054. 掃除と言葉の連鎖
昨日の帰宅後「一箇所だけでも掃除するか」と床にクイックルワイパーをかけていた。気になる箇所一箇所だけだと決めていたけど、掃除し始めると他のところも気になってきて、いつのまにか部屋中が整ってきた。
あ、整うってこういうことだと身をもって知ると、このまま「小説書ける!」と思って綺麗になったテーブルの前に腰を下ろす。
結局家族が寝る時間になり中断はされたけれど、集中する環境を作るのには「気になる」という意識の流れ一つでこうして連鎖させることができる。
これは文字を書くときに似ている。ほんの少し、意識を集中させる。たった一言、気になるワードだけでいいから文字に落としてみる。連想ゲームだ。みるみるうちに言葉が繋がる。
夜は書くぞ!と決めている人にアドバイスするなら、帰ってきてすぐに腰を下ろさない、ってことだ。一度座ると意識が途切れがちになる。
帰ってきて、どこか一箇所、小さい箇所を「掃除」が次の自分の行動を自然と促す。
掃除面倒だなと思う人が大半だと思うから、言葉を変えよう。帰ってきて、いろんな雑念が脳に付着している自分、その「心を整える」作業だと思えばいい。
車のエンジンかける前に、今日もよろしくなと愛車をそっと撫でるのと似てるかもしれない。
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