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応援し購入したくなるランディングページ の構成とは?
新商品や新事業でクラウドファンディングをする前に作るランディングページ(LP)についてお話している第2回です。
第1回はこちら
LPはどのように構成するのか?
LPは構成をしっかり組むことが大切です。そう聞くと大変そうですが、LPには「ワイヤーフレーム」と呼ばれる構成あり、ワイヤーフレームに従って構成するだけである程度LPの型を作ることができます。
LPには主に以下の3つのエリアがあります。
ファーストビュー
ボディ
クロージング
では、エリアごとに紹介していきましょう
ファーストビュー
ファーストビューはLPの中でもっとも重要なエリアです。
新商品・新事業やそれから得られるメリットを表すメインビジュアルとともに、大きな文字・短くわかりやすい言葉で、支援者のニーズの核心をつくキャッチコピーを掲載します。
人の脳は他人と出会って3秒で好きか嫌いかを判断すると言われます。LPの場合も同じように、ファーストビューに求めている情報がなければ、スクロールして見られないされ可能性が高まるますね。ですから、最初の一瞬でいかにユーザーの興味を引き付けられるかが重要になります。
さらに詳しく見ましょう。
ファーストビューの構成要素は以下の3つです。
タイトルとキャッチコピー
サムネイル画像
コンバージョンボタン
▶︎タイトルとキャッチコピー
タイトルとキャッチコピーは支援者が求める内容になっているかが重要です。
ファーストビューの中でも特に目を惹くタイトルとキャッチコピーでは、興味を持つかたが流入してきた応援ページや検索キーワードに合ったものにし、興味がある方がLPを見たときに、イメージのギャップが起こらないようにします。
▶︎サムネイル画像
サムネイル画像は興味がある方が求めるイメージになっているかをチェックしましょう。
興味がある方に大きなインパクトを与えるサムネイル画像は、自分の悩みをか改善するもの、役に立つもの、将来なれるイメージや獲得できるものなど、興味がある方の想像力を刺激して、さらに知りたくなってもらうための重要な要素です。
さらに、応援ページや検索キーワード場合は流入元の画像を合わせ、親和性を持たせることで、興味を持つ方が持つイメージとのギャップを抑え、離脱を防ぐことができます。
▶︎コンバージョンボタン
クラウドファンディングの前に作るLPのコンバージョンボタンの役割は、『応援ページ』というファンの皆さんとともに新商品や新事業を創るコミュニティーに『招待』することです。
ですから、チェックすべきなのは「アクションを起こしやすいボタンになっているか」です。
立体的なボタンでクリックしたくなるデザインや、強調色を使用して目立たせるようなデザインのものが多いです。
コンバージョンボタンは、ファーストビューに配置することにより、ファーストビューで関心を持った方がそのままアクションする可能性が高くなります。
『応援ページ』はFacebookグループで作りますので、全体の情報は全てをスクロールしなければ確認できませんが、LPはそのまとめのページにもなりますので、すでに『応援ページ』に入ってもらっているファンの皆さんにとっては、LPのリンクがあることで、知り合いにも『紹介』しやすくなります。
LPを早く作ることにより、ボタンの色、キャッチコピー、配置場所を最適化することでLPのコンバージョン率の増加にもつながります。
ボディ
ボディでは新商品や新事業がどのようにしてあなたの役立つかを説明します。
起案者の信頼をますように、これまでの経験・強み・なぜしようと思ったのか・エビデンスや数値データ、などを活用してユーザーを納得させるエリアになります。
さらに詳しく見てみると、ボディの構成要素は以下の4つです。
メリットとその実証する
商品の具体的な情報
信頼性を高める
客観的な安心の提示
▶︎メリットと実証
応援ページや検索キーワードからLPを見た人が、どのような悩みを持ち、LPにたどり着いたのか?を想定します。
そして、あなたの強みや経験から、『改善策』を示しながら、興味を持つ方が顕在的・潜在的に求めている未来図を提示するエリアです。
またメリットの直後には提示したメリットに対して、裏付けとなる機能的な情報(エビデンス)を具体的に示します。
▶︎商品の具体的な情報
提示したメリットに対して、裏付けとなる新商品・新事業の機能的な情報を具体的に示します。
▶︎信頼性を高める
新商品・新事業の機能的な情報に対して、例えば、成分解説や製造現場、製造工程の紹介などを付け加えそれらが信頼できるものであることを提示します。
ECサイトでは、モノ撮りの写真だけが掲載されることが多いのですが、クラウドファンディングはストーリーが要になりますから、その前に作るLPにも、アイディアがカタチになるまでの過程・背景・それに関わる人や生活を描いていきます。
興味を持つ方は、離れていても写真や動画で作られる背景や作る人を知ることで、日に日に、信頼が増すようになるでしょう。
私も、コンサルタントとしてたくさんの案件に関わってきますが、オンラインで98%を行うので、一度もあった事がない、現地を訪れた事がないまま、クラファン成功に導く事が多いです。こちらの愛媛県の栗の案件が、100%オンラインの事例です。
しかし、会えなくても、行けなくても、赤ちゃんの頃から共に育ててきた石畳栗の母親になった気分ですし(笑)、毎週1回オンラインで話す起案チームは、親戚のような安心感と信頼感・暖かさです。離れていても、信頼は深まります。
▶︎客観的な安心の提示
さらに興味を持つ方が安心できるよう、客観的な情報を伝えます。自分たちが使ったみたり、モニターさんの声、関わってくれる専門家による解説など、起案チーム以外の方にも協力してもらいましょう。
クロージング
LPの最後に表示される「クロージング」は、今行動したいと思わせる理由づけのエリアとなります。
クラウドファンディングですから30日・45日など期間限定になります。クラウドファンディングでしか手に入らないお得なリターンなどの特典を用意することで、興味を持っていただいた方に、
『招待する』→『ファンになる』→『応援する』
そして、クラウドファンディングがスタートしたら、
『予約する』→『さらに友人や知り合いに広げたくなる』
の行動を後押しすることができます。
行動を後押しする要素には以下のものがあります。
○簡便性
○簡単3つのポイントで理解できる
○入力1分、メールを入力するだけなど
○緊急性
○先着〇〇名、期間限定など
○希少・プレミア性
○クラファン特典、限定プレゼントなど
このお話は、リターンのところでまた詳しく書いていきますね。
最後までお付き合い頂き、有難うございました。 これからも皆様にとって有益な情報をお届け致します。 どうぞよろしくお願いします。
発行 : 野口みき
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