ロール目の現像もすでに出しています。どんな写真が返ってくるのか楽しみで仕方ありません。現像を待つ時間も楽しめるのはフィルム写真の良いところですね。まだ始まったばかりのこの趣味をとことん楽しんでいきたいと思います。


これは上手く撮影できたのでは?と感じている一枚。
額縁構図的なものを狙った一枚。住宅街を上から見るのは壮観です。
壮観。
遠景のビル群がとても気持ち良かったので撮影した一枚。
これは個人的にはかなり挑戦的な構図。電線も構図に入れてしまえと思い撮影。良し悪しは不明。
川とダイナミックに空を撮影したかった一枚。川が目立っていないので工夫が必要かも。
夕焼けの雲を撮影しました。下のオレンジと上の暗めな青がいい感じ。露出を下げると色がくっきりと出てくれるっぽい。
ファーストロールの中で一番好きな写真。少し、ごみ(?)が入ってしまっているけど、それもフィルムっぽい気がして良い。
フィルムはデジタルと違って綺麗過ぎない、雑味がある感じがとてもいいと思っています。

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