【幸せに生きるためには『自分と親友になろう』】
寒い週末とそこそ寒い月曜日ですが、
皆さまお元気ですか？
雨風しのげる家で、暖房点くのは幸せだと
私は毎日思います。
週末、オンラインでのご相談を沢山受けていました。
現代は、悩みと共に様々な心の病を患っている人が
本当に多い。
ご相談に答えながら、以前から機会がある度に
お伝えしている大切なことを今日はこちらにも
書いておこうと思います。
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【幸せに生きるためには『自分と親友になろう』】
悩んでいる方に必ず聞くことがあります。
「あなたは誰のことを気にして生きているの？
あなたは、誰のために生きているの？」
人は、私が想像しているよりも
周りの目を気にして生きています。
しかし、その周りの人は、他の人のことを
実はそれほど気にしていません。
とんちのようになりますが、
人目を気にしているということは、
自分を見ているその人がどんな人で、
何を考えているのかを気にしているのではありません。
人の目を気にしているということは、
「自分」が人にどう見られているのか、
「自分」が人にどう思われているのか、
本当は「自分」のことを一番気にしています。
そして問題なのは、自分から見た自分のことを
ほとんどの人が「知らない」という事実。
多くの人は、自分が思っている自分が
人からはどう見られているのかを知りたくて
答え合わせをしている訳ではなく、
周りの人が持っている自分像を組み合わせて
沢山の人に好かれる自分像を作ろうとしているのです。
根本的に、人目を気にしている人は
人に嫌われたくない、だから目立ちたくない、
周りに馴染んでいたいという気持ちを持っています。
周りに自分像を委ねている人は、良いとか、悪いとか、
自分の価値判断も周りに委ねてしまっているので、
周りの意見や態度に振り回されてしまうのです。
本当に不思議に思うのですが、
「自分のことをよく知らない人に、どうして自分の
評価をさせて、それを受け入れてしまうんだろう」
ということです。
会社の先輩や上司なんてもってのほか、
親友だろうが、兄弟姉妹だろうが、
あなたの親であっても
あなたのことを、よく分かっている訳ではありません。
知っているのは、あなたの一部分です。
では、他の誰よりもあなたのことを分かっている人物って
だれでしょう？
それは「あなた自身」です。
あなたは、自分がどんな経験をしてきて、
その時に何を感じたのか知っています。
何が得意で何が苦手なのかしっています。
あなたが、ちょっとさぼりたいと思って
勉強や部活をさぼってしまった時を知っています。
あなたが、どれほど頑張って勉強したり努力をして、
進学を決めたり、就職を決めたりしていることを知っています。
どうすればやる気が起きるのか、
どうするとやる気が無くなるのか知っています。
あなたが傷ついて一人泣いた夜のことも、
友達と喧嘩して後悔した時のことも、
友達と心が通じ合って嬉しくて仕方がなかった日のことも、
あなたが何を好きで、何が嫌いかも、
あなた自身が一番よく知っています。
だって、いつもあなたと一緒だからです。
あなたのことを誰よりも見ているからです。
私も昔は、人からの評判ばかり気にしていました。
友達に好かれるように、嫌われないように
自分の意見を抑え込んでいることもありました。
でも、ある時に強烈に気付いたのです。
「人に気に入られる自分でいても、
その人の気分などで評価が変わる時がある。
いつも大事にしてくれる訳じゃない。
一定の評価をすべての人から得られる訳じゃない。
それに、私のことを一番理解しているのは自分だ。
私は私が一番心地よく生きられるように
していくことが必要だ」と。
誰よりも人目を気にして生きてきた自分が
自分の評価を大事にしようと決心したときに
生き方がまったく変わりました。
この時が、私が自分自身と「親友」になった瞬間です。
自分自身と親友になると本当に良い影響が多くて、
絶対的な信頼感が常に自分の中心にあります。
自分は絶対に自分を裏切らないという確たる信頼感があると
自分の周りで何かが起こっても、気持ちが揺らがなくなります。
そして、自分の良さも欠点もよく理解して受け入れているので
自分に対して揺らがない自信が持てます。
人は「自信を持つこと」に誤解があり、
自信を持つ人はなんでもこなせて、出来ないことがない
状態でなければならず、しかも周りが認めてこそ
自信を持っていい存在だと。
自信とは、「自分を信頼していること」です。
自分としっかりつながっている人は、自分に絶大な信頼感があり、
それが自信につながっています。
周りで起きていることに悩む人、
人間関係で悩む人には、
まずは自分自身と親友になってもらうことを
強く勧めています。
「私はこういう人です」という明確なものがないと、
人の意見や評価を「真実だ」と思い込んでしまいます。
そしてその内容がマイナスであればあるほど、
人は苦悩します。
真実ではないことを受け入れるのはやめましょう。
でも、まずは何が「真実」なのかを
知る必要があります。
長くなりましたが、最後までお読みいただき
ありがとうございました。
中島 みき
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