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昭和な女 その④

こんにちわ。美人眉クリエイター大平美樹です。

昨年大好評だった「バリバリ昭和の営業」のリバイバル!

初めての飛び込み営業で、1件獲得した私でしたが・・・・

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【バリバリ昭和の営業〜その④〜】
これまでのあらすじ
…離婚を機に一念発起し、独学でSEの道へ。
数年金融系開発担当者として従事。その後新規開拓がミッションの営業一課へ。飛び込み営業初日に何もしないで新規獲得。意気揚々と会社に戻るも、係長からまさかのダメ出しが。。
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『これ、まずいよ』 

えっ 何? なんで?


私の頭の中は『???』だらけで
係長の顔を見たまま固まってしまった
係長は外資コンサル会社出身
かなりの切れ者で 一目置かれていた


でも金融系SE出身の私は
『クレジット系の経験や
 知識は私の方があるし』と密かに思っていた
『初めての新規獲得は、おめでとう。
 だけどさ…』
私よりも10歳年下の係長は
子持ちバツイチのおばさんに対して
まるで子供を諭す様に話し始めた…


係長が話した事は
①準備をしていったか
 👉住所を、調べただけ。丸腰
②お客様の話を聞いてきたか
 👉すぐやると言ってくれたから挨拶しただけ
③今後の流れやスケジュールを説明したか
 👉名刺渡したし『連絡します』と言っただけ


多少引きつりながら
それでも優しく『最初だからね』と係長
まあ間違いはあるけど獲得したんだもん!と思う私
しかしこんな事が問題ではなかった
(こんな事も出来ていないのに)


『手数料◯%で契約したんでしょ?確認した?』
『??お客様にですか?』
『上長に』
『いいえ』
『◯%じゃ、うち利益出ないよ』
『りえき?』
『そう利益。利益出なかったら意味ないよ。
 ◯%ならうちは赤だよ』


赤字ーーーーーーーーー💦

そう私の最大のミスは
クレジットの仕組みや知識不足ではなく
 どうしたら利益が出るのか
 どのくらいの利益を出せるのか
「数字」で考えていなかった事


私の見ていた数字は『1件獲得』の『1』だけで
お客様の売上、カード利用額から見た利益
様々な数字を全く見ていなかったのだ

唖然とする私に
『でも飛び込みした事はナイスファイト❗️
 初日から獲得出来た成功体験は大事だからね。
 次は準備して頑張ろう。お疲れ様』
笑顔の係長


しかし当時の私は
『でも今日獲得出来たのは私だけだし、
 そもそもそんな事聞いてないし、
 自由にやっていいって言われてるし』
『し』ばっかりで・・・


ろくに反省もしないで『わかりました』とから返事
全く謙虚な気持ちゼロ
それどころか
『次に儲かるところを取れば赤字なんてチャラ』
なんてヤクザな事を思っていました


そして次の日も私は、やさくれた気持ちで
動物病院めがけ飛び込み営業に
向かったのでした。。。


明日へ続く

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