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読んでる人はタイミング?2度目の人生設計の必要性

◆人生再設計の時期は?


前回は、2度目の人生設計に関しての第一話を書きました。

では、人生再設計がなぜ必要なのか?とその時期はいつなのか
というところです。

最近、本当に長生きの方が多い。
100年が期限だとすると、ちょうど半分といえば50歳。

赤ちゃんのように、成長にするのが一生懸命な時期と比べて、
ばっちり意識的に生きているとすると、その50年という年月は
なかなか張り合いのあるものです。

無意識に生きるには長いし、やっぱり毎日生きるのならば
楽しくラクして生きたい(と私は思います。)

楽しくラクに生きるには、計画性も必要だということですね。

で、時期はいつがいいのか?というと
「自分がそう感じた時」。

そのタイミングが40代の人もいれば、
10代や20代などもっと早い人もいるでしょう。

他には「命を失うような経験をした人」も
その後の人生を考えるタイミングになることが多い。

違う表現をすると
「生きることに改めて真剣に向き合う時期」が
人生を再設計するタイミングとも言えます。

若い人は現在のご自身を、
若い人より少し年齢を重ねた人は自分の
10代、20代の頃を思い出してみてください。

多くの人が年齢の若いときは人生が終わることや
高齢になった時のことを考えることは少ないと思います。

その大きな理由の一つが「身体が健康だから」です。
おろそかにしがちな身体とその健康に関してですが、
人間もイチ生物。子孫を残すという目的のために、
DNAがプログラムされています。

子孫を残すためには、まずは生きていないといけない。
そして、健康であることが必須。健康を維持するために、
回復プログラムなどがしっかりと動いているわけです。

若いうちはいろいろな病気にかからない、
かかっても早く治るのはそのためです。

身体に不具合もなく、毎日元気な人にとって
「死」はとても遠くにあるもの。

そんなことに考えをめぐらすよりも、
学校のこと、勉強のこと、人間関係、将来のこと、
そちらに意識が向いているはずです。


しかし、そんな健康に関して心配しなくて良かった若いころから
ある程度の年齢を過ぎ、身の回りの環境や出来事の変化も相乗効果で、
以前は頭をよぎることもなかった「いつかは自分も死ぬのでは?」
という考えに意識が向くときが多分誰にでも来ます。


その時期が違うだけです。

若い時などに、命の危険があるような
病気を患い治癒した人は、意識していなかった
「いつか必ずやてくる死」という出来事に直面するので
その後は「いつか来る終わり」を意識して
毎日を生きるようになります。そういうタイミングなのです。


ただし、すべての人がそうとは限りません。
何歳になっても死を意識しないで生きている人もいますし、
反対に根拠もなく死ぬことを恐れて、不安真っただ中で毎日を
生きている人もいます。

死というものが厄介なのは、それが起こる
正確な時期がわからないからです。


人間は、ある程度の人生イベントの目安があります。
ある年齢になれば小学校へ通い、更に進学し、
就職の時期や結婚などの時期もおおよその目安という概念があります。


しかし、すべての人が経験することになる「死」は
個人差の最たるもの。

とても若い時にこの時期を迎える人もいれば、
100才過ぎても驚くほど元気に過ごしている人もいます。

決まった時期、決まった原因、決まった形がなく、
予測が出来ない。

そして現在の日本は死を不都合なこととして考え、
死とそれにまつわる事柄に目を背けて生きる、
宗教的に死を考える機会に乏しいという特徴があります。


死を自分にも関係するものとしてとらえる機会が少なすぎて、
いざその機会に遭遇した時にうろたえてしまうのです。


更に「核家族化」「お葬式の簡略化」もこの状況に拍車をかけています。

自分よりも高齢な人が身近にいないと
死という当たり前の出来事に接する機会も減ります。

家でおじいちゃん、おばあちゃんの面倒をみんなで見ることもなく、
その人の最期に立ち会う機会もないのと、
現在は多くの人が「病院」という空間で亡くなり、
生きているという現実から、亡くなるまでのプロセスに接する機会がない。


更にコロナの影響で、家族・親族などの
身近な人だけで済ませてしまう葬儀が主流になり、
葬儀に参列することが激減。

ますます死にまつわる出来事に触れる機会が減りました。
こんなことから、死を意識しない、出来ないのは
不思議なことではないのです。

あなたは、もし自分の死が近いということが分かったら
どのように考えますか?どのように感じますか?

もし、治らない病気にかかっていて、数か月後に
死んでしまうかも知れないと判明したら、どうしますか?

当然のこととも言えますが、予想もしていないことに
私たち人間は戸惑うし、現在2人に一人がかかると言われている
癌にしても、自分はかからないと考えている人のほうが
圧倒的に多いと思います。


自分がもし癌になったらと想定して、治療の選択、
治らなかったときのことを考えている人は、そういません。

まして、自分が死んだらという問いを自分に投げかけた人も
多いか少ないかと言ったら少ない。

でも、健康に気を使っていても、どんなに資産があっても、
どんなにあがいても、死はいつか必ず経験する出来事です。

終わりがいきなり来た時にも動じない、気にしないという方は
そのまま進まれていいでしょう。

しかし、自分の人生の終わりが来るなんて恐ろしくて考えられない人、
想像もしたくない人は
実際にその時が来ると、自分の想像をはるかに超えて
パニックになってしまうかも知れません。

現に癌の告知をされたことで、落ち込みから
鬱を発症する人は大変多いのです。

死ぬと決まっているわけではないのに、
癌は死につながる確率が高いという概念に影響され
予期していなかった現実に心が対応できなくなり
鬱になってしまう。

前回も書きましたが、心や思考の状態は
身体にも大きく影響します。

気力を失ったことから、さらに健康状態が下降する
というのは考えうることです。

当然起こりうる現実から目を背けて
その時に右往左往するよりも、

その出来事を踏まえて、自分の人生を構築する。
後者のほうが建設的です。

そんなことから、人生を再設計する機会はとても重要です。

人生再設計の機会を持てずに、残りの人生が
自分の期待とはまるで違ったものになっている人、
周りに好きなようにコントロールされている人が
実はたくさんいます。

事実として、人生は次に何が起こるか予測が難しい。
思い立ったら、これからの人生をどう生きるのかを
新たに考えてみてください。

自分軸コンサルタント
中島 みき

akinikudaisu718さんの画像を使わせていただきました。
ありがとうございます。

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