016. 一瞬の「丁寧」を生活の中に。
忙しい日々の中で、自分を愛でるのが難しい。ちょっと立ち止まって内省することがイコールだけれど、それがきっちり出来ているか、疑わしい。
仕事が始まる。誰かにとってのゴールデンウイーク明けでも、あたしにとっては長くて短かった育休明けだ。
乗り換えの駅で足を踏まれる。菓子折りは潰され、セットした髪も乱れる。読んでいた本のページが閉じかける。ため息が漏れそうなのを押し殺してつり革に手をかける。
きっとこれから毎日続くであろう日常がそこにはある。
時々、自分の中にある小さな黒いグロテスクなものが、まっくろくろすけみたいに可愛らしい何かであればいいのにと思う。そしたらその場でまだかろうじて立っていられる気がする。
でもきっと「かろうじて立っていられる状況」はすでにSOSを求めている時なんだろうな。
自分の中のまっくろくろすけを満足させて消え入ってもらうために、立ち止まって小さな成功体験を積み重ねていきたい。
noteもそうだと思う。思ったことを書き出して、そして短くても完結させてアップさせる。これも小さな成功体験だし、生活の中の小さな「丁寧」に入る。
自分の中のモヤモヤが「言葉」にならなくて、誰かに説明しても説明になっていない時を食い止めるためにこうして書き連ねることは、とっても健康的だ。
そして人並みにのまれながらでも、行き帰りで読む小説に救われればいい。
今日も読む。
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