久しぶりの出張本屋
実店舗をやる前は毎月行っていた出張古本屋。本を運んだりの負担が大きくて、ずいぶんとご無沙汰していたけれど、今日はほんとーっにひさしぶりに本や道具を車に積んで、郡上市山ノひゃくせいへ。
山の中のまるで部室みたいなゲストハウス、山ノひゃくせいには勝手にシンパシーを感じている。聞き手の尹さんのことも好きだし、山ノひゃくせいをやっている小野木さんやその周りのみなさんもよく庭文庫に来てくれる。しかもタイトルは「小野木淳が小野木淳を大いに語る」だ。こりゃ、小野木さんにとっての晴れ舞台。応援の気持ちと、ふたりの話が聞きたい気持ち、本も売れるといいな、という気持ちをもってsuperflyを流しながら高速道路を1時間半走る。
お昼、会場近くのお店でお腹いっぱいオニオンオムカレーを食べ(ももちゃんはハンバーグに感動し)山ノひゃくせいへ。車の中からうきうきしている。本をどんなふうに並べよう、どんな人が来るだろうか、どんな風に振る舞うか。
わたしは庭文庫のお店そのもののことが本当に好きで、だからこそ普段は、庭文庫にいるみきさんのイメージを壊さないようにしているのだな、と気がつく。(そんなイメージを誰が持つのか知らないが)出張本屋はその部分でかなり気楽だ。白Tにダルダルのジーパンだったこともあり、今日は半分ヤンキー(?)みたいな気持ちでやることにする。真面目じゃないが、重い荷物をガンガン運び、ばしばし動く人的な。(それはヤンキーなのか笑)
30分くらいで急いで設営をして、開始時間になったが参加者の半分も来ていない。なんてルーズだ!!とめっちゃ嬉しくなる。結局30分ほど押して人が集まりはじめ会がはじまる。
珈琲の提供もあったので、ももちゃんはわりとずっと珈琲を淹れ続け、わたしはレジしたりむぎと遊んだり珈琲を運んだり、なんだかんだゆっくり話は聞けなかったけれど、楽しかった。
いろんな人がいて、いろんな人生がある。いろんな場があり、いろんな集まりがある。
なんだか、わからないまま、トークはおわり、ゆるやかに夕食の準備へ移っていく。白米に鹿肉と有機野菜、野の草は本当に百姓のごはんのようでおもしろかった。
この記事(読書日記:『人類最古の文明の詩』大岡信)で書いたことをやってみようと、トーク中に小野木さん、みさとさん、尹さん、プラムさんという運営側の4人にあてた短い詩を、葉書に書いてこっそりあげた。まじで恥ずかしかった。出来は良くない。しかし、きっと渡すことが重要なのだ、と自分に言い聞かせ、要らなかったら破り捨ててくださいね、と伝えて渡した。プラムさんから、なんと!お返しの詩ももらったのだった。(うれし〜)
来てくれた他の方ともお話も、できて良かった。
また明日はいつも通りのお店。
いつもと違う気分でやれそうな気持ちがしている。