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プレゼンテーション能力を高めるパフォーミングアーツ(演劇)
アメリカ人からみた日本人の不思議の一つに
『「日本人は何故?食べてみてください」「使っていただきたいのです」と
モノを持ってアメリカの会社に営業に行くのか?』
があると、クラファンの第1人者の板越ジョージはセミナーや講演会で語ります。
見たこともない、触ったこともないのに「共感しファンになる」「応援購入する」新規顧客を、このような「共感購入」の行動に導くのは、ストーリーとプレゼンテーション能力だと私は思っています。
大切なスキルはパフォーマンス
アメリカ人にとって、パフォーマンスは大切なスキルだと考えられています。演劇は、セリフを憶えたり、様々な役柄を演じることで、他の人生を体験します。それは自分の人生の枠を超えて、想像力やコミュニケーション能力を向上させることに繋がります。そのベースがあると、仕事でのセールストークに活かされたり、人柄としての信頼を気付いたりするのではないでしょうか。
私の息子は、玉川大学の芸術学部でパフォーミングアーツを学んでいます。2019年4月入学して一年生の冬にコロナ禍になり。これまでずっと舞台はYouTubeLIVEでの観劇でしたが、入学から3年目の2021年12月24日クリスマスイブの千穐楽で、初めて家族のみ招待してもらうことができました。
yahooニュースでも取り上げられています。
0からの立ち上げを実践・見える化
演劇はみんなで力を合わせてつくる総合芸術です。
親として、演劇を学ぶ子どもの授業料を支払う保証人になって3年、本人はコロナ禍で簡単にバイトさえできない社会の中、どちらも決して楽ではない生活。でも、初めてリアルな舞台をみながら懸命な学生に、これからの大きな可能性を感じました。
演劇を専攻すると、役者だけでなく様々なパートの授業をとることになります。メイクや衣装、照明、大道具・小道具、もちろん演技や演出も、すべてを一通り勉強するのです。
例えば、小道具の釘の頭が1ミリでていたことでドレスに引っ掛かりることを配慮できたり、キレイなメイクの役者にうまくスポットライトをあてる、白い幕に写す背景を考える、フライヤーや広報のビジュアルやキャッチがをつけるなど、学びから吸収したことを、実践し、見える化して、それを元に次の舞台にむけて改善するという、循環を4年間の中で行います。
そういった様々な分野の細かいことを勉強することによって、全体がどのようにうまく動くかを、考え理解し、実行にうつせるようになります。
ですから、将来、脚本家や役者・映画監督にならないとしても、すべてのパートを勉強しておけば必ず役に立つという考え方です。
みんなで力を合わせて作り上げる、どのパートのことも理解する、ということも、社会で生きていくためには大切です。個人主義も大切ですが、社会の一員として働くからには、チームワークを重視しなければなりません。
その要素が、演劇(パフォーミングアーツ)には含まれ、アメリカなど芸術学部がたくさんある国では社会勉強としても位置づけられているのです。
演劇を専攻する≠舞台役者になる
さて日本はというと、演劇を専攻できる大学は本当に少なく、また演劇を勉強すると言っただけで親から反対されるというケースが多々あります。演劇といえば売れない役者、アルバイトで食いつなぐ日々といった悪いイメージが湧くのかもしれません。
演劇を学び、その後、舞台美術の方向に行く人や、途中で気が変わって全く違う分野を専攻する人も。また演劇とコンピュータとか、演劇とビジネスといった二つの分野やってもいいと思います。NY異業種交流会のメンバーにはそのような方がたくさんいます。
ちなみに、人生を半世紀ぐらい生きてきたそんな人たちが卒業後にどのような仕事に就いていたかというと、ショービジネス、テレビ局、製作会社、広告会社、エンターテインメント系などです。クラファンの第1人者の板越ジョージは元ジャニーズJr.からの企業家です。私は、中学生の頃に演劇をしていて卒業後にアナウンサーや制作やプロモーションの仕事をしていました。
しかし今は、IT化が進みSNSなどで進自分たちで自由に情報が発信できる時代。そのためには、プレゼンテーション能力を高めるパフォーミングアーツ(演劇)が大事になるのです。
コロナ禍の学生だから経験できること
これまでの舞台は、私たち家族は全てYouTube配信で見ており、今回も舞台を配信するカタチで行われました。舞台中継は今までも存在していましたが、コロナ禍で突然の転換を迫られた「ZOOM演劇」など、配信する側も見る側も、日々の変化が多様化しています。
この転換は、クラファンをきっかけにした新事業のビジネス展開でもそうです。オンラインでMT Gをして、ワクワクを予告し販売する、プレスリリースし、作品をリアルや映像で配信しファンに届ける。パフォーミングアーツを学ぶ学生が、社会に出でそれぞれの場所で、先人を切って行く姿を楽しみにしたいと思います。
改めてそれを実感できた玉川大学芸術学部パフォーミングアーツの皆様と育んでいただく先生方に感謝致します。
パフォーミングアーツ(演劇)からの、夢をカタチにするトータルプロデュース・コーディネート能力、集客してみてもらうというビジネス能力、これらを自分のビジネスで活かすために大人になって学び身についてもプラスになります。
興味がでたらぜひ、やってみてください。
私が、クラファンをきっかけにビジネス戦略をサポートしてるプロセスは、まさにこの内容が含まれています。
「見ただけて応援予約してしまう」そのように心を動かす。自分では難しいなと思ったら、いつでもご相談ください。
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<執筆・相談>
クラファン総研株式会社
取締役 野 口 み き
クラウドファンディングコンサルタント®中小企業アドバイザー(中小機構)
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